TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024131165
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023041258
出願日2023-03-15
発明の名称増幅回路及びシステム
出願人株式会社東芝,東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類H03F 3/34 20060101AFI20240920BHJP(基本電子回路)
要約【課題】オフセットが小さく、安定性、高速性に優れた増幅回路を提供する。
【解決手段】増幅回路1において、電流源回路11は、電流I1、I2が一定の大きさを有するように供給する。電流I2は、電流I1から出力回路15が流すことを求められる大きさのアイドル電流を引いた大きさを有し、電流I1より小さい。アイドル電流は、入力端INMの電圧が入力端INPの電圧と実質的に等しい間に出力回路15内に流れる電流であり、このとき出力端OUTに電流は流れない。差動回路12は、入力電圧VINM及びVINPに基づく大きさの電流I3及びI4を出力し、差動回路13は、差動回路12同様に、電流I5及びI6を出力する。減算回路14は、電流I3、I4及びI7を受け取り、電流I3の大きさから電流I7の大きさが減じられて得られる大きさの電流I8と電流I4の大きさから電流I7の大きさが減じられて得られる大きさの電流I9を出力する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1電流及び前記第1電流の大きさと異なる大きさを有する第2電流を出力する第1回路と、
前記第1電流を受け取り、第1電圧及び第2電圧を受け、前記第1電圧及び第2電圧に基づく大きさの第3電流、及び前記第1電圧及び第2電圧に基づく大きさの第4電流を出力する第2回路と、
前記第2電流を受け取り、前記第1電圧及び前記第2電圧を受け、前記第1電圧及び前記第2電圧に基づく大きさの第5電流、及び前記第1電圧及び前記第2電圧に基づく大きさの第6電流を出力する第3回路と、
前記第3電流の大きさから前記第5電流及び前記第6電流の和の第7電流の大きさが減じられた大きさの第8電流、及び前記第4電流の大きさから前記第7電流の前記大きさが減じられた大きさの第9電流を出力する第4回路と、
前記第8電流及び前記第9電流を受け取り、前記第8電流に基づく第10電流を第1端に出力し、前記第9電流に基づく第11電流を前記第1端に出力する第5回路と、
を備える増幅回路。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記第2回路は、
前記第1電流を受け取る第2端と、前記第3電流を出力する第3端と、前記第1電圧を受ける第1ゲートと、を含む第1トランジスタと、
前記第1電流を受け取る第4端と、前記第4電流を出力する第5端と、前記第2電圧を受ける第2ゲートと、を含む第2トランジスタと、
を含み、
前記第3回路は、
前記第2電流を受け取る第6端と、前記第5電流を出力する第7端と、前記第1電圧を受ける第3ゲートと、を含む第3トランジスタと、
前記第2電流を受け取る第7端と、前記第6電流を出力する第8端と、前記第2電圧を受ける第4ゲートと、を含む第4トランジスタと、
を含む、
請求項1に記載の増幅回路。
【請求項3】
前記第1トランジスタ及び前記第2トランジスタは、実質的に同じサイズを有し、
前記第3トランジスタ及び前記第4トランジスタは、実質的に同じサイズを有する、
請求項2に記載の増幅回路。
【請求項4】
前記第1トランジスタ、前記第2トランジスタ、前記第3トランジスタ、及び前記第4トランジスタは、実質的に同じ電流密度を有する、
請求項2に記載の増幅回路。
【請求項5】
前記第4回路は、前記第7電流を受け取り、第10電流及び第11電流を出力する第1カレントミラー回路を含み、
前記第3電流は、前記第8電流と前記第10電流との和であり、
前記第4電流は、前記第9電流と前記第11電流との和である、
請求項1に記載の増幅回路。
【請求項6】
前記第1カレントミラー回路は、第5トランジスタと、第6トランジスタと、第7トランジスタと、を含み、
前記第5トランジスタは、前記第1電流を出力する第3端と接続された第9端と、第5ゲートと、を含み、
前記第6トランジスタは、前記第2電流を出力する第5端と接続された第10端と、第6ゲートと、を含み、
前記第7トランジスタは、前記第5電流及び前記第6電流を受け取る第1ノードと接続された第11端と、第7ゲートと、を含み、
前記第7ゲートは、前記第11端、前記第5ゲート、及び前記第6ゲートと接続されている、
請求項5に記載の増幅回路。
【請求項7】
前記第5回路は、
前記第8電流を受け取り、前記第10電流を出力する第2カレントミラー回路と、
前記第9電流を受け取り、第12電流を出力する第3カレントミラー回路と、
を含む、
請求項1に記載の増幅回路。
【請求項8】
前記第2カレントミラー回路は、第8トランジスタと、第9トランジスタと、を含み、
前記第8トランジスタは、前記第3電流を受け取る第12端と、前記第12端と接続された第7ゲートと、を含み、
前記第9トランジスタは、前記第1端と接続された第13端と、前記第7ゲートと接続された第8ゲートと、を含み、
前記第3カレントミラー回路は、第10トランジスタと、第11トランジスタと、第12トランジスタと、第13トランジスタと、を含み、
