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公開番号2024139616
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-09
出願番号2023050643
出願日2023-03-27
発明の名称低μ路面用金属製部材
出願人株式会社NIPPO
代理人弁理士法人プロウィン
主分類E01C 9/00 20060101AFI20241002BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】低いすべり抵抗値を実現しながらも、材料の安定供給と短納期を実現することが可能な低μ路面用金属製部材を提供する。
【解決手段】金属材料で構成されたベース部(10)と、ベース部(10)と一体に形成され、ベース部(10)から表面側に突出して形成された路面部(11)とを有し、路面部(11)にはベース部(10)からの高さが一定な平坦面部(11a)が設けられている低μ路面用金属製部材(100)。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
金属材料で構成されたベース部と、
前記ベース部と一体に形成され、前記ベース部から表面側に突出して形成された路面部とを有し、
前記路面部には、前記ベース部からの高さが一定な平坦面部が設けられていることを特徴とする低μ路面用金属製部材。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
請求項1に記載の低μ路面用金属製部材であって、
前記平坦面部には、複数の調整用凹凸が形成されていることを特徴とする低μ路面用金属製部材。
【請求項3】
請求項2に記載の低μ路面用金属製部材であって、
前記調整用凹凸は、前記平坦面部からの高さの差が0.1mm以上10mm以下の範囲であることを特徴とする低μ路面用金属製部材。
【請求項4】
請求項2に記載の低μ路面用金属製部材であって、
前記調整用凹凸は、幅が0.3mm以上25mm以下の範囲であることを特徴とする低μ路面用金属製部材。
【請求項5】
請求項2に記載の低μ路面用金属製部材であって、
前記調整用凹凸は、前記平坦面部の100cm

あたりに1個以上100個以下の密度で設けられていることを特徴とする低μ路面用金属製部材。
【請求項6】
請求項1に記載の低μ路面用金属製部材であって、
前記路面部の裏面側に、スペーサ部材が配置されていることを特徴とする低μ路面用金属製部材。
【請求項7】
請求項1に記載の低μ路面用金属製部材であって、
前記路面部の間に給排水用溝が設けられていることを特徴とする低μ路面用金属製部材。
【請求項8】
請求項1から7の何れか一つに記載の低μ路面用金属製部材であって、
前記金属材料はステンレスであることを特徴とする低μ路面用金属製部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、低μ路面用金属製部材に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車等の移動体の走行性能を試験する目的や、特殊な状況における運転技術を訓練するために、路面のすべり抵抗(μ値)が低いテストコースが用いられている。このようなテストコースは、路面上に水溜まりが生じた状態や路面凍結状態、圧雪状態を再現するために、道路表面をμ値の低いバサルトタイルで覆った構造を備えている(例えば特許文献1-3を参照)。
【0003】
従来の低μ路面用タイルとしては、玄武岩を溶融して鋳型に流し込み成形したタイルが知られている。また、このタイル上に散水することで、0.4未満の低いすべり抵抗(μ値)を実現している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3064774号公報
特開2000-290915号公報
特開2005-240305号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、バサルトタイルの原料として用いられる玄武岩は、産地によって含有成分が異なっているため、低μ路面用タイルに適した成分の玄武岩を産出する地域は限定されており、原料の安定供給を図ることが困難であった。また、玄武岩の溶融および成形を行う必要があるため加工に要する期間も長く、短納期でのテストコース敷設が困難であった。
【0006】
そこで本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、低いすべり抵抗値を実現しながらも、材料の安定供給と短納期を実現することが可能な低μ路面用金属製部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の低μ路面用金属製部材は、金属材料で構成されたベース部と、前記ベース部と一体に形成され、前記ベース部から表面側に突出して形成された路面部とを有し、前記路面部には、前記ベース部からの高さが一定な平坦面部が設けられていることを特徴とする。
【0008】
このような本発明の低μ路面用金属製部材では、ベース部を金属材料で構成し、路面部に平坦面部を備えていることで、低いすべり抵抗値を実現しながらも、材料の安定供給と短納期を実現することが可能となる。
【0009】
また、本発明の一態様では、前記平坦面部には、複数の調整用凹凸が形成されている。
【0010】
また、本発明の一態様では、前記調整用凹凸は、前記平坦面部からの高さの差が0.1mm以上10mm以下の範囲である。
(【0011】以降は省略されています)

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