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公開番号2024138537
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-08
出願番号2024115127,2021026560
出願日2024-07-18,2021-02-22
発明の名称車両用シート
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/56 20060101AFI20241001BHJP(車両一般)
要約【課題】医学的ロジックに基づいて車両乗員の身体を温められる車両用シートを得る。
【解決手段】車両用シート10の第1のヒータ部42の発熱体の発熱温度は、他のヒータ部44~ヒータ部48よりも低い摂氏37度で発熱される。また、第1のヒータ部42は、車両乗員Sの心臓及び肺に対してシートバック16におけるシートクッション14からのシートバック16の立設方向側及びシート左右方向側の双方に対して直交する方向に正対する範囲を含んだ範囲に設けられる。心臓は、比較的低温で温めると、むくみ改善ホルモン(ナトリウム利尿ペプチド)が分泌される。また、肺が暖められると、肺胞が拡張される。これによって、血管への酸素の供給能力が向上される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
シートクッションのシート後側部分から立設され、前記シートクッションに着座した車両乗員の背もたれを構成するシートバックを有するシート本体と、
前記シートバックの立設方向に並んで前記シートバックに設けられた複数のヒータ部又は前記シートバックの立設方向に並んだ複数の領域を有し、立設方向に最上位の第1のヒータ部又は立設方向に最上位の領域に設けられた第1のヒータ部が他のヒータ部よりも低い温度で発熱されるヒータと、
を備える車両用シート。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記第1のヒータ部は、前記シートバックの厚さ方向に前記車両乗員の心臓及び肺と正対する部分を含んで構成される請求項1に記載の車両用シート。
【請求項3】
前記第1のヒータ部よりも立設方向下側に設けられ又は前記最上位の領域の立設方向下側の領域に設けられた第2のヒータ部は、前記シートバックの厚さ方向に前記車両乗員の腎臓と正対する部分を含んで構成される請求項1又は請求項2に記載の車両用シート。
【請求項4】
立設方向に最下位の第3のヒータ部又は立設方向に最下位の領域に設けられた第3のヒータ部は、前記シートバックの厚さ方向に前記車両乗員の骨盤と正対する部分を含んで構成される請求項1から請求項3の何れか1項に記載の車両用シート。
【請求項5】
前記第3のヒータ部よりも立設方向上側の第4のヒータ部又は最下位の領域よりも立設方向上側の領域に設けられた第4のヒータ部は、他のヒータ部以上の高温で発熱される請求項4に記載の車両用シート。
【請求項6】
前記第4のヒータ部は、前記シートバックの厚さ方向に前記車両乗員の腰部と正対する部分を含んで構成される請求項5に記載の車両用シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートクッションに着座した車両乗員の身体を温めることができる車両用シートに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に開示された構成では、シートバックの上部に左右一対のシートヒータを備えている。シートヒータは、制御回路によって発熱される。制御回路は、感圧センサ、血流センサ等へ接続されている。これらの感圧センサ、血流センサ等からの信号に基づき着座乗員が肩こりの症状を有すると判断した場合には、シートヒータが制御回路によって発熱される。しかしながら、この特許文献1には、着座乗員が肩こりの症状を有すると判断した場合の具体的指標がない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-283392号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記事実を考慮し、医学的ロジックに基づいて車両乗員の身体を温められる車両用シートを得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の車両用シートは、シートクッションのシート後側部分から立設され、前記シートクッションに着座した車両乗員の背もたれを構成するシートバックを有するシート本体と、前記シートバックの立設方向に並んで前記シートバックに設けられた複数のヒータ部又は前記シートバックの立設方向に並んだ複数の領域を有し、立設方向に最上位の第1のヒータ部又は立設方向に最上位の領域に設けられた第1のヒータ部が他のヒータ部よりも低い温度で発熱されるヒータと、を備える車両用シート。
【0006】
請求項1に記載の車両用シートによれば、シート本体のシートクッションには車両乗員が着座される。シートクッションのシート後側部分からは、シートクッションと共にシート本体を構成するシートバックが立設され、このシートバックが、シートクッションに着座した車両乗員の背もたれを構成する。ここで、シートバックにはヒータが設けられる。ヒータは、複数のヒータ部を有しており、複数のヒータ部は、シートバックの立設方向に並んでいる。又は、ヒータは、複数の領域を有しており、複数の領域は、シートバックの立設方向に並んでいる。また、立設方向に並んだ複数のヒータ部のうち、最上位の第1のヒータ部又は立設方向に並んだ複数の領域のうち、最上位の領域に設けられた第1のヒータ部は、他のヒータ部よりも低い温度で発熱される。
【0007】
このように、第1のヒータ部を他のヒータ部よりも低い温度で発熱させることで、医学的ロジックに基づいてシート本体に着座した車両乗員の身体を温めることができる。
【0008】
請求項2に記載の車両用シートは、請求項1に記載の車両用シートにおいて、前記第1のヒータ部は、前記シートバックの厚さ方向に前記車両乗員の心臓及び肺と正対する部分を含んで構成される。
【0009】
請求項2に記載の車両用シートによれば、ヒータの第1のヒータ部は、シートバックの厚さ方向に車両乗員の心臓及び肺と正対する部分を含んで構成される。ここで、心臓は、ヒータ部の温度をあまり上げずに、ゆっくりと温めると、ホルモン(ナトリウム利尿ペプチド)が分泌されてむくみが改善される。一方、肺は、温めると、肺胞が拡張される。これによって、血管への酸素の供給能力が向上される。このように、医学的ロジックに基づいてシート本体に着座した車両乗員の身体を温めることができる。
【0010】
請求項3に記載の車両用シートは、請求項1又は請求項2に記載の車両用シートにおいて、前記第1のヒータ部よりも立設方向下側に設けられ又は前記最上位の領域の立設方向下側の領域に設けられた第2のヒータ部は、前記シートバックの厚さ方向に前記車両乗員の腎臓と正対する部分を含んで構成される。
(【0011】以降は省略されています)

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