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公開番号
2024130760
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023040655
出願日
2023-03-15
発明の名称
X線厚み測定装置
出願人
株式会社東芝
,
東芝インフラシステムズ株式会社
代理人
弁理士法人iX
主分類
G01B
15/02 20060101AFI20240920BHJP(測定;試験)
要約
【課題】異常発生の予兆が検知された場合には、異常発生が予期される要素を割り出すことができるX線厚み測定装置を提供することである。
【解決手段】実施形態に係るX線厚み測定装置は、フィラメントと、ターゲットと、を有するX線発生部と、前記X線発生部から照射され、測定対象物を透過したX線を検出可能なX線検出部と、第1の回路を介して、前記フィラメントに電気的に接続されたドライブ電源と、第2の回路を介して、前記フィラメントと、前記ターゲットと、に電気的に接続された管電源と、ドライブ電圧、およびドライブ電流を検出可能なドライブ検出部と、管電圧、および管電流を検出可能な管検出部と、前記ドライブ電圧、前記ドライブ電流、前記管電圧、および前記管電流のそれぞれの検出値に基づいて、異常発生の予兆を検知し、前記異常発生の予兆が検知された場合には、検知された前記異常発生の予兆の内容に応じて、前記異常発生が予期される要素を割り出すコントローラと、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
フィラメントと、ターゲットと、を有するX線発生部と、
前記X線発生部から照射され、測定対象物を透過したX線を検出可能なX線検出部と、
第1の回路を介して、前記フィラメントに電気的に接続されたドライブ電源と、
第2の回路を介して、前記フィラメントと、前記ターゲットと、に電気的に接続された管電源と、
ドライブ電圧、およびドライブ電流を検出可能なドライブ検出部と、
管電圧、および管電流を検出可能な管検出部と、
前記ドライブ電圧、前記ドライブ電流、前記管電圧、および前記管電流のそれぞれの検出値に基づいて、異常発生の予兆を検知し、前記異常発生の予兆が検知された場合には、検知された前記異常発生の予兆の内容に応じて、前記異常発生が予期される要素を割り出すコントローラと、
を備えたX線厚み測定装置。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
前記コントローラは、前記ドライブ電圧、および前記ドライブ電流に前記異常発生の予兆が検知され、且つ、前記管電圧が検出されなかった場合には、前記第2の回路に設けられたトランス、および整流回路の少なくともいずれかに異常発生が予期されると判定する請求項1記載のX線厚み測定装置。
【請求項3】
前記X線発生部は、前記フィラメントおよび前記ターゲットが設けられたX線管と、冷媒と、を内部に収納可能な容器をさらに備え、
前記容器の外部には、前記ターゲットに電気的に接続された第1の防水コネクタと、前記フィラメントに電気的に接続された第2の防水コネクタが設けられ、
前記コントローラは、前記管電圧に前記異常発生の予兆が検知された場合には、前記X線発生部、前記第1の防水コネクタ、および前記第2の防水コネクタの少なくともいずれかに異常発生が予期されると判定する請求項1記載のX線厚み測定装置。
【請求項4】
前記コントローラは、前記管電流に前記異常発生の予兆が検知された場合には、前記第1の回路、および前記フィラメントの少なくともいずれかに異常発生が予期されると判定する請求項1記載のX線厚み測定装置。
【請求項5】
前記コントローラは、前記管電圧、および前記ドライブ電圧に前記異常発生の予兆が検知された場合には、前記第2の回路に設けられたトランス、および整流回路の少なくともいずれかに異常発生が予期されると判定する請求項1記載のX線厚み測定装置。
【請求項6】
前記コントローラは、割り出された前記要素と、要因と、を表示装置に表示する請求項1または2に記載のX線厚み測定装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、X線厚み測定装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、24時間稼働している鉄や非鉄などの圧延ラインにおいて、圧延された板材の厚みをオンラインで測定するX線厚み測定装置がある。この様なX線厚み測定装置は、測定対象である板材にX線を照射するX線発生部と、板材を透過することで減衰したX線を検出するX線検出部とを備えている。
【0003】
ここで、X線厚み測定装置が故障すると、例えば、圧延ラインにおける板材の厚みの制御、および板材の厚みの監視ができなくなるので、圧延作業が継続できなくなる。この場合、故障が発生した要素の交換やオーバーホールなどを行えば、圧延ラインを復旧させることができる。
【0004】
ところが、X線発生部や、X線発生部を制御する回路の要素を交換した際には、交換したX線発生部や、交換した回路の要素をオンラインで調整する必要があるため、圧延ラインの迅速な復旧が困難となる。そのため、管電圧、管電流、ドライブ電圧、およびドライブ電流のいずれかに発生した異常値に基づいて、異常発生の予兆を検知する技術が提案されている。
【0005】
しかしながら、異常発生の予兆を検知するだけでは、異常発生が予期される要素を特定することができない。異常発生が予期される要素が特定できなければ、要素の迅速な交換作業などが困難となる。
そこで、異常発生の予兆が検知された場合には、異常発生が予期される要素を割り出すことができるX線厚み測定装置の開発が望まれていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-144925号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、異常発生の予兆が検知された場合には、異常発生が予期される要素を割り出すことができるX線厚み測定装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
実施形態に係るX線厚み測定装置は、フィラメントと、ターゲットと、を有するX線発生部と、前記X線発生部から照射され、測定対象物を透過したX線を検出可能なX線検出部と、第1の回路を介して、前記フィラメントに電気的に接続されたドライブ電源と、第2の回路を介して、前記フィラメントと、前記ターゲットと、に電気的に接続された管電源と、ドライブ電圧、およびドライブ電流を検出可能なドライブ検出部と、管電圧、および管電流を検出可能な管検出部と、前記ドライブ電圧、前記ドライブ電流、前記管電圧、および前記管電流のそれぞれの検出値に基づいて、異常発生の予兆を検知し、前記異常発生の予兆が検知された場合には、検知された前記異常発生の予兆の内容に応じて、前記異常発生が予期される要素を割り出すコントローラと、を備えている。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施の形態に係るX線厚み測定装置のブロック図である。
表示装置に表示する内容を例示するための模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について例示をする。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本実施の形態に係るX線厚み測定装置100のブロック図である。
図1に示すように、X線厚み測定装置100は、例えば、X線発生部1、X線検出部2、フレーム3、X線制御部4、回路部5、およびコントローラ6を備えている。
(【0011】以降は省略されています)
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