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公開番号
2024138133
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-07
出願番号
2024122110,2023040377
出願日
2024-07-29,2017-11-30
発明の名称
経口組成物
出願人
株式会社東洋新薬
代理人
主分類
A61K
31/19 20060101AFI20240927BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】 優れた抗肥満効果や筋肉増強効果を示す経口組成物を提供すること。
【解決手段】 3-ヒドロキシ-3-メチル酪酸又はその塩と、葛の花、オオイタドリ、コツサイホ、筋骨草、及びトウガラシから選ばれる少なくとも1種の他素材とを含有する経口組成物である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
3-ヒドロキシ-3-メチル酪酸又はその塩と、筋骨草、コツサイホ、及びオオイタドリを含有する経口組成物(ただし、オオイタドリを含有する場合は、グルコサミンを含有する経口組成物を除く。)。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、3-ヒドロキシ-3-メチル酪酸又はその塩を含む経口組成物に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
3-ヒドロキシ-3-メチル酪酸(HMB)は、必須アミノ酸であるロイシンの代謝生成物であり、筋肉の合成促進や分解抑制にかかわっていることが知られている。しかしながら、体内でのHMB生成量は非常に少ないため、このHMBをサプリメント等として摂取する試みがなされている。
【0003】
このようなサプリメントに関し、3-ヒドロキシ-3-メチル酪酸カルシウム(HMBCa)及び結晶セルロースを含有する錠剤が提案されている(特許文献1参照)。この特許文献1では、結晶セルロースを用いることにより打錠性を改善し、表面に凹凸のない錠剤を得ている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-218158号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のように、HMBに関する検討はなされているが、HMBと他成分との効果に関する検討はあまりなされていない。
【0006】
本発明の課題は、優れた抗肥満効果を示す経口組成物を提供することにある。また、HMBのもつ筋肉増強効果を向上させた経口組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、HMB又はその塩と共に、特定の他素材を用いることにより、優れた抗肥満効果を示すことを見いだし、本発明を完成するに至った。また、HMB又はその塩と共に、特定の他素材を用いることにより、HMB又はその塩のもつ筋肉増強効果を向上させることができることを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明は、以下のとおりのものである。
[1]3-ヒドロキシ-3-メチル酪酸又はその塩と、セラミド、葛の花、オオイタドリ、コツサイホ、筋骨草、及びトウガラシから選ばれる少なくとも1種の他素材と、を含有することを特徴とする経口組成物。
[2]抗肥満組成物であることを特徴とする[1]に記載の経口組成物。
[3]筋肉増強組成物であることを特徴とする[1]に記載の経口組成物。
[4]他素材が、セラミド及び葛の花から選ばれる少なくとも1種である[3]に記載の経口組成物。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、優れた抗肥満効果を示す経口組成物を提供することができる。また、HMB又はその塩のもつ筋肉増強効果を向上させた経口組成物を提供することができる。特に、本発明によれば、運動と併用することで、より優れた抗肥満効果、筋肉増強効果を示す経口組成物を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の組成物(HMBCa+セラミド)を適用した場合の脂肪細胞の分化抑制作用の評価結果(細胞あたりの脂肪滴量)を示す図である。
本発明の組成物(HMBCa+葛の花)を適用した場合の脂肪細胞の分化抑制作用の評価結果(細胞あたりの脂肪滴量)を示す図である。
本発明の組成物(HMBCa+オオイタドリ)を適用した場合の脂肪細胞の分化抑制作用の評価結果(細胞あたりの脂肪滴量)を示す図である。
本発明の組成物(HMBCa+コツサイホ)を適用した場合の脂肪細胞の分化抑制作用の評価結果(細胞あたりの脂肪滴量)を示す図である。
本発明の組成物(HMBCa+筋骨草)を適用した場合の脂肪細胞の分化抑制作用の評価結果(細胞あたりの脂肪滴量)を示す図である。
本発明の組成物(HMBCa+トウガラシ)を適用した場合の脂肪細胞の分化抑制作用の評価結果(細胞あたりの脂肪滴量)を示す図である。
本発明の組成物(HMBCa+セラミド)を適用した場合のMyogenin遺伝子(myog)のmRNA発現量の測定結果を示す図である。
本発明の組成物(HMBCa+葛の花)を適用した場合のMyogenin遺伝子(myog)のmRNA発現量の測定結果を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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