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公開番号
2024132586
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-01
出願番号
2023043420
出願日
2023-03-17
発明の名称
磁気ディスク装置
出願人
株式会社東芝
,
東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G11B
5/596 20060101AFI20240920BHJP(情報記憶)
要約
【課題】容量の減少を抑制できる磁気ディスク装置を提供すること。
【解決手段】磁気ディスク装置のコントローラは、ライト動作において第1ノーマルサーボセクタに記録されたサーボデータからサーボマークの検出が失敗した場合、ライト動作を停止する。そして、コントローラは、第1ノーマルサーボセクタのすぐ前のショートサーボセクタである第1ショートサーボセクタに記録されたサーボデータに対してサーボマークを含むサーボデータの復調を行い、第1ノーマルサーボセクタのすぐ後のデータ領域からライト動作を再開する。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
サーボマークと、円周方向に沿ったライト/リード方向における前記サーボマークの後ろに記録されたバーストパターンと、を含んだサーボデータが記録された複数の第1サーボセクタが円周方向に間隔を空けて配置され、それぞれは円周方向に隣り合う2つの第1サーボセクタの間に設けられた複数のデータ領域を備え、前記複数の第1サーボセクタは複数の第2サーボセクタと複数の第3サーボセクタとを含み、前記複数の第2サーボセクタのうちの隣り合う2つの第2サーボセクタの間には前記複数の第3サーボセクタのうちのM個(ただしMは1以上の整数)の第3サーボセクタが配置された、磁気ディスクと、
磁気ヘッドと、
前記複数の第2サーボセクタのそれぞれに記録された前記サーボデータに対して第1復調を実行し、かつ前記複数の第3サーボセクタのそれぞれに記録された前記サーボデータに対して第2復調を実行しながら、前記磁気ヘッドによって前記複数のデータ領域に対するデータのライトを実行し、前記第1復調は前記サーボマークの検出および前記バーストパターンを復調する動作であり、前記第2復調は前記サーボマークの検出を行わずに前記バーストパターンを復調する動作であり、
前記複数の第2サーボセクタのうちのひとつである第4サーボセクタに記録された前記サーボデータに対する前記第1復調において前記サーボマークの検出が失敗した場合、
前記データのライトを停止し、
前記複数の第3サーボセクタのうちの前記ライト/リード方向における前記第4サーボセクタのすぐ前の第3サーボセクタである第5サーボセクタに記録された前記サーボデータに対して前記第1復調を実行し、
前記第5サーボセクタに記録された前記サーボデータに対して前記第1復調を実行した後に前記磁気ヘッドが前記第4サーボセクタに到達したとき、前記複数のデータ領域のうちの前記第4サーボセクタのすぐ後ろのデータ領域から前記データのライトを開始する、
コントローラと、
を備える磁気ディスク装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記コントローラは、前記第4サーボセクタに記録された前記サーボデータに対する前記第1復調において前記サーボマークの検出が失敗した場合、前記複数の第3サーボセクタのうちの前記ライト/リード方向における前記第4サーボセクタの後ろの第3サーボセクタである第6サーボセクタに記録された前記サーボデータに対して前記第1復調を実行する、
請求項1に記載の磁気ディスク装置。
【請求項3】
前記コントローラは、
前記第4サーボセクタのすぐ後ろの前記データ領域から前記データのライトを開始した後、前記磁気ヘッドが前記複数の第1サーボセクタのうちの前記ライト/リード方向における前記第5サーボセクタからM+1個後ろの第1サーボセクタである第7サーボセクタを通過した際に前記データのライトを再び停止し、
前記第7サーボセクタに記録された前記サーボデータに対して前記第1復調を実行し、前記複数のデータ領域のうちの前記第7サーボセクタのすぐ後ろのデータ領域から前記データのライトを再び開始する、
コントローラと、
請求項1に記載の磁気ディスク装置。
【請求項4】
前記コントローラは、
連続して前記サーボマークを検出できなかった回数をカウントし、カウント値がMを超えた場合、前記データのライトを停止し、
前記カウント値がM+1になったときに前記磁気ヘッドが通過した第1サーボセクタである第8サーボセクタが前記複数の第2サーボセクタのうちの一である場合には、前記複数の第3サーボセクタのうちの前記ライト/リード方向における前記第8サーボセクタのすぐ前の第3サーボセクタである第9サーボセクタに記録された前記サーボデータに対して前記第1復調を実行し、前記第9サーボセクタに記録された前記サーボデータに対して前記第1復調を実行した後に前記磁気ヘッドが前記第8サーボセクタに到達したとき、前記複数のデータ領域のうちの前記第8サーボセクタのすぐ後ろのデータ領域から前記データのライトを開始し、
前記第8サーボセクタが前記複数の第3サーボセクタのうちの一である場合には、前記第8サーボセクタに記録された前記サーボデータに対して前記第1復調を実行し、前記複数のデータ領域のうちの前記第8サーボセクタのすぐ後ろのデータ領域から前記データのライトを開始する、
請求項1に記載の磁気ディスク装置。
【請求項5】
サーボマークと、円周方向に沿ったライト/リード方向における前記サーボマークの後ろに記録されたバーストパターンと、を含んだサーボデータが記録された複数の第1サーボセクタが円周方向に間隔を空けて配置され、それぞれは円周方向に隣り合う2つの第1サーボセクタの間に設けられた複数のデータ領域を備え、前記複数の第1サーボセクタは複数の第2サーボセクタと複数の第3サーボセクタとを含み、前記複数の第2サーボセクタのうちの隣り合う2つの第2サーボセクタの間には前記複数の第3サーボセクタのうちのM個(ただしMは1以上の整数)の第3サーボセクタが配置された、磁気ディスクと、
磁気ヘッドと、