前記第10トランジスタは、前記第4電流を受け取る接続された第14端と、前記第14端と接続された第9ゲートと、を含み、
前記第11トランジスタは、第15端と、前記第9ゲートと接続された第10ゲートと、を含み、
前記第12トランジスタは、前記第15端と接続された第16端と、前記第16端と接続された第11ゲートと、を含み、
前記第13トランジスタは、前記第1端と接続された第17端と、前記第11ゲートと接続された第12ゲートと、を含む、
請求項7に記載の増幅回路。
【請求項9】
前記第1回路は、第13電流を受け取り、前記第1電流及び前記第2電流を出力する第5カレントミラー回路を含む、
請求項1に記載の増幅回路。
【請求項10】
前記第5カレントミラー回路は、第14トランジスタと、第15トランジスタと、第16トランジスタと、を含み、
前記第14トランジスタは、前記第13電流を受け取る第18端と、前記第18端と接続された第13ゲートと、を含み、
前記第15トランジスタは、前記第1電流を出力する第19端と、前記第13ゲートと接続された第14ゲートと、を含み、
前記第16トランジスタは、前記第2電流を出力する第20端と、前記第13ゲートと接続された第15ゲートと、を含む、
請求項9に記載の増幅回路。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、増幅回路及びシステムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
微小な信号を増幅するセンサシステムに使われる増幅回路は、オフセットが小さいこと、高い利得を有すること、少ない電流しか消費しないこと、高速で動作すること、及び安定して動作することを求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2019/0190472号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
オフセットが小さく、安定性、高速性に優れた増幅回路を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施形態による増幅回路は、第1回路と、第2回路と、第3回路と、第4回路と、第5回路とを含む。上記第1回路は、第1電流及び上記第1電流の大きさと異なる大きさを有する第2電流を出力する。上記第2回路は、上記第1電流を受け取り、第1電圧及び第2電圧を受け、上記第1電圧及び第2電圧に基づく大きさの第3電流、及び上記第1電圧及び第2電圧に基づく大きさの第4電流を出力する。上記第3回路は、上記第2電流を受け取り、上記第1電圧及び上記第2電圧を受け、上記第1電圧及び上記第2電圧に基づく大きさの第5電流、及び上記第1電圧及び上記第2電圧に基づく大きさの第6電流を出力する。上記第4回路は、上記第3電流の大きさから上記第5電流及び上記第6電流の和の第7電流の大きさが減じられた大きさの第8電流、及び上記第4電流の大きさから上記第7電流の上記大きさが減じられた大きさの第9電流を出力する。上記第5回路は、上記第8電流及び上記第9電流を受け取り、上記第8電流に基づく第10電流を第1端に出力し、上記第9電流に基づく第11電流を上記第1端に出力する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、第1実施形態の増幅回路を含んだシステムの例を示す。
図2は、第1実施形態の増幅回路を含んだ増幅部の構成要素及び構成要素の接続を示す。
図3は、第1実施形態の増幅回路の構成要素及び構成要素の接続を示す。
図4は、第1実施形態の増幅回路の構成要素及び構成要素の接続のより詳細な例を示す。
図5は、第1実施形態の増幅回路の構成要素及び構成要素の接続のさらに詳細な例を示す。
図6は、第1実施形態の増幅回路の幾つかの要素の配置の例を概略的に示す。
図7は、第1実施形態の増幅回路による入力オフセットの分布を示す。
図8は、第1実施形態の増幅回路での周波数と位相との関係を示す。
図9は、第1実施形態の増幅回路での入力電圧差と出力電流との関係を示す。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に実施形態が図面を参照して記述される。或る実施形態又は相違する実施形態での略同一の機能及び構成を有する複数の構成要素は、互いに区別されるために、参照符号の末尾にさらなる数字又は文字が付加される場合がある。
【0008】
本明細書及び特許請求の範囲において、或る第1要素が別の第2要素に「接続されている」とは、第1要素が直接的又は常時或いは選択的に導電性となる要素を介して第2要素に接続されていることを含む。
【0009】
1.第1実施形態
図1は、第1実施形態の増幅回路を含んだシステムの例を示す。図1に示されるように、一例において、システム100は、センサ素子10、増幅回路20、オフセットキャンセル回路30、波形成型回路40、制御回路50、ドライバ回路60、及び負荷70を含む。
【0010】
センサ素子10は、センサの種類に基づいて生成される形式の信号を出力する。センサ素子10の例は、ホール素子を含む。ホール素子は、ホール効果を応用したセンサ素子である。センサ素子の信号には本来の信号以外にオフセットのような誤差を含む。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許