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公開番号2024135321
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023045947
出願日2023-03-22
発明の名称表皮取付構造及び表皮取付方法
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類A47C 31/02 20060101AFI20240927BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】表皮を容易にシートパッドに取り付けることができる表皮取付構造及び表皮取付方法を得る。
【解決手段】表皮取付構造10は、車両用シート12の内側に配置され、挿入孔32が形成されたベース部28と、シートパッド20の一部分を覆う第1表皮材24の端部24Aに固定された第1クリップ構成部材36と、シートパッド20の他の部分を覆う第2表皮材26の端部26Aに固定されかつ第1クリップ構成部材36と係合可能に構成された第2クリップ構成部材38と、を含んで構成され、第1クリップ構成部材36と第2クリップ構成部材38とが互いに係合された状態で、シート外側から挿入孔32に挿入されベース部28に係止されたクリップ34と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両用シートの内側に配置され、挿入孔が形成されたベース部と、
シートパッドの一部分を覆う第1表皮材の端部に固定された第1クリップ構成部材と、前記シートパッドの他の部分を覆う第2表皮材の端部に固定されかつ前記第1クリップ構成部材と係合可能に構成された第2クリップ構成部材と、を含んで構成され、前記第1クリップ構成部材と前記第2クリップ構成部材とが互いに係合された状態で、シート外側から前記挿入孔に挿入され前記ベース部に係止されたクリップと、
を有する表皮取付構造。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記クリップは、前記第1クリップ構成部材に形成された第1爪部構成部と前記第2クリップ構成部材に形成された第2爪部構成部とを含んで構成されると共に前記挿入孔に係止された爪部を備えている、
請求項1に記載の表皮取付構造。
【請求項3】
前記挿入孔は、前記ベース部を貫通して形成されており、
前記クリップは、挿入方向の先端部に前記爪部を備えており、
当該爪部は、前記ベース部における前記挿入孔のシート内側の孔縁部に係止されている、
請求項2に記載の表皮取付構造。
【請求項4】
前記クリップは、前記第1爪部構成部と前記第2爪部構成部との間に隙間を有している、
請求項2に記載の表皮取付構造。
【請求項5】
前記クリップは、前記挿入孔のシート外側の孔縁部に係止されたフランジ部を備えている、
請求項1に記載の表皮取付構造。
【請求項6】
前記挿入孔は、前記ベース部に複数形成されており、
前記クリップは、前記複数の挿入孔にそれぞれ挿入された複数の挿入部と、当該複数の挿入部を連結する前記フランジ部と、を備えている、
請求項5に記載の表皮取付構造。
【請求項7】
前記第1表皮材の前記端部は、前記第1クリップ構成部材の挿入方向の先端部において、前記第2クリップ構成部材と対向する面とは反対側の面に固定されており、
前記第2表皮材の前記端部は、前記第2クリップ構成部材の挿入方向の先端部において、前記第1クリップ構成部材と対向する面とは反対側の面に固定されている
請求項1に記載の表皮取付構造。
【請求項8】
シートパッドの一部分を覆う第1表皮材の端部に固定された第1クリップ構成部材と前記シートパッドの他の部分を覆う第2表皮材の端部に固定された第2クリップ構成部材とを互いに係合させてクリップを構成する係合工程と、
前記クリップを、車両用シートの内側に配置されたベース部に形成された挿入孔に挿入して、当該ベース部に係止する挿入工程と、
を有する表皮取付方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、表皮取付構造及び表皮取付方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、車両用シートにおいて、クッションパッド(シートパッド)の正面側表面を覆う表皮とクッションパッドの背面側表面を覆う背面材とを連結させる構造が開示されている。この技術では、表皮の端末部に縫製されたJフックを、背面材の端末部に縫製されたJフックに係合させることによって、表皮と背面材の各端末部同士が連結される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-45622号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載された技術では、表皮を引っ張りながらJフック同士を係合させる必要がある。このため、Jフック同士の係合作業は難しく、作業者の熟練度が低い場合に多大な時間を要する。よって、表皮を容易にシートパッドに取り付けるには、改善の余地がある。
【0005】
本発明は、上記の事実を考慮し、表皮を容易にシートパッドに取り付けることができる表皮取付構造及び表皮取付方法を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の本発明に係る表皮取付構造は、車両用シートの内側に配置され、挿入孔が形成されたベース部と、シートパッドの一部分を覆う第1表皮材の端部に固定された第1クリップ構成部材と、前記シートパッドの他の部分を覆う第2表皮材の端部に固定されかつ前記第1クリップ構成部材と係合可能に構成された第2クリップ構成部材と、を含んで構成され、前記第1クリップ構成部材と前記第2クリップ構成部材とが互いに係合された状態で、シート外側から前記挿入孔に挿入され前記ベース部に係止されたクリップと、を有している。
【0007】
請求項1に記載の本発明によれば、シートパッドの一部分は、第1表皮材に覆われる。また、シートパッドの他の部分は、第2表皮材に覆われる。ここで、第1表皮材の端部には、第1クリップ構成部材が固定されており、第2表皮材の端部には、第2クリップ構成部材が固定されている。
【0008】
表皮をシートパッドに取り付ける際には、まず、第1表皮材及び第2表皮材がシートパッドに被せられる。次に、ベース部の近傍で第1クリップ構成部材と第2クリップ構成部材とが互いに係合されて、クリップが構成される。そして、第1クリップ構成部材及び第2クリップ構成部材が係合された状態のクリップがベース部の挿入孔に挿入される。これにより、クリップがベース部に係止される。
【0009】
このように、第1クリップ構成部材と第2クリップ構成部材とが係合されて第1表皮材と第2表皮材とが連結された状態でクリップが挿入孔に挿入される。よって、クリップの挿入前には、第1表皮材と第2表皮材とをシートパッドから離れた位置で容易に連結することができる。また、クリップの挿入後は、第1表皮材及び第2表皮材をシートパッドに沿わせて張ることができる。
【0010】
請求項2に記載の本発明に係る表皮取付構造は、請求項1に記載の発明において、前記クリップは、前記第1クリップ構成部材に形成された第1爪部構成部と前記第2クリップ構成部材に形成された第2爪部構成部とを含んで構成されると共に前記挿入孔に係止された爪部を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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