前記複数の第2サーボセクタのそれぞれに記録された前記サーボデータに対して第1復調を実行し、かつ前記複数の第3サーボセクタのそれぞれに記録された前記サーボデータに対して第2復調を実行しながら、前記磁気ヘッドによって前記複数のデータ領域に対するデータのライトを実行し、前記第1復調は前記サーボマークの検出および前記バーストパターンを復調する動作であり、前記第2復調は前記サーボマークの検出を行わずに前記バーストパターンを復調する動作であり、
前記複数のデータ領域に対するデータのライトのリトライの際には、前記複数の第3サーボセクタの一に記録された前記サーボデータに対して前記第1復調を実行する、
コントローラと、
を備える磁気ディスク装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本実施形態は、磁気ディスク装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
磁気ディスク装置が備える磁気ディスクにはサーボセクタが円周方向に間隔を空けて配置される。各サーボセクタにはサーボマークおよびバーストパターンを含むサーボデータが記録される。サーボマークは、サーボデータの復調タイミングの調整の基準とされるデータである。バーストパターンは、トラックセンタからの磁気ヘッドの位置のオフセット量を検出するためのデータである。
【0003】
近年は、通常のサーボセクタ(以降、ノーマルサーボセクタと表記する)とショートサーボセクタとを有する磁気ディスク装置が検討されている。そのような磁気ディスク装置は、ショートサーボセクタにおいては、他のサーボセクタ(例えばノーマルサーボセクタ)におけるサーボマークの検出タイミングに基づき、バーストパターンの復調を行う。よって、当該他のサーボセクタにおいて当該他のサーボセクタにおいてサーボマークの検出が失敗した場合、そのショートサーボセクタに後続するデータ領域でのデータのライトが不可となり、これによって磁気ディスク装置の容量の減少が起こり得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許第6282159号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一つの実施形態は、容量の減少を抑制できる磁気ディスク装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一つの実施形態によれば、磁気ディスク装置は、磁気ディスクと、磁気ヘッドと、コントローラと、を備える。磁気ディスクには、サーボデータが記録された複数の第1サーボセクタが円周方向に間隔を空けて配置されている。サーボデータは、サーボマークと、円周方向に沿ったライト/リード方向におけるサーボマークの後ろに記録されたバーストパターンと、を含む。磁気ディスクは、それぞれは円周方向に隣り合う2つの第1サーボセクタの間に設けられた複数のデータ領域を備える。複数の第1サーボセクタは複数の第2サーボセクタと複数の第3サーボセクタとを含む。複数の第2サーボセクタのうちの隣り合う2つの第2サーボセクタの間には複数の第3サーボセクタのうちのM個(ただしMは1以上の整数)の第3サーボセクタが配置されている。コントローラは、複数の第2サーボセクタのそれぞれに記録された前記サーボデータに対して第1復調を実行し、かつ前記複数の第3サーボセクタのそれぞれに記録された前記サーボデータに対して第2復調を実行しながら、磁気ヘッドによって複数のデータ領域に対するデータのライトを実行する。第1復調はサーボマークの検出およびバーストパターンを復調する動作である。第2復調はサーボマークの検出を行わずにバーストパターンを復調する動作である。複数の第2サーボセクタのうちのひとつである第4サーボセクタに記録されたサーボデータに対する第1復調においてサーボマークの検出が失敗した場合、コントローラは、以下のように動作する。即ち、コントローラは、データのライトを停止する。コントローラは、複数の第3サーボセクタのうちのライト/リード方向における第4サーボセクタのすぐ前の第3サーボセクタである第5サーボセクタに記録されたサーボデータに対して第1復調を実行する。コントローラは、第5サーボセクタに記録されたサーボデータに対して第1復調を実行した後に磁気ヘッドが第4サーボセクタに到達したとき、複数のデータ領域のうちの第4サーボセクタのすぐ後ろのデータ領域からデータのライトを開始する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態の磁気ディスク装置の構成の一例を示す模式的な図である。
図2は、実施形態の磁気ディスクの構成の一例を示す模式的な図である。
図3は、実施形態のリードヘッドおよびライトヘッドの間の位置関係の一例を説明するための図である。
図4は、実施形態のノーマルサーボセクタの構成の一例一例を示す図である。
図5は、実施形態のショートサーボセクタの構成の一例を示す図である。
図6は、実施形態のNSVリードモードを説明するための模式的な図である。
図7は、連続してサーボマークを検出できなかった回数の実施形態の管理方法の一例を説明するための図である。
図8は、何れのノーマルサーボセクタにおいてもサーボマークの検出が成功するケースにおける実施形態のコントローラによるライト動作の制御の一例を説明するための図である。
図9は、或るノーマルサーボセクタにおいてサーボマークの検出が失敗するケースにおける実施形態のコントローラによるライト動作の一例を説明するための図である。
図10は、或るノーマルサーボセクタにおいてサーボマークの検出が失敗するケースにおける実施形態のコントローラによるライト動作の一例を説明するための図である。
図11は、実施形態のコントローラによるSMエラーカウンタを操作する動作の一例を示すフローチャートである。
図12は、実施形態のコントローラによるライト動作の制御の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかる磁気ディスク装置を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。
【0009】
(実施形態)
図1は、実施形態の磁気ディスク装置1の構成の一例を示す模式的な図である。
【0010】
磁気ディスク装置1は、ホスト2に接続される。磁気ディスク装置1は、ホスト2から、ライトコマンドやリードコマンドなどを受信することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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