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公開番号2024134545
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-03
出願番号2024043699
出願日2024-03-19
発明の名称コネクタ配置構成
出願人ヤザキ・ヨーロッパ・リミテッド
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H01R 13/641 20060101AFI20240926BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】CPA部材と切替え可能な電気回路を備える検出装置とを備えるコネクタ配置構成を提供する
【解決手段】コネクタ3及びコネクタと嵌合するように構成される対応する嵌合コネクタと、開状態と閉状態との間で移動可能であるように構成されるCPA部材1であって、閉状態においてコネクタと嵌合コネクタとの適切な嵌合を確認するのに適応しており、コネクタと嵌合コネクタとの偶発的な脱嵌合を防止するCPA部材と、CPA部材の閉状態を検出する為の検出装置5であって電気回路を備える検出装置と、を備えるコネクタ配置構成。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
コネクタ(3)及び前記コネクタ(3)と嵌合するように構成される対応する嵌合コネクタ(4)と、
開状態と閉状態との間で移動可能であるように構成されるCPA部材(1)であって、前記閉状態において前記コネクタ(3)と前記嵌合コネクタ(4)との適切な嵌合を確認するのに適応しており、前記コネクタ(3)と前記嵌合コネクタ(4)との偶発的な脱嵌合を防止するCPA部材(1)と、
前記CPA部材の前記閉状態を検出する為の検出装置(5)であって、この検出装置は電気回路(8)と前記電気回路を接続及び切断する為のばね接点(7)とを備え、前記ばね接点は弾性部材(9,10)を備え、前記CPA部材(1)が前記開状態から前記閉状態へ移動したときに、前記弾性部材は前記コネクタ(3)と前記嵌合コネクタ(4)との少なくとも一方により撓曲し、前記弾性部材は前記電気回路の導体部を含む、検出装置(5)と、
を備えるコネクタ配置構成。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
コネクタ(3)及び前記コネクタ(3)と嵌合するように構成される対応する嵌合コネクタ(4)と、
開状態と閉状態との間で移動可能であるように構成されるCPA部材(1)であって、前記閉状態において前記コネクタ(3)と前記嵌合コネクタ(4)との適切な嵌合を確認するのに適応しており、前記コネクタ(3)と前記嵌合コネクタ(4)との偶発的な脱嵌合を防止するCPA部材(1)と、
前記CPA部材の前記閉状態を検出する為の検出装置(5)であって、当該検出装置は電気回路(8)と前記電気回路を接続及び切断する為のばね接点(7)とを備え、前記ばね接点は弾性部材(9,10)を備え、前記CPA部材(1)が前記開状態から前記閉状態へ移動したときに、前記弾性部材は前記コネクタ(3)と前記嵌合コネクタ(4)との少なくとも一方により撓曲し、前記弾性部材は前記電気回路の導体部を含む、検出装置と、
を備え、
前記検出装置(5)は前記CPA部材(1)にのみ配置され、前記検出装置(5)は、モジュール部材が前記CPA部材(1)に接続されるか、前記CPA部材(1)に一体化されるかのどちらかである、
コネクタ配置構成。
【請求項3】
前記検出装置(5)は、前記コネクタ(3)と前記CPA部材(1)とに部分的に配置される、請求項1又は2のいずれかに記載のコネクタ配置構成。
【請求項4】
前記電気回路(8)は互いに電気絶縁された二つの接点部分(11)を有して、前記弾性部材(9)が前記二つの接点部分を架橋するのに適応しており、前記CPA部材(1)が前記閉状態にあるときに前記導体部は前記電気回路(8)を接続又は切断する、請求項1又は2のいずれか一項に記載のコネクタ配置構成。
【請求項5】
前記CPA部材(1)が前記閉状態にあるときに、撓曲した前記弾性部材(8)のばね張力が前記導体部を前記二つの接点部分(11)に押圧するか、又は前記二つの接点部分(11)から離間させる、請求項4に記載のコネクタ配置構成。
【請求項6】
前記弾性部材(9)は二つの脚部(20,21)を有し、前記導体部は一方の脚部から他方の脚部まで延在して、各脚部が前記二つの接点部分(11)の一方を前記導体部と接触させるのに適応している、請求項4に記載のコネクタ配置構成。
【請求項7】
前記二つの接点部分(11)は前記コネクタ(3)に配置され、前記弾性部材(9)は前記CPA部材(1)に配置される、請求項4に記載のコネクタ配置構成。
【請求項8】
コネクタ(3)及び前記コネクタ(3)と嵌合するように構成される対応する嵌合コネクタ(4)と、
開状態と閉状態との間で移動可能であるように構成されるCPA部材(1)であって、前記閉状態において前記コネクタ(3)と前記嵌合コネクタ(4)との適切な嵌合を確認するのに適応しており、前記コネクタ(3)と前記嵌合コネクタ(4)との偶発的な脱嵌合を防止するCPA部材(1)と、
前記CPA部材の前記閉状態を検出する為の検出装置(5)であって、この検出装置は電気回路(8)と前記電気回路を接続及び切断する為のばね接点(7)とを備え、前記ばね接点は弾性部材(9,10)を備え、前記CPA部材(1)が前記開状態から前記閉状態へ移動したときに、前記弾性部材は前記コネクタ(3)と前記嵌合コネクタ(4)との少なくとも一方により撓曲して、前記弾性部材は前記電気回路の導体部を含む、検出装置と、
を備え、
前記電気回路(8)は互いに電気絶縁された二つの接点部分(11)を有して、前記弾性部材(9)は前記二つの接点部分を架橋するのに適応しており、前記CPA部材(1)が前記閉状態にあるときに前記導体部は前記電気回路(8)を接続又は切断し、
