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公開番号2024134253
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-03
出願番号2023044459
出願日2023-03-20
発明の名称磁気記録再生装置
出願人株式会社東芝,東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類G11B 5/02 20060101AFI20240926BHJP(情報記憶)
要約【課題】ライト動作寿命による磁気記録再生装置の寿命の低下を抑制する磁気記録再生装置を提供する。
【解決手段】磁気記録再生装置1は、記録面2bを有する磁気記録媒体2と、磁気記録ヘッド10(ライトヘッド10W、リードヘッド10R、アシスト素子100)と、第1磁気記録方式(隣接するトラックに間隔を置いて記録する通常記録方式)又は第1磁気記録方式とは異なる第2磁気記録方式(隣接するトラックを重ねて記録する瓦記録方式)のアシスト磁気記録を行った時のアシストパワー或いはアシストパワーの印加時間の少なくとも一方に基づいて、データ記録位置を制御するデータ記録位置制御部と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
記録面を有する磁気記録媒体と、
アシスト磁気記録ヘッドと、
第1磁気記録方式、または前記第1磁気記録方式とは異なる第2磁気記録方式のアシスト磁気記録を行った時のアシストパワー、または前記アシストパワーの印加時間の少なくとも一方に基づいて、データ記録位置を制御するデータ記録位置制御部とを含む磁気記録再生装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記アシストパワー及び前記アシストパワー印加時間に基づいてライト動作寿命に関連するライト動作寿命指標値を算出するライト動作寿命指標値演算部をさらに含み、前記データ記録位置制御部は、前記ライト動作寿命指標値に基づいてデータ記録位置を制御する請求項1に記載の磁気記録再生装置。
【請求項3】
前記ライト動作寿命指標値を保存する保存部をさらに含む請求項2に記載の磁気記録再生装置。
【請求項4】
前記ライト動作寿命指標値は、前記アシスト磁気記録ヘッドに関するヘッド動作寿命指標値、または前記記録面に関する媒体動作寿命指標値のうち少なくとも一方である請求項2に記載の磁気記録再生装置。
【請求項5】
前記第1磁気記録方式は、半径方向に隣接するトラックに間隔を置いて記録する通常記録方式であり、前記第2磁気記録方式は、少なくとも、半径方向に隣接するトラックを重ねて記録する瓦記録方式、または半径方向に隣接するトラックを互い違いに重ねて記録するインターレース記録方式である請求項1に記載の磁気記録再生装置。
【請求項6】
前記データ記録位置制御部は、第1ライト動作寿命指標値を有する第1データ記録位置に通常記録方式の書き込み命令を受けた際、前記第1データ記録位置を、前記第1ライト動作寿命指標値よりも高い第2ライト動作寿命指標値を有する第2データ記録位置に変更する請求項2に記載の磁気記録再生装置。
【請求項7】
前記データ記録位置制御部は、第1ライト動作寿命指標値を有する第1データ記録位置に通常記録方式または瓦記録方式の書き込み命令を受けた際に、
前記瓦記録方式では、前記第1データ記録位置は、前記第1ライト動作寿命指標値よりも高い第3ライト動作寿命指標値を有する第3データ記録位置に変更され、
前記通常記録方式では、前記第1データ記録位置は、前記第3データ記録位置のヘッドの第3ライト動作寿命指標値よりも高い第2ライト動作寿命指標値を有する第2データ記録位置に変更される請求項1に記載の磁気記録再生装置。
【請求項8】
前記記録面は、第1周速を有する第1領域と、前記第1周速よりも早い第2周速を有する第2領域とを有し、前記データ記録位置は前記第2領域に設けられ、前記アシスト記録ヘッドは通常記録方式に設定される請求項1に記載の磁気記録再生装置。
【請求項9】
前記記録面は、第1周速を有する第1領域と、前記第1周速よりも早い第2周速を有する第2領域とを有し、前記データ記録位置は前記第1領域に設けられ、前記アシスト記録ヘッドは瓦記録方式に設定される請求項1に記載の磁気記録再生装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、磁気記録再生装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
