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公開番号2024138721
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-09
出願番号2023049360
出願日2023-03-27
発明の名称炉内足場の構築方法
出願人光洋機械産業株式会社
代理人
主分類E04G 3/24 20060101AFI20241002BHJP(建築物)
要約【課題】炉内足場の組立作業及び解体作業を効率的に行い得ることのできる炉内足場の構築方法を提供する。
【解決手段】本発明の炉内足場の構築方法は、内部に空間を有する炉内において吊下げ式工法によって組み立てられる方法であって、折り畳まれた状態にある複数の足場ユニット10をボイラ炉1内の炉壁に形成された開口を通じてボイラ炉1内に搬送する搬送工程と、搬送された複数の足場ユニット10を折り畳まれた状態から組立て状態にする組上げ工程と、組上げ工程において組立て状態とされた足場ユニット10の一つを上方に吊上げる吊上工程と、吊上工程によって吊上げられた足場ユニット10の下方に、組上げ工程において組立て状態とされた、足場ユニット10とは異なる他の足場ユニット10を吊下げて連結する連結工程と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内部に空間を有する炉内において吊下げ式工法によって組み立てられる炉内足場の構築方法であって、
少なくとも複数スパンの長さを有しかつ略平板状の足場板と、前記足場板の両端部に設けられ上下方向に延びた一対の幅木と、前記各幅木の外側面に回動自在にそれぞれ支持された複数の支柱と、を有し、それらが折り畳まれた状態にある複数の足場ユニットを前記炉内の炉壁に形成された開口を通じて前記炉内に搬送する搬送工程と、
搬送された前記複数の足場ユニットを折り畳まれた状態から組立て状態にする組上げ工程と、
前記組上げ工程において組立て状態とされた前記足場ユニットの一つを上方に吊上げる吊上工程と、
前記吊上工程によって吊上げられた前記足場ユニットの下方に、前記組上げ工程において組立て状態とされた、前記足場ユニットとは異なる他の足場ユニットを吊下げて連結する連結工程と、
を有することを特徴とする、炉内足場の構築方法。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記組上げ工程では、
前記足場ユニット及び前記他の足場ユニットの各支柱を前記幅木の外側面に沿って回動させてそれぞれ立設させ、
前記足場板の上面に載置された手摺を取り出し、それらを前記支柱に掛止する、請求項1に記載の炉内足場の構築方法。
【請求項3】
前記連結工程では、
前記足場ユニットの各支柱の下端と、前記他の足場ユニットの各支柱の上端とをそれぞれ接続することにより、前記足場ユニット及び前記他の足場ユニットを連結する、請求項1に記載の炉内足場の構築方法。
【請求項4】
前記組上げ工程では、
前記吊上工程において上方に吊上げられた前記足場ユニットの下方とは異なる場所で、前記他の足場ユニットが折り畳まれた状態から組立て状態とされ、
その後、組立て状態とされた前記他の足場ユニットを、上方に吊上げられた前記足場ユニットの下方に移動させる、請求項1に記載の炉内足場の構築方法。
【請求項5】
前記吊上工程では、
上方に吊上げられた前記足場ユニットの下端高さが、前記足場ユニットの下方に移動される前記他の足場ユニットの上端高さよりも高くなるようにされ、
前記連結工程では、
前記他の足場ユニットを、前記足場ユニットに向かって上昇させてそれと連結させる、請求項4に記載の炉内足場の構築方法。
【請求項6】
前記連結工程によって連結された前記他の足場ユニットの下方に、前記他の足場ユニットと異なる1または複数の別の足場ユニットを連続的に吊下げて連結し、
前記足場ユニット、前記他の足場ユニット及び前記1または複数の別の足場ユニットが連結されてなる足場ブロックを組み立てる足場ブロック組立工程と、
前記足場ブロック組立工程によって組み立てられた複数の前記足場ブロック同士を左右方向に連結する足場ブロック連結工程をさらに含む、請求項1に記載の炉内足場の構築方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば火力発電所のボイラ炉の内部に設けられる炉内足場の構築方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば火力発電所のボイラ炉は、内部が中空状とされ、その炉底部が下方に向かうほど先細りとなったホッパー構造とされている。ボイラ炉の上部は高温、高圧の蒸気を発生させるための火炉部とされ、略四角柱状に形成されている(例えば特許文献1参照)。この炉底部及び火炉部では、例えばボイラ炉内部の点検や補修等のメンテナンス時において、内部に炉内足場が組み立てられる。
【0003】
炉内足場は、例えば吊下げ式工法(例えば特許文献2参照)が用いられて組み立てられる。図12は、吊下げ式工法を用いて組み立てられた従来の炉内足場の概略構成を示す側面図である。炉内足場61は、火炉部62のステージ63上において平面視で略四角枠状に構成されて構築される。なお、同図に示す炉内足場61は、説明の便宜上、高さ方向に8層とされているが、実際は15~20層ほどの炉内足場となる。
【0004】
特許文献2に示すように、吊下げ式工法では、例えば地面に載置された吊枠部材を上方に吊上げて、吊枠部材に複数の高さ調整支柱をそれぞれ取り付ける。そして、それぞれの高さ調整支柱に支柱を取り付けた後、吊桁部材をさらに上方に吊上げて、それぞれの支柱の間に手摺材、足場板等を取り付ける。以降、同様にして吊枠部材を間欠的に上方に吊上げて、下方に所定数の支柱、手摺材、足場板等の仮設部材を連結する。
【0005】
これら連結された支柱、手摺材、足場板等からなる足場ブロックを1単位として、その側方に他の足場ブロックが連結されて、図12に示すような炉内足場61が構築される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2012-52305号公報
特開2017-206859号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ここで、例えば火力発電所のボイラ炉では、設備停止による機会損失をできる限り少なくするために、ボイラ炉内に構築される炉内足場61の組立作業や解体作業を短時間で実施することが要請されている。
【0008】
従来の吊下げ式工法を用いた炉内足場61の構築方法では、支柱、手摺材、足場板等の仮設部材を一つ一つ連結しながら組み立てる。そのため、部品点数が多いことから作業性が悪く、炉内足場61の組立作業に長時間を費やすといった問題点があった。また、炉内足場61を解体する解体作業においても、複数種類の仮設部材を一つ一つ取り外す必要があり、同様に長時間を費やすといった問題点があった。
【0009】
さらに、炉内足場61を組立てる前の複数種類の仮設部材は、炉内のステージ63上といった限られた領域内に運搬し保管維持する必要がある。そのため、それら仮設部材の種類及び数量を管理することが非常に手間でありかつ煩わしいといった問題点もあった。
【0010】
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、炉内足場の組立作業及び解体作業を効率的に行い得ることのできる炉内足場の構築方法を提供することをその課題とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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