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公開番号
2024138161
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-07
出願番号
2024123283,2020074962
出願日
2024-07-30,2020-04-20
発明の名称
水路
出願人
日鉄建材株式会社
代理人
個人
主分類
E02B
5/02 20060101AFI20240927BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】大型化することが可能であり、施工性を向上させ、水密性を向上させ、維持管理を容易に行うことが可能となる水路を提供する。
【解決手段】本発明に係る水路100は、複数の波形鋼板が接合されて断面U字状に形成される水路100であって、底部11と、底部11における水路100の延伸方向Xに直交する幅方向Yの両端から上方に向けて折り曲げられる一対の立ち上がり部12、13と、を有する一枚の波形鋼板からなる第1波形鋼板10と、立ち上がり部12に接合される一枚の波形鋼板からなる第2波形鋼板20と、立ち上がり部12と第2波形鋼板20とが、延伸方向Xに並べて設けられる複数の接合部材41により接合される第1接合部4と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の波形鋼板が接合されて断面U字状に形成される水路であって、
底部と、前記底部における水路の延伸方向に直交する幅方向の両端から上方に向けて折り曲げられる一対の立ち上がり部と、を有する一枚の波形鋼板からなる第1波形鋼板と、
一方の前記立ち上がり部に重ね合わされて上下方向に接合される一枚の波形鋼板からなる第2波形鋼板と、
一方の前記立ち上がり部と前記第2波形鋼板とが、前記延伸方向に並べて設けられる複数の接合部材により接合される第1接合部と、
一の前記第1波形鋼板に前記延伸方向に隣接する他の前記第1波形鋼板と、
他の前記第1波形鋼板と上下方向に接合される他の前記第2波形鋼板と、
他の前記第1波形鋼板における一方の前記立ち上がり部と他の前記第2波形鋼板とが、前記延伸方向に並べて設けられる複数の接合部材により接合される他の前記第1接合部と、
一の前記第1波形鋼板と、他の前記第1波形鋼板と、一の前記第2波形鋼板と、を重ね合わせて連結する連結部と、を備え、
前記第1接合部は、前記連結部に隣接されるとともに上下方向に複数段に配置される接合部材を有すること
を特徴とする水路。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
一の前記第1波形鋼板と、他の前記第1波形鋼板と、を連結する第1の連結部と、
一の前記第2波形鋼板と、他の前記第1波形鋼板における前記立ち上がり部又は他の前記第2波形鋼板と、を連結する第2の連結部と、を備え、
前記第1の連結部と前記第2の連結部とは、前記延伸方向における位置が揃って配置されること
を特徴とする請求項1記載の水路。
【請求項3】
一の前記第1波形鋼板と、他の前記第1波形鋼板と、を連結する第1の連結部と、
一の前記第2波形鋼板と、他の前記第2波形鋼板と、を連結する第2の連結部と、を備え、
前記第1の連結部と前記第2の連結部とは、前記延伸方向における位置が異なって配置されること
を特徴とする請求項1記載の水路。
【請求項4】
前記第2波形鋼板は、上端に折り曲げられて形成される第1フランジ部を有し、
前記第1波形鋼板は、他方の前記立ち上がり部の上端に折り曲げられて形成される第2フランジ部を有し、
前記第1フランジ部及び前記第2フランジ部に取り付けられる一対の腹起し材と、
一対の前記腹起し材同士を繋ぐ切梁と、を更に備えること
を特徴とする請求項1記載の水路。
【請求項5】
他方の前記立ち上がり部に重ね合わされて上下方向に接合される一枚の波形鋼板からなる第3波形鋼板と、
他方の前記立ち上がり部と前記第3波形鋼板とを、前記延伸方向に並べて設けられる複数の接合部材により接合する第2接合部と、を備えること
を特徴とする請求項1記載の水路。
【請求項6】
前記第2波形鋼板は、上端に折り曲げられて形成される第1フランジ部を有し、
前記第3波形鋼板は、上端に折り曲げられて形成される第2フランジ部を有し、
前記第1フランジ部及び前記第2フランジ部に取り付けられる一対の腹起し材と、
一対の前記腹起し材同士を繋ぐ切梁と、を更に備えること
を特徴とする請求項5記載の水路。
【請求項7】
一の前記第1波形鋼板における前記立ち上がり部の上端の高さは、これに前記延伸方向に隣接する他の前記第1波形鋼板における前記立ち上がり部の上端の高さと、異なること を特徴とする請求項1記載の水路。
【請求項8】
前記第2波形鋼板は、一の前記第1波形鋼板における前記立ち上がり部と、これに前記延伸方向に隣接する他の前記第1波形鋼板における前記立ち上がり部と、に跨って配置されること
を特徴とする請求項1記載の水路。
【請求項9】
前記第1接合部は、接合部材が前記延伸方向に千鳥状に配置されること
