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公開番号
2024129363
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-27
出願番号
2023038514
出願日
2023-03-13
発明の名称
センサ及び電子装置
出願人
株式会社東芝
代理人
弁理士法人iX
主分類
G01P
15/097 20060101AFI20240919BHJP(測定;試験)
要約
【課題】特性の向上が可能なセンサ及び電子装置を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、センサは、素子部を含む。前記素子部は、第1梁、第1梁電極、第2梁、及び、第2梁電極を含む。前記第1梁は、第1部分と、第1他部分と、前記第1部分と前記第1他部分との間の第1中間部分と、を含む。前記第1部分から前記第1他部分への方向は、第1方向に沿う。前記第1梁電極は、前記第1中間部分と接続される。前記第2梁は、第2部分と、第2他部分と、前記第2部分と前記第2他部分との間の第2中間部分と、を含む。前記第2部分から前記第2他部分への方向は、前記第1方向に沿う。前記第2梁電極は、前記第2中間部分と接続された第2梁電極と、を含む。前記第1中間部分から前記第1梁電極への第2方向は、前記第1方向と交差する。前記第2中間部分から前記第2梁電極への方向は、前記第2方向に沿う。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1梁であって、前記第1梁は、第1部分と、第1他部分と、前記第1部分と前記第1他部分との間の第1中間部分と、を含み、前記第1部分から前記第1他部分への方向は、第1方向に沿う、前記第1梁と、
前記第1中間部分と接続された第1梁電極と、
第2梁であって、前記第2梁は、第2部分と、第2他部分と、前記第2部分と前記第2他部分との間の第2中間部分と、を含み、前記第2部分から前記第2他部分への方向は、前記第1方向に沿う、前記第2梁と、
前記第2中間部分と接続された第2梁電極と、
を含む素子部を備え、
前記第1中間部分から前記第1梁電極への第2方向は、前記第1方向と交差し、
前記第2中間部分から前記第2梁電極への方向は、前記第2方向に沿い、
前記第1梁電極及び前記第2梁電極は、第1条件、第2条件、第3条件、第4条件、第5条件、第6条件、第7条件及び第8条件の少なくともいずれかを満たし、
前記第1条件において、前記第2梁電極の第2質量は、前記第1梁電極の第1質量とは異なり、
前記第2条件において、前記第2梁電極に含まれる第2材料の少なくとも一部は、前記第1梁電極に含まれる第1材料の少なくとも一部と異なり、
前記第3条件において、前記第2梁電極の第3方向に沿う第2厚さは、前記第1梁電極の前記第3方向に沿う第1厚さとは異なり、前記第3方向は、前記第1方向及び前記第2方向を含む平面と交差し、
前記第4条件において、前記第2梁電極に含まれる第2孔の第2大きさは、前記第1梁電極に含まれる第1孔の第1大きさとは異なり、
前記第5条件において、前記第2孔の第2密度は、前記第1孔の第1密度とは異なり、
前記第6条件において、前記第2孔の第2数は、前記第1孔の第1数とは異なる、または、前記第2梁電極は前記第2孔を含み、前記第1梁電極は、前記第1孔を含まず、
前記第7条件において、前記第2梁電極の第2層構造は、前記第1梁電極の第1層構造とは異なり、
前記第8条件において、前記第2梁電極の第2形状は、前記第1梁電極の第1形状とは異なる、センサ。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
基体と、
前記基体に固定された第1固定部と、
をさらに備え、
前記素子部は、前記第1固定部に支持された第1支持部をさらに含み、
前記基体から前記第1固定部への方向は、前記第3方向に沿い、
前記第1部分及び前記第2部分は、前記第1支持部に接続され、
前記基体と前記素子部との間に第1間隙が設けられた、請求項1に記載のセンサ。
【請求項3】
前記第2梁から前記第1梁への方向は、前記第2方向に沿う、請求項2に記載のセンサ。
【請求項4】
前記素子部は、前記第1固定部に支持された可動部材をさらに含み、
前記可動部材は、第1可動部を含み、
前記第1他部分及び前記第2他部分は、前記第1可動部に接続された、請求項3に記載のセンサ。
【請求項5】
前記素子部は、
前記第1中間部分に接続された第1対向梁電極と、
前記第2中間部分に接続された第2対向梁電極と、
をさらに含み、
前記第1梁は、前記第2方向において、前記第1対向梁電極と前記第1梁電極との間にあり、
前記第2梁は、前記第2方向において、前記第2対向梁電極と前記第2梁電極との間にある、請求項3に記載のセンサ。
【請求項6】
前記第1対向梁電極及び前記第2対向梁電極は、第9条件、第10条件、第11条件、第12条件、第13条件、第14条件、第15条件及び第16条件の少なくともいずれかを満たし、
前記第9条件において、前記第2対向梁電極の第2対向質量は、前記第1対向梁電極の第1対向質量とは異なり、
前記第10条件において、前記第2対向梁電極に含まれる第2対向材料の少なくとも一部は、前記第1対向梁電極に含まれる第1対向材料の少なくとも一部と異なり、
前記第11条件において、前記第2対向梁電極の前記第3方向に沿う第2対向厚さは、前記第1対向梁電極の前記第3方向に沿う第1対向厚さとは異なり、
前記第12条件において、前記第2対向梁電極に含まれる第2対向孔の第2対向大きさは、前記第1対向梁電極に含まれる第1対向孔の第1対向大きさとは異なり、
前記第13条件において、前記第2対向孔の第2対向密度は、前記第1対向孔の第1対向密度とは異なり、
前記第14条件において、前記第2対向孔の第2対向数は、前記第1対向孔の第1対向数とは異なり、または、前記第2対向梁電極は前記第2対向孔を含み、前記第1対向梁電極は、前記第1対向孔を含まず、
前記第15条件において、前記第2対向梁電極の第2対向層構造は、前記第1対向梁電極の第1対向層構造とは異なり、
前記第16条件において、前記第2対向梁電極の第2対向形状は、前記第1対向梁電極の第1対向形状とは異なる、請求項5に記載のセンサ。
【請求項7】
前記第1他部分の前記第1方向における位置は、前記第1部分の前記第1方向における位置と、前記第2部分の前記第1方向における位置と、の間にあり、
前記第2他部分の前記第1方向における位置は、前記第1他部分の前記第1方向における前記位置と、前記第2部分の前記第2方向における前記位置と、の間にある、請求項2に記載のセンサ。
【請求項8】
前記素子部は、前記第1固定部に支持された可動部材をさらに含み、
前記可動部材は、第1可動部を含み、
前記第1他部分及び前記第2他部分は、前記第1可動部に接続され、
前記第1支持部は、第1支持領域と、第2支持領域と、第3支持領域と、を含み、
前記第1部分は、前記第1支持領域に支持され、
前記第2部分は、前記第2支持領域に支持され、
前記第1可動部は、前記第3支持領域に支持された、請求項7に記載のセンサ。
【請求項9】
制御部と、
前記基体に固定された第1固定電極及び第2固定電極と、
