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公開番号2024139370
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-09
出願番号2023050274
出願日2023-03-27
発明の名称音解析システム、音解析装置、音解析方法、及びプログラム
出願人日本電気株式会社
代理人弁理士法人ブライタス
主分類G01H 17/00 20060101AFI20241002BHJP(測定;試験)
要約【課題】住宅の構成に限定されることなく、簡単なシステム構成によって住宅の防音性能を評価する。
【解決手段】音解析システム10は、予め設定された周波数で音を発生可能な音発生装置20と、反響音を観測可能な音観測装置30と、音解析装置40とを備える。音解析装置40は、音発生装置20が特定空間100において予め設定された周波数で音を発生させ、音観測装置30が特定空間100における反響音を観測した場合に、周波数毎に、反響音が特定空間100内で反響していた時間を特定する、反響時間特定部41と、周波数毎に特定された時間を用いて、特定空間100における防音性能を解析する、音解析部42とを備えている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
予め設定された周波数で音を発生可能な音発生装置と、反響音を観測可能な音観測装置と、音解析装置と、を備え、
前記音解析装置は、
前記音発生装置が特定空間において予め設定された周波数で音を発生させ、前記音観測装置が前記特定空間における反響音を観測した場合に、前記周波数毎に、前記反響音が前記特定空間内で反響していた時間を特定する、反響時間特定部と、
前記周波数毎に特定された前記時間を用いて、前記特定空間における防音性能を解析する、音解析部と、
を備えている、ことを特徴とする音解析システム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記音解析装置において、前記音解析部が、前記周波数毎に算出された前記時間の平均値を算出し、算出した前記平均値によって、前記特定空間における防音性能を評価する、
請求項1に記載の音解析システム。
【請求項3】
前記音解析装置において、前記反響時間特定部が、前記音観測装置で観測された前記反響音の強さが一定になった時点から、前記特定空間が基準状態となる時点までの時間を、前記反響音が前記特定空間内で反響していた時間として特定する、
請求項1に記載の音解析システム。
【請求項4】
解析対象となる特定空間において予め設定された周波数で音が発生した場合に、前記周波数毎に、発生した音が前記特定空間内で反響していた時間を特定する、反響時間特定部と、
前記周波数毎に算出された前記時間を用いて、前記特定空間における防音性能を解析する、音解析部と、
を備えている、ことを特徴とする音解析装置。
【請求項5】
音発生装置が、特定空間において予め設定された周波数で音を発生させる、音発生ステップと、
音観測装置が、特定空間における反響音を観測する、音観測ステップと、
前記周波数毎に、前記反響音が前記特定空間内で反響していた時間を特定する、反響時間特定ステップと、
前記周波数毎に特定された前記時間を用いて、前記特定空間における防音性能を解析する、音解析ステップと、
を有する、ことを特徴とする音解析方法。
【請求項6】
前記音解析ステップにおいて前記周波数毎に算出された前記時間の平均値を算出し、算出した前記平均値によって、前記特定空間における防音性能を評価する、
請求項5に記載の音解析方法。
【請求項7】
前記反響時間特定ステップにおいて、前記音観測装置で観測された前記反響音の強さが一定になった時点から、前記特定空間が基準状態となる時点までの時間を、前記反響音が前記特定空間内で反響していた時間として特定する、
請求項5に記載の音解析方法。
【請求項8】
コンピュータに、
解析対象となる特定空間において予め設定された周波数で音が発生した場合に、前記周波数毎に、発生した音が前記特定空間内で反響していた時間を特定する、反響時間特定ステップと、
前記周波数毎に特定された前記時間を用いて、前記特定空間における防音性能を解析する、音解析ステップと、
を実行させる、プログラム。
【請求項9】
前記音解析ステップにおいて前記周波数毎に算出された前記時間の平均値を算出し、算出した前記平均値によって、前記特定空間における防音性能を評価する、
請求項8に記載のプログラム。
【請求項10】
前記反響時間特定ステップにおいて、前記音観測装置で観測された前記反響音の強さが一定になった時点から、前記特定空間が基準状態となる時点までの時間を、前記反響音が前記特定空間内で反響していた時間として特定する、
請求項8に記載のプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、部屋の防音性能を解析するための、音解析装置、音解析システム、及び音解析方法に関し、更には、これらを実現するためのプログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
集合住宅においては、建物の構造上、騒音の問題がユーザを悩ませている。このため、購入及び賃貸のいずれの場合であっても、ユーザにとっては、予め、部屋の防音性能を知ることが重要である。
【0003】
例えば、特許文献1は、住宅の音響性能を測定するシステムを開示している。特許文献1に開示されたシステムは、ノイズを発生する信号発生装置と、部屋に配置されたマイクロフォンと、騒音測定器と、オクターブリアルタイムアナライザと、コンピュータとを備えている。
【0004】
特許文献1に開示されたシステムでは、信号発生装置は、住宅の任意の1つの部屋に配置され、マイクロフォンは別の各部屋に配置される。そして、マイクロフォンで採取された音声データは、騒音測定器とオクターブリアルタイムアナライザとに送られ、オクターブリアルタイムアナライザは、部屋間における音圧レベルの差(室間音圧レベル差)を検出する。その後、コンピュータは、室間音圧レベル差に基づいて、残響時間を計算し、計算結果を画面に表示する。また、オクターブリアルタイムアナライザは、床衝撃音レベルを検出することもでき、コンピュータは、床衝撃音レベルも画面に表示する。特許文献1に開示されたシステムによれば、ユーザは、集合住宅における各部屋の防音性能を知ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平6-194217号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に開示されたシステムには、構成装置が多く、コストがかかるという問題がある。また、システムが大がかりであり、部屋が単一の住戸の防音性能の測定には適していないという問題もある。
【0007】
本開示の目的の一例は、住宅の構成に限定されることなく、簡単なシステム構成によって住宅の防音性能を評価することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本開示の一側面における音解析システムは、
予め設定された周波数で音を発生可能な音発生装置と、反響音を観測可能な音観測装置と、音解析装置と、を備え、
前記音解析装置は、
前記音発生装置が特定空間において予め設定された周波数で音を発生させ、前記音観測装置が前記特定空間における反響音を観測した場合に、前記周波数毎に、前記反響音が前記特定空間内で反響していた時間を特定する、反響時間特定部と、
前記周波数毎に特定された前記時間を用いて、前記特定空間における防音性能を解析する、音解析部と、
を備えている、ことを特徴とする。
【0009】
上記目的を達成するため、本開示の一側面における音解析装置は、
解析対象となる特定空間において予め設定された周波数で音が発生した場合に、前記周波数毎に、発生した音が前記特定空間内で反響していた時間を特定する、反響時間特定部と、
前記周波数毎に算出された前記時間を用いて、前記特定空間における防音性能を解析する、音解析部と、
を備えている、ことを特徴とする。
【0010】
また、上記目的を達成するため、本開示の一側面における音解析方法は、
音発生装置が、特定空間において予め設定された周波数で音を発生させる、音発生ステップと、
音観測装置が、特定空間における反響音を観測する、音観測ステップと、
前記周波数毎に、前記反響音が前記特定空間内で反響していた時間を特定する、反響時間特定ステップと、
前記周波数毎に特定された前記時間を用いて、前記特定空間における防音性能を解析する、音解析ステップと、
を有する、ことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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