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公開番号
2024140305
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-10
出願番号
2023051391
出願日
2023-03-28
発明の名称
組合せ秤
出願人
大和製衡株式会社
代理人
個人
主分類
G01G
19/387 20060101AFI20241003BHJP(測定;試験)
要約
【課題】近接する計量ユニット15A,15Bの各分散フィーダ5の各トップコーン4に対して、物品を安定して供給できるようにする。
【解決手段】トップコーン4を有する分散フィーダ5、直進フィーダ7、供給ホッパ8、及び、計量ホッパをそれぞれ含む計量ユニット15A,15Bと、各計量ユニット15A,15Bのトップコーン4へ物品をそれぞれ供給する物品供給フィーダ22A,22Bとを備え、各物品供給フィーダ22A,22Bの各トラフは、物品の搬送方向に沿って延びると共に、互いに平行であって、その一部が、物品の搬送方向に直交する方向で重なるように、並列配置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
物品を外周縁へ搬送する平面視円形のトップコーンを有する分散フィーダと、前記トップコーンの周囲に、該トップコーンの円周方向に沿って配置されて、前記トップコーンから供給される前記物品を搬送する複数の直進フィーダと、前記複数の直進フィーダから前記物品がそれぞれ供給される複数の供給ホッパと、前記複数の供給ホッパから供給される前記物品をそれぞれ計量する複数の計量ホッパとを含む計量ユニットとして、2つの第1,第2計量ユニットを備える組合せ秤であって、
前記第1,第2計量ユニットの前記トップコーンへ前記物品をそれぞれ供給する2つの第1,第2物品供給フィーダを備え、
前記第1,第2物品供給フィーダは、物品を搬送して各トップコーンへそれぞれ供給するトラフを有し、前記第1,第2物品供給フィーダの各トラフは、物品の搬送方向に沿って延びると共に、互いに平行であって、その一部が、前記物品の搬送方向に直交する方向で重なるように、並列配置されている、
ことを特徴とする組合せ秤。
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【請求項2】
前記第1,第2物品供給フィーダの各トラフは、前記第1,第2計量ユニットの平面視円形の各トップコーンの中心を結ぶ仮想線を挟んで一方側または他方側に片寄せてそれぞれ配置されている、
請求項1に記載の組合せ秤。
【請求項3】
前記第1,第2物品供給フィーダの各トラフは、前記物品の搬送方向に沿って延びる底板と、前記底板の前記物品の搬送方向に直交する幅方向の両側から起立する両側板とを有し、前記底板は、前記物品の搬送方向の終端が、前記両側板よりも前記物品の搬送方向の下流側へ延出する延出部を有する、
請求項1または2に記載の組合せ秤。
【請求項4】
前記第1,第2物品供給フィーダの各トラフの前記延出部は、前記底板の前記幅方向の両側の終端よりも第1,第2計量ユニットの各トップコーンの中心へそれぞれ延出している、
請求項3に記載の組合せ秤。
【請求項5】
前記第1,第2物品供給フィーダの各トラフは、前記底板の前記幅方向の前記両側の内の一方側の前記終端から前記トップ―ンへ物品を供給する第1供給路と、前延出部の延出端から前記トップコーンへ前記物品を供給する第2供給路と、前記底板の前記幅方向の前記両側の内の他方側の前記終端から前記トップコーンへ物品を供給する第3供給路とを備える、
請求項4に記載の組合せ秤。
【請求項6】
前記第1,第2計量ユニットの各トップコーンの周囲は、前記複数の直進フィーダが円弧状に配置される配置領域と、前記直進フィーダが配置されない非配置領域とに区分され、
前記第1,第2計量ユニットの各トップコーンは、前記第1,第2物品供給フィーダの各トラフから供給される前記物品を、前記トップコーンの円周方向に沿って該トップコーンの外周縁へ搬送するものであり、
前記配置領域と前記非配置領域との一方の境界に位置するトップコーン上には、平面視円形のトップコーンの中心から該トップコーンの外周縁まで延びる仕切壁が立設され、該仕切壁は、前記トップコーンの円周方向に沿って外周縁へ搬送される前記物品が、前記トップコーンの前記配置領域に対応する領域から前記非配置領域に対応する領域へ移動するのを阻止する、
請求項5に記載の組合せ秤。
【請求項7】
前記非配置領域の前記トップコーンの外周縁には、円周方向に沿って延びる案内壁が立設され、
前記第1供給路は、トップコーンの前記非配置領域に対応する領域へ前記物品を供給する、
請求項6に記載の組合せ秤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、物品を所定重量になるように組合せ計量して排出する組合せ秤に関する。
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【背景技術】
【0002】
組合せ秤として、例えば、特許文献1には、供給される物品を放射状に搬送する分散フィーダと、この分散フィーダの周囲に、円周状に配置されて分散フィーダからの物品を搬送する複数の直進フィーダと、複数の直進フィーダから供給される物品を一時保持して排出する複数の供給ホッパと、複数の供給ホッパから排出される物品を計量する複数の計量ホッパとを有する計量ユニットを、複数備える組合せ秤が開示されている。
【0003】
この特許文献1には、その図10に、2つの計量ユニットを近接して配置する構成が開示されている。この構成では、各計量ユニットの各分散フィーダの周囲の近接部分を除いて、複数の直進フィーダを各分散フィーダの周囲に円弧状にそれぞれ配置するようにしている。
【0004】
このように2つの計量ユニットの近接部分には、直進フィーダ、供給ホッパ及び計量ホッパ等を配置しないようにし、両計量ユニットの近接部分では、直進フィーダ等を脱着して行う清掃作業を不要としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-69101号公報(図10)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1では、2つの計量ユニットの各分散フィーダに対して、外部の供給装置からそれぞれ物品が供給されることが記載されているが、その具体的な構成については記載されていない。
【0007】
ここで、単一の供給装置から両計量ユニットの各分散フィーダへ物品をそれぞれ供給する場合を想定する。
【0008】
この場合、両計量ユニットの2つの分散フィーダ間の中央位置上方の単一の供給装置から物品を落下供給し、振分け装置によって、各分散フィーダ側へ物品を振分け、振分けられた物品を、直進フィーダの樋状のトラフで受けて、各分散フィーダの中心部上方へ搬送して供給することが考えられる。
【0009】
2つの計量ユニットは、上記のように近接して配置されるので、2つの計量ユニットの2つの分散フィーダも互いに近接することになる。このため、2つの計量ユニット間の中央位置から各分散フィーダの中心部までの距離は短くなる。
【0010】
したがって、前記中央位置で振分け装置によって振り分けられた物品を受けて、各分散フィーダの中心部上方へそれぞれ搬送する各直進フィーダの各トラフは、物品の搬送方向に沿う長さが短くなる。
(【0011】以降は省略されています)
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