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公開番号
2024125952
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-19
出願番号
2023034105
出願日
2023-03-06
発明の名称
ボルト締結構造
出願人
株式会社東芝
,
東芝インフラシステムズ株式会社
代理人
弁理士法人サクラ国際特許事務所
主分類
F16B
5/02 20060101AFI20240911BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】ボルト締結構造における締結板同士の相対変位を容易に判定すること。
【解決手段】実施形態のボルト締結構造は、複数の締結板をボルトにより締結してなるボルト締結構造であって、ボルトのせん断方向耐力よりも小さいせん断方向耐力を有する検知用構造体を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の締結板をボルトにより締結してなるボルト締結構造であって、
前記ボルトのせん断方向耐力よりも小さいせん断方向耐力を有する検知用構造体を備えた、ボルト締結構造。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
前記検知用構造体は、前記複数の締結板を貫通するように配設されたピン状部材またはボルトからなることを特徴とする請求項1記載のボルト締結構造。
【請求項3】
前記検知用構造体は、前記複数の締結板の縁部と前記ボルトとの間に配設されたことを特徴とする請求項1記載のボルト締結構造。
【請求項4】
前記複数の締結板は複数のボルトにより締結され、
前記検知用構造体は、さらに前記複数のボルトの間に配設されたこと
を特徴とする請求項3記載のボルト締結構造。
【請求項5】
前記ピン状部材または前記ボルトと前記複数の締結板との間の間隙に防水シールドが封入されたことを特徴とする請求項4記載のボルト締結構造。
【請求項6】
前記検知用構造体は、前記複数の締結板の相対変位が所定の値を超えた場合に変形または破断することを特徴とする請求項1記載のボルト締結構造。
【請求項7】
前記検知用構造体は、少なくとも一方の端部が前記複数の締結板の表面から露出していることを特徴とする請求項1記載のボルト締結構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、ボルト締結構造に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
複数の締結板をボルトで固定するようなボルト締結構造においては、ボルトが破断に至る前に締結板のすべりを検知することが重要である。締結板のすべりを検知する方法としては、あらかじめ締結板同士に合いマークを付しておき、目視点検において当該マークのずれ具合をチェックする方法が知られている。
【0003】
しかし、締結板同士のわずかなずれ量を目視で計測するのは困難である。特にボルトの数が多い場合、点検負荷が大きい。また、実製品にマークを付すことが外観上好ましくない場合がある。従来、点検においてボルト締結板同士の相対変位を判定することが困難であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6939309号明細書
特許第5221984号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このように、従来のボルト締結構造においては、締結板同士の相対変異を判定することが難しいという問題がある。本発明が解決しようとする課題は、ボルト締結構造における締結板同士の相対変位を容易に判定することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態のボルト締結構造は、複数の締結板をボルトにより締結してなるボルト締結構造であって、ボルトのせん断方向耐力よりも小さいせん断方向耐力を有する検知用構造体を備えている。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1の実施の形態に係るボルト締結構造の構成を示す平面図である。
図1に示すボルト締結構造のII-II線矢視断面図である。
図1に示すボルト締結構造における締結板のずれを示す断面図である。
第1の実施の形態に係るボルト締結構造における締結板同士のすべり量とボルト締結構造のせん断荷重の関係を示す図である。
第2の実施の形態に係るボルト締結構造の断面構造を示す断面図である。
第2の実施の形態に係るボルト締結構造における締結板のずれを示す断面図である。
第3の実施の形態に係るボルト締結構造の構成を示す平面図である。
図7に示すボルト締結構造のVIII-VIII線矢視断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係るボルト締結構造について説明する。ここで、互いに同一または類似の部分には、共通の符号を付して、重複説明は省略する。
【0009】
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態のボルト締結構造の平面構成を示す図、図2は、図1に示すボルト締結構造のII-II線の矢視断面図である。
【0010】
図1および2に示すように、ボルト締結構造1は、平面形状の第1の締結板10および第2の締結板20を重ね合わせた構成を有する。重ね合わされた第1の締結板10および第2の締結板20は、第1の締結板10の外表面から第2の締結板20の外表面に向けて貫通する貫通孔15を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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