前記電気回路(8)の少なくとも一部が回路基板(16)に配設されて、前記回路基板は前記導体(3)に配置され、前記二つの接点部分(11)は前記コネクタ(3)の係止アーム(6)に装着され、前記二つの接点部分は前記回路基板(16)の前記電気回路(8)に接続される、
コネクタ配置構成。
【請求項9】
前記検出装置(5)は二つの弾性部材(9,10)を有して、各弾性部材は前記電気回路(8)の導体部を備える、請求項2又は8のいずれかに記載のコネクタ配置構成。
【請求項10】
前記電気回路(8)は電気絶縁された接点ブリッジ(12)を有し、前記CPA部材(1)が前記閉状態にあるときに、前記弾性部材(9,10)は、前記接点ブリッジを前記両方の導体部と接触させることにより前記二つの導体部の間に電気接点を確立して、前記電気回路を接続又は切断するのに適応している、請求項9に記載のコネクタ配置構成。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本出願は、コネクタ及びコネクタと嵌合するように構成される対応する嵌合コネクタと、開状態と閉状態との間で移動可能であるように構成されるCPA部材であって閉状態においてコネクタと嵌合コネクタとの適切な嵌合を確認するのに適応していてコネクタと嵌合コネクタとの偶発的な脱嵌合を防止するCPA部材と、CPA部材の閉状態を検出する為の検出装置であって電気回路を備える検出装置と、を備えるコネクタ配置構成に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
コネクタ配置構成のコネクタ位置保証(「CPA」)部材は、電気コネクタが完全に嵌合したことを保証するように設けられる。CPA部材は、コネクタが完全に嵌合するまで係合できない二次ロックである。CPA部材が適切に設置及び配備されたことを更に証明するように、無線周波数識別(「RFID」)タグのような電気回路が使用される。
【0003】
特許文献1は、コネクタ位置保証の特徴を備えるRFID対応の電気コネクタを開示している。RFIDタグは、CPA特徴が完全に配備された後にのみ読取り可能である。電気コネクタは少なくとも二つの部品、つまりソケットとプラグとから成る。コネクタハウジングはソケットとプラグとの間に位置し、ソケットとプラグの両方がコネクタハウジングに接続される。CPA特徴が完全に配備されてしまうまで、RFIDタグは導電性材料、好ましくは導電性プラスチックにより被覆される。RFIDタグは、CPA特徴が完全に配備された後でのみ適切に読み取られ得る。
【0004】
被覆されたRFIDタグでは、信号漏出が課題となり得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
米国特許第11522319号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
CPA部材と切替え可能な電気回路を備える検出装置とを備えるコネクタ配置構成を提供することが目的となり得る。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1のコネクタ配置構成によりこの目的が達成される。従属請求項には実施形態が記載される。
【0008】
コネクタ配置構成は、コネクタ及びコネクタと嵌合するように構成される対応する嵌合コネクタと、開状態と閉状態との間で移動可能であるように構成されるCPA部材とを具備し、閉状態においてCPA部材はコネクタと嵌合コネクタとの適切な嵌合を確認するのに適応していてコネクタと嵌合コネクタとの偶発的な脱嵌合を防止する。コネクタ配置構成は更に、CPA部材の閉状態を検出するための検出装置を具備し、検出装置は、電気回路と電気回路を接続及び切断する為のばね接点とを有し、ばね接点は弾性部材又は少なくとも一つの弾性部材を具備し、CPA部材が開状態から閉状態へ移動するときに弾性部材はコネクタと嵌合コネクタとの少なくとも一方により撓曲し、弾性部材は電気回路の導体部を含む。
【0009】
電気回路と電気回路を接続及び切断する為のばね接点とを有する検出装置は、検出装置のオン及びオフを切り替えることができるので有利である。こうして電気回路を接続又は切断することによる電気回路の状態変化は、CPA部材が開状態から閉状態へ移動したことを示す。電気回路は、送信アンテナと、CPA部材が開状態から閉状態へ移動したことを無線で示す為の論理ブロックとのうち少なくとも一方を具備し得る。電気回路は特に、RFIDタグとRFIDアンテナとを具備し得る。こうして電気回路の接続及び切断は、送信アンテナと論理ブロックの一方又は両方の作動又は作動停止、あるいは送信アンテナ及び論理ブロックにより送信される情報の変更という結果を生じ得る。こうして作業者又は管理者は、CPA部材が開状態から閉状態に移動したとの通知を受け、コネクタが嵌合コネクタと適切に嵌合したことも間接的に確認する。通知は更に、検証目的で記録されてもよい。
【0010】
コネクタと対応する嵌合コネクタとは通常、電気接続、例えば高電圧接続を確立するのに使用される。CPA部材は接続位置保証部材を指し、これは、コネクタと嵌合コネクタとが適切に嵌合するまで係合することができないコネクタ配置構成の二次ロックである。CPA部材の開状態と閉状態とはCPA部材の位置を表し、開状態はCPA部材が係合していないことを意味して閉状態はCPA部材が係合していることを意味し、コネクタと嵌合コネクタとの適切な嵌合を確認して、コネクタと嵌合コネクタとの偶発的な脱嵌合を防止する。CPA部材の閉状態を検出する為の検出装置は、閉じているか、又は開いているかのCPA部材の状態を検出するものとしても記され得る。ばね接点の弾性部材は、撓曲によるばね張力が接続と切断のいずれかの状態に電気回路を保持するという利点を有する。電気回路の導体部を含む弾性部材は、弾性部材が導体部であり得るか導体部が弾性部材に装着され得ることを意味する。
(【0011】以降は省略されています)

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