アシスト磁気記録で用いられる磁気ヘッド、例えば熱アシスト磁気記録に用いられる近接場光素子を備えた磁気ヘッドは、光源であるレーザーダイオードからの光を近接場光素子に当てることで、素子先端から近接場光を発生させ、磁気記録媒体の高い垂直磁気異方性を有する記録層を局所的に加熱する。加熱された記録層部分は保磁力が記録時において十分に低下するため、高記録密度化が可能になると期待される。
一方で、近接場光を発生させる際に近接場光素子内部の発熱が起こるため、記録を繰り返すことで近接場光素子へのダメージが蓄積し、最終的に記録層を十分に加熱できなくなり、記録不可となってしまうライト動作寿命が大きな課題である。
【0003】
このため、従来より、記録時のレーザー印加時間、レーザーパワー、及び半径位置を監視することにより、記録ヘッドの状態を推定する技術、あるいは記録ヘッドの使用量にばらつきが出ないようなアルゴリズムの技術などが開示されている。例えば、コールドデータのセットを動作寿命指標値の悪いデータ記録位置に移行するステップを設ける技術が提案されている、しかしながら、データ処理/応答性能に影響を与えるという不利点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許第9569121号明細書
米国特許出願公開第2019/227898号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の実施形態は、ライト動作寿命による磁気記録再生装置の寿命の低下を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態にかかる磁気記録再生装置は、記録面を有する磁気記録媒体と、アシスト磁気記録ヘッドと、前記第1磁気記録方式、または前記第2磁気記録方式のアシスト磁気記録を行った時のアシストパワー、または前記アシストパワーの印加時間の少なくとも一方に基づいて、データ記録位置を制御するデータ記録位置制御部とを含む。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態に係る第1磁気記録再生装置を示すブロック図である。
熱アシスト磁気記録用磁気ディスクの瓦記録方式の一例を表す図である。
実施形態に係る第2磁気記録再生装置を示すブロック図である。
実施形態に用いられるデータ記録位置の一例を表す図である。
実施形態に係る磁気記録再生装置の第1実施例の一部の横断面図である。
実施形態に係る磁気記録再生装置の動作例を表すフロー図である。
各磁気記録ヘッドのライト寿命指標値の例を表すグラフ図である。
実施形態に係る磁気記録再生装置の他の動作例を表すフロー図である。
各磁気記録ヘッドのライト寿命指標値の例を表すグラフ図である。
実施形態に係る磁気記録再生装置のさらに他の動作例を表すフロー図である。
各エリアのライト寿命指標値を表すグラフ図である。
実施形態に係る磁気記録再生装置のさらにまた他の動作例を表すフロー図である。
各エリアのライト寿命指標値を表すグラフ図である。
実施形態に係る磁気記録再生装置の第5実施例の一部の横断面図である。
図14の記録ヘッド部分をABS面からみた図である。
各ヘッドのライト寿命指標値を表すグラフ図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
実施形態に係る磁気記録再生装置は、記録面を有する磁気記録媒体と、アシスト磁気記録ヘッドと、データ記録位置制御部とを含む。データ記録位置制御部は、第1磁気記録方式、または第1磁気記録方式とは異なる第2磁気記録方式でアシスト磁気記録を行った時のアシストパワー、またはアシストパワーの印加時間の少なくとも一方に基づいて、データ記録位置を制御する。
【0009】
実施形態に使用されるアシスト磁気記録ヘッドは、第1磁気記録方式、または第2磁気記録方式のいずれの記録方式にも適用可能である。
実施形態によれば、データ記録位置制御部を用いて、第1磁気記録方式、または第2磁気記録方式でアシスト磁気記録を行った時のアシストパワー、またはアシストパワーの印加時間の少なくとも一方に基づいて、データ記録位置を制御することにより、ヘッドの動作寿命のばらつきを低減し、磁気記録再生装置の寿命を延ばすことを可能とする。
【0010】
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更であって容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
(【0011】以降は省略されています)

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