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公開番号2024135712
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023046531
出願日2023-03-23
発明の名称バッテリモジュール
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01M 50/204 20210101AFI20240927BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】反応の均一性および異常検知温度を高くすることが可能なバッテリモジュールを提供する。
【解決手段】複数のバッテリセルが積層されているバッテリセル積層体11と、液体Lが充填されているとともに、バッテリセル積層体11が収容されている容器12と、容器12に充填されている液体Lを加圧する加圧部13と、を備える。バッテリセルは、固体電池セルであり、バッテリセル積層体11は、包装材で包装されている。液体Lは、オイルと、吸熱材料と、を含み、吸熱材料は、吸熱反応開始温度が80℃以上190℃以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
複数のバッテリセルが積層されているバッテリセル積層体と、
液体が充填されているとともに、前記バッテリセル積層体が収容されている容器と、
前記容器に充填されている液体を加圧する加圧部と、を備え、
前記バッテリセルは、固体電池セルであり、
前記バッテリセル積層体は、包装材で包装されており、
前記液体は、オイルと、吸熱材料と、を含み、
前記吸熱材料は、吸熱反応開始温度が８０℃以上１９０℃以下である、バッテリモジュール。
続きを表示（約 120 文字）【請求項２】
前記吸熱材料は、高分子化合物、無機塩または有機低分子化合物である、請求項１に記載のバッテリモジュール。
【請求項３】
前記包装材は、ラミネートフィルムである、請求項１または２に記載のバッテリモジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、バッテリモジュールに関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、多くの人々が手頃で信頼でき、持続可能かつ先進的なエネルギーへのアクセスを確保できるようにするため、エネルギーの効率化に貢献するバッテリモジュールの研究開発が実施されている。
【０００３】
バッテリモジュールは、例えば、複数のバッテリセルが積層されているとともに、包装材で包装されているバッテリセル積層体を備える。ここで、バッテリセルが全固体電池セルである場合、バッテリセルは、充放電に伴い、膨張収縮するため、バッテリモジュールの反応の均一性が低くなる虞がある。
【０００４】
特許文献１には、固体電解質を含む電池素子と、電池素子を収納し液体を充填した容器と、容器に充填した液体を介して電池素子を所定の圧力で加圧する加圧手段と、を備えリチウム電池が記載されている。ここで、固体電解質が、硫化物系固体電解質であり、液体がオイルである。また、電池素子が包装材によって包装されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２０１０－３４００２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
しかしながら、特許文献１のリチウム電池は、容器と電池素子との間に液体が存在しているため、異常発熱を検知する感度が鈍くなり、その結果、異常発熱を検知してから熱暴走するまでの時間が短くなる。このため、異常検知温度を低くする、すなわち、通常使用温度の上限を低くする必要があった。
【０００７】
本発明は、反応の均一性および異常検知温度を高くすることが可能なバッテリモジュールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
（１）複数のバッテリセルが積層されているバッテリセル積層体と、液体が充填されているとともに、前記バッテリセル積層体が収容されている容器と、前記容器に充填されている液体を加圧する加圧部と、を備え、前記バッテリセルは、固体電池セルであり、前記バッテリセル積層体は、包装材で包装されており、前記液体は、オイルと、吸熱材料と、を含み、前記吸熱材料は、吸熱反応開始温度が８０℃以上１９０℃以下である、バッテリモジュール。
【０００９】
（２）前記吸熱材料は、高分子化合物、無機塩または有機低分子化合物である、（１）に記載のバッテリモジュール。
【００１０】
（３）前記包装材は、ラミネートフィルムである、（１）または（２）に記載のバッテリモジュール。
【発明の効果】
（【００１１】以降は省略されています）

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