を特徴とする請求項1記載の水路。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水路に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、灌漑用水路、農業用水路、工業用水路等の水路が知られている。このような水路は、U字状の鋼板が用いられて、地面に掘られた溝に設置される。水路に関する技術としては、例えば特許文献1~2の開示技術が開示されている。
【0003】
特許文献1の角度部用ステンレス水路材の製造方法は、流路方向に波形断面をなす波付けステンレス材からなる複数のステンレス水路材を流路方向に連結して構成するステンレス水路における角度部用のステンレス水路材を製造する方法である。
【0004】
特許文献2の水路は、波付け方向と直交する方向にU字状に折り曲げられた波形鋼板からなる水路本体と、水路本体の上縁部に、水路本体の長手方向に沿って取り付けられた腹起し材と、腹起し材間に取り付けられた切梁とから構成される水路において、腹起し材は、緩衝部材を介して水路本体に取り付けられていることを特徴とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-169056号公報
特開2018-76659号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、水路における流量を増加させる場合には、水路に用いられる部材を大型化して、流路断面を大きくする必要がある。しかしながら、水路に用いられる部材は工場で製作されてから現場に搬入されるものであることから、1枚の波形鋼板をU字状に形成した部材を大型化してしまうと運搬性が著しく低下してしまう。このため、1枚の波形鋼板をU字状に形成した部材は大型化ができない、という問題点があった。
【0007】
特許文献1~2の開示技術では、流路断面において複数の波形鋼板を接合してU字状に形成される。これにより、大型化には対応することができる。例えば、特許文献1の図12に開示された、底面が平面の波板とL字状の波板からなる構成の水路が、今までの大型水路である。この構成によれば底面の平板を幅広くする、又は、繋ぎ合わせることで大型化に対応可能である。また、L字状の波板を含めて積み重ね性がよいため、運搬効率が良く多用されてきた。しかしながら、特許文献1~2の開示技術では、波形鋼板同士が底部において流路方向に複数並べられたボルト等により接合されてU字状に形成される。
【0008】
このように、波形鋼板同士が水路の底部において接合されることにより、水路の底部の上側から波形鋼板同士を接合する必要があり、施工がしにくいという問題点があった。また、波形鋼板が用いられる水路は、不同沈下等の発生しやすい軟弱地盤に設けられ、地盤の変動に追従できるように、ある程度の変形が許容されるものである。しかしながら、波形鋼板同士の接合部分が水路の底部に設けられることにより、波形鋼板が変形した際には、波形鋼板同士の接合部分等から漏水してしまうおそれがあった。また、波形鋼板同士が水路の底部において接合されることにより、接合部分に草木やごみ等が堆積しやすく、定期的に堆積物を清掃等の維持管理が必要となる。清掃等する際には、スコップやバックホウ等が用いられるが、波形鋼板同士の接合部分が水路の底部にあることにより、清掃等の維持管理がしにくいという問題点があった。
【0009】
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、大型化することが可能であり、施工性を向上させ、水密性を向上させ、維持管理を容易に行うことが可能となる水路を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
第1発明に係る水路は、複数の波形鋼板が接合されて断面U字状に形成される水路であって、底部と、前記底部における水路の延伸方向に直交する幅方向の両端から上方に向けて折り曲げられる一対の立ち上がり部と、を有する一枚の波形鋼板からなる第1波形鋼板と、一方の前記立ち上がり部に重ね合わされて上下方向に接合される一枚の波形鋼板からなる第2波形鋼板と、一方の前記立ち上がり部と前記第2波形鋼板とが、前記延伸方向に並べて設けられる複数の接合部材により接合される第1接合部と、一の前記第1波形鋼板に前記延伸方向に隣接する他の前記第1波形鋼板と、他の前記第1波形鋼板と上下方向に接合される他の前記第2波形鋼板と、他の前記第1波形鋼板における一方の前記立ち上がり部と他の前記第2波形鋼板とが、前記延伸方向に並べて設けられる複数の接合部材により接合される他の前記第1接合部と、一の前記第1波形鋼板と、他の前記第1波形鋼板と、一の前記第2波形鋼板と、を重ね合わせて連結する連結部と、を備え、前記第1接合部は、前記連結部に隣接されるとともに上下方向に複数段に配置される接合部材を有することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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