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公開番号
2024125624
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-19
出願番号
2023033560
出願日
2023-03-06
発明の名称
磁気ディスク装置
出願人
株式会社東芝
,
東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G11B
5/09 20060101AFI20240911BHJP(情報記憶)
要約
【課題】磁気ディスク上のキャッシュエリアにおいてATIに応じたリライトの実行を抑制した磁気ディスク装置を提供すること。
【解決手段】磁気ディスクは、複数のブロックを備える第1エリアと、ホストからライト先として指定される第2エリアと、が設けられている。第1メモリは、ホストから受信したライトデータを受ける揮発性のメモリである。コントローラは、複数のブロックのそれぞれについてATIの影響の度合いを推定し、ATIの影響の度合いが第1しきい値に達した第1ブロックと、隣接する2つのブロックと、をライト不可に設定する。コントローラは、複数のブロックのうちのライト不可に設定されておらず、かつ空きがある1以上のブロックのうちの一を選択し、第1メモリ内のライトデータのコピーを、少なくともライトデータを第2エリアにライトするまでの期間、選択された一のブロックに格納する。
【選択図】図13
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のブロックを備える第1エリアと、ホストからライト先として指定される第2エリアと、が設けられた磁気ディスクと、
前記ホストから受信したライトデータを受ける揮発性の第1メモリと、
前記磁気ディスクに対してデータのライトおよびデータのリードを行う磁気ヘッドと、
前記複数のブロックのそれぞれについてATI(Adjacent Track Interference)の影響の度合いを推定し、
前記複数のブロックのうちのATIの影響の度合いが第1しきい値に達した第1ブロックと、前記複数のブロックのうちの前記第1ブロックに隣接する2つのブロックと、をライト不可に設定し、
前記複数のブロックのうちのライト不可に設定されておらず、かつ空き(free space)がある1以上のブロックのうちの一を選択し、
前記第1メモリ内のライトデータのコピーを、少なくとも前記ライトデータを前記第2エリアにライトするまでの期間、前記選択された一のブロックに格納する、
コントローラと、
を備える磁気ディスク装置。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
不揮発性の第2メモリを備え、
前記コントローラは、
前記第1メモリに受けたライトデータのうちの未だ前記複数のブロックのいずれにもコピーされていないライトデータの量が第1量に達する毎に、未だ前記複数のブロックの何れにもコピーされていないライトデータを前記複数のブロックのうちから選択された一のブロックに格納し、
電源断が発生した場合、未だ前記複数のブロックの何れにもコピーされていないライトデータを前記第2メモリに退避し、
前記電源断の後に電源供給が開始された場合、前記複数のブロックに格納された1以上のコピーと、前記第2メモリに退避されたライトデータと、に基づいて前記第1メモリ内のライトデータを復元する、
請求項1に記載の磁気ディスク装置。
【請求項3】
前記コントローラは、
それぞれは前記複数のブロックのうちの一にかかるカウンタである複数のカウンタを管理し、
前記複数のブロックのうちの一のブロックである第2ブロックに対して前記第1メモリ内のライトデータのコピーのライトを行った場合、前記複数のブロックのうちの前記第2ブロックに隣接する2つのブロックのうち、未だオリジナルのライトデータの前記第2エリアへのライトが完了していないコピーが格納されているブロックにかかるカウンタをインクリメントし、
前記複数のブロックのうちの格納されている全てのコピーのオリジナルのライトデータの前記第2エリアへのライトが完了したブロックにかかるカウンタをリセットし、
前記複数のカウンタに基づき前記複数のブロックのそれぞれについてATIの影響の度合いを推定する、
請求項1または請求項2に記載の磁気ディスク装置。
【請求項4】
前記コントローラは、前記複数のカウンタのうちの最小値からの差分が前記第1しきい値に達したブロックを前記第1ブロックとして特定する、
請求項3に記載の磁気ディスク装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本実施形態は、磁気ディスク装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、磁気ディスク上にキャッシュエリアを有する磁気ディスク装置がある。そのような磁気ディスク装置においては、ホストからライトが要求されたデータが一時的にキャッシュエリアに保存され得る。
【0003】
磁気ディスクへのライトの際に隣接トラックに与える影響のひとつとして、隣接トラック干渉(Adjacent Track Interference:ATI)が知られている。一つのトラックに対するライトの回数に応じて、隣接トラックが受けるATIの影響が蓄積し、隣接トラックのデータはやがてリードが困難になる。よって、隣接トラックのデータのリードが困難になる前に、隣接トラックに対し、全データのリライトが実行される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許第10860490号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一つの実施形態は、磁気ディスク上のキャッシュエリアにおいてATIに応じたリライトの実行を抑制した磁気ディスク装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一つの実施形態によれば、磁気ディスク装置は、磁気ディスクと、第1メモリと、磁気ヘッドと、コントローラと、を備える。磁気ディスクは、複数のブロックを備える第1エリアと、ホストからライト先として指定される第2エリアと、が設けられている。第1メモリは、ホストから受信したライトデータを受ける揮発性のメモリである。磁気ヘッドは、磁気ディスクに対してデータのライトおよびデータのリードを行う。コントローラは、複数のブロックのそれぞれについてATI(Adjacent Track Interference)の影響の度合いを推定する。コントローラは、複数のブロックのうちのATIの影響の度合いが第1しきい値に達した第1ブロックと、複数のブロックのうちの第1ブロックに隣接する2つのブロックと、をライト不可に設定する。コントローラは、複数のブロックのうちのライト不可に設定されておらず、かつ空き(free space)がある1以上のブロックのうちの一を選択し、第1メモリ内のライトデータのコピーを、少なくともライトデータを第2エリアにライトするまでの期間、選択された一のブロックに格納する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態の磁気ディスク装置の構成の一例を示す模式的な図である。
図2は、実施形態の磁気ディスクの構成の一例を示す図である。
図3は、実施形態の磁気ディスクの記録面の半径方向に配列された複数のエリアの一例を示す図である。
図4は、実施形態の磁気ディスク装置が備えるメモリの構成の一例を示す模式的な図である。
図5は、実施形態の各メディアキャッシュエリアに設けられた複数のブロックの一例を説明するための模式的な図である。
図6は、実施形態のATI管理テーブルのデータ構造の一例を示す模式的な図である。
図7は、実施形態の磁気ディスク装置の、ライトデータの受信に応じた動作の一例を示すフローチャートである。
図8は、実施形態の磁気ディスク装置の、PLP機能に関する動作の一例を示すフローチャートである。
図9は、実施形態の磁気ディスク装置の、バッファエリア内の一時格納データをLBAエリアにライトする動作の一例を示すフローチャートである。
図10は、実施形態のATIカウンタのインクリメントの動作の一例を示すフローチャートである。
図11は、実施形態のATIカウンタのリセットの動作の一例を示すフローチャートである。
図12は、実施形態のATIカウンタに基づくライト不可の設定の動作の一例を示すフローチャートである。
図13は、図10~図12に例示された動作の具体例を説明するための模式的な図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかる磁気ディスク装置を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。
【0009】
(実施形態)
図1は、実施形態の磁気ディスク装置1の構成の一例を示す模式的な図である。
【0010】
磁気ディスク装置1は、ホスト2に接続される。磁気ディスク装置1は、ホスト2から、ライトコマンドやリードコマンドなどの、アクセスコマンドを受信することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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