TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024148700
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023062060
出願日2023-04-06
発明の名称開閉式ケーブルラック
出願人株式会社東芝,東芝インフラシステムズ株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類H02G 3/04 20060101AFI20241010BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ケーブルを対象とする作業がケーブルラックの上方からにのみ限られることなく、作業の安定性、容易性、作業効率を向上させることが可能になる開閉式ケーブルラックを提供する。
【解決手段】ケーブルラック10の左右の親桁11L,11R間において、ケーブルラック10の長さ方向に一定間隔で配置される左右の子桁12L,12R間に連続するように設けたスライド式開閉部材13を、開閉部材13と子桁12L,12Rとの嵌合機構(14L,14R、15L,15R、16L,16R)によって、ケーブルラック10の下方から脱着(開閉)できるように構成したので、ケーブルラック10に対するケーブルの撤去作業は勿論、ケーブルを敷設する作業であっても、ケーブルラック10の下からの作業も含めて、容易且つ効率よく作業を進めることができる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
敷設するケーブルの長さ方向に沿って一定の幅で平行に配置される一対の親桁と、
前記親桁の対向する側面にそれぞれ前記親桁の長さ方向に沿った一定間隔おきに設けられる一対の子桁と、
前記一対の子桁間に脱着可能に設けられ前記親桁の長さ方向に沿った長さを有する開閉部材と、
を備える開閉式ケーブルラック。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記開閉部材は、
前記子桁の先端に突出して設けられ頭部が大径となる嵌合ピンと、前記開閉部材の側面に設けられ前記嵌合ピンが嵌合して外れない状態で保持する位置と前記嵌合ピンが外れる位置とを連続する溝として有する嵌合溝と、を備える嵌合機構により前記一対の子桁間に脱着可能に設けられる、
請求項1に記載の開閉式ケーブルラック。
【請求項3】
前記嵌合溝の前記嵌合ピンの頭部が外れる口は前記開閉部材の上面に露出して設けられる、
請求項2に記載の開閉式ケーブルラック。
【請求項4】
前記嵌合溝の、前記嵌合ピンが嵌合して外れない状態で保持する位置から外れる位置に向かって移動するための溝の経路と、前記嵌合ピンが外れる位置から外れない状態で保持する位置に向って移動するための溝の経路とは異なり且つ途中で屈曲する、
請求項2または請求項3に記載の開閉式ケーブルラック。
【請求項5】
前記嵌合溝の、前記嵌合ピンが嵌合して外れない状態で保持する位置から外れる位置に向かって移動するための溝の経路に設けられ、前記嵌合ピンが外れない状態で保持する位置へ戻りの移動を阻止する第1ラッチと、
前記嵌合溝の、前記嵌合ピンが外れる位置から外れない状態で保持する位置に向って移動するための溝の経路に設けられ、前記嵌合ピンが外れる位置へ戻りの移動を阻止する第2ラッチと、
を備える請求項4に記載の開閉式ケーブルラック。
【請求項6】
前記開閉部材は、前記親桁の長さ方向に複数本に分割して設けられる、
請求項1に記載の開閉式ケーブルラック。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、開閉式ケーブルラックに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、工場、ビル内の電気機械室など、各種の施設では、電力ケーブルや通信ケーブなどの各種のケーブル類を纏めて配線するのにケーブルラックが使用される。
【0003】
図8は、従来の天吊り型のケーブルラック1の外観構成を示す図であり、同図(A)はその斜視図、同図(B)はその正面図である。
【0004】
ケーブルラック1は、例えば、図8(A)に示すように、一定の幅で平行な一対の親桁2と、親桁2の長さ方向に一定の間隔おいて当該親桁2間に渡して固定した複数の子桁3とにより梯子状に構成され、ケーブルCAを子桁3に載せて敷設する。
【0005】
ケーブルラック1は、例えば、施設内の天井から下に向けて固定された一対の吊りボルト4の下端部に、親桁2に対する取付金具5を介して、天井に吊るすように、施設内の天井や壁面に沿わせて設置される。
【0006】
ケーブルラック1には、必要に応じて多数のケーブルCAが載せて敷設されるが、従来はケーブルCAの敷設も撤去もケーブルラック1の上方から行われる。
【0007】
ケーブルラック1からケーブルCAを撤去する場合、足場を使用した高所での作業となる場合が多く、また、ケーブルラック1と天井との間に十分なスペースが確保されていないため、不安定且つ作業し難い問題がある。
【0008】
またケーブルラック1は、幅方向の両側を、例えば2~3mの間隔で吊りボルト4に吊るすようにして設置されているため、撤去するケーブルCAを吊りボルト4の付近で切断する作業も必要になり、作業する人員や道具の確保が必要になる。
【0009】
さらに、例えば図8(B)に示すように、ケーブルラック1上に重ねるように敷設された多数のケーブルCAのうち、下層のケーブルCAを撤去したい場合、矢印Xに示すように上層のケーブルCAを一旦まとめて吊り上げた状態で、下層のケーブルCAを引っ張り出し切断して撤去するなど、非効率な作業となるばかりでなく、作業者間での連携を十分に行なわないと撤去すべきでないケーブルCAを誤切断する恐れもある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2013-013186号公報
特開2008-141793号公報
特開平11-018231号公報
特開昭53-108206号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社東芝
台車
9日前
株式会社東芝
固定子
8日前
株式会社東芝
開閉装置
2日前
株式会社東芝
搬送装置
9日前
株式会社東芝
回転電機
9日前
株式会社東芝
計画装置
29日前
株式会社東芝
除去装置
1か月前
株式会社東芝
真空バルブ
1か月前
株式会社東芝
直流遮断器
9日前
株式会社東芝
光デバイス
16日前
株式会社東芝
電力変換装置
1か月前
株式会社東芝
駅務システム
1か月前
株式会社東芝
駆動システム
15日前
株式会社東芝
合成ユニット
1か月前
株式会社東芝
電力変換装置
2日前
株式会社東芝
電動機制御装置
9日前
株式会社東芝
レーザ溶接方法
1か月前
株式会社東芝
オゾン発生装置
1か月前
株式会社東芝
開閉器駆動装置
1か月前
株式会社東芝
潤滑油供給装置
2日前
株式会社東芝
電気車制御装置
2日前
株式会社東芝
有価物回収方法
2日前
株式会社東芝
靴用絶縁カバー
1か月前
株式会社東芝
ガス絶縁開閉装置
1か月前
株式会社東芝
地中箱用アダプタ
16日前
株式会社東芝
埋込磁石型モータ
1か月前
株式会社東芝
液体の貯蔵タンク
29日前
株式会社東芝
積雪検出システム
10日前
株式会社東芝
画像取得システム
2日前
株式会社東芝
系統安定化システム
3日前
株式会社東芝
無停電電源システム
1か月前
株式会社東芝
センサ及び検査装置
22日前
株式会社東芝
二酸化炭素回収設備
1か月前
株式会社東芝
電解セル及び電解装置
29日前
株式会社東芝
保護協調曲線作成装置
29日前
株式会社東芝
開閉式ケーブルラック
1か月前
続きを見る