をさらに備え、
前記第1固定電極は、前記第1梁電極と対向し、
前記第2固定電極は、前記第2梁電極と対向し、
前記制御部は、前記第1固定電極と前記第1梁電極との間に第1交流信号を印加可能であり、
前記制御部は、前記第2固定電極と前記第2梁電極との間に前記第1交流信号を印加可能である、請求項2~8のいずれか1つに記載のセンサ。
【請求項10】
請求項1に記載のセンサと、
前記センサから得られる信号に基づいて回路を制御可能な回路制御部と、
を備えた電子装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、センサ及び電子装置に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、MEMS構造を利用したセンサがある。センサにおいて、特性の向上が望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平4-115165号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
実施形態は、特性の向上が可能なセンサ及び電子装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態によれば、センサは、素子部を含む。前記素子部は、第1梁、第1梁電極、第2梁、及び、第2梁電極を含む。前記第1梁は、第1部分と、第1他部分と、前記第1部分と前記第1他部分との間の第1中間部分と、を含む。前記第1部分から前記第1他部分への方向は、第1方向に沿う。前記第1梁電極は、前記第1中間部分と接続される。前記第2梁は、第2部分と、第2他部分と、前記第2部分と前記第2他部分との間の第2中間部分と、を含む。前記第2部分から前記第2他部分への方向は、前記第1方向に沿う。前記第2梁電極は、前記第2中間部分と接続された第2梁電極と、を含む。前記第1中間部分から前記第1梁電極への第2方向は、前記第1方向と交差する。前記第2中間部分から前記第2梁電極への方向は、前記第2方向に沿う。前記第1梁電極及び前記第2梁電極は、第1条件、第2条件、第3条件、第4条件、第5条件、第6条件、第7条件及び第8条件の少なくともいずれかを満たす。前記第1条件において、前記第2梁電極の第2質量は、前記第1梁電極の第1質量とは異なる。前記第2条件において、前記第2梁電極に含まれる第2材料の少なくとも一部は、前記第1梁電極に含まれる第1材料の少なくとも一部と異なる。前記第3条件において、前記第2梁電極の第3方向に沿う第2厚さは、前記第1梁電極の前記第3方向に沿う第1厚さとは異なる。前記第3方向は、前記第1方向及び前記第2方向を含む平面と交差する。前記第4条件において、前記第2梁電極に含まれる第2孔の第2大きさは、前記第1梁電極に含まれる第1孔の第1大きさとは異なる。前記第5条件において、前記第2孔の第2密度は、前記第1孔の第1密度とは異なる。前記第6条件において、前記第2孔の第2数は、前記第1孔の第1数とは異なる、または、前記第2梁電極は前記第2孔を含み、前記第1梁電極は、前記第1孔を含まない。前記第7条件において、前記第2梁電極の第2層構造は、前記第1梁電極の第1層構造とは異なる。前記第8条件において、前記第2梁電極の第2形状は、前記第1梁電極の第1形状とは異なる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図2(a)~図2(c)は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。
図3(a)~図3(d)は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。
図4は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図5(a)~図5(d)は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。
図6(a)~図6(d)は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。
図7(a)~図7(d)は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。
図8(a)~図8(d)は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。
図9(a)~図9(d)は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。
図10(a)~図10(d)は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。
図11(a)及び図11(b)は、第1実施形態に係るセンサの一部を例示する模式的平面図である。
図12は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図13(a)及び図13(b)は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図14は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図15は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図16は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図17は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図18は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図19は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図20は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図21は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図22は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図23は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図24は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図25は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図26は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図27は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図28は、第2実施形態に係る電子装置を例示する模式図である。
図29(a)~図29(h)は、実施形態に係る電子装置の応用を例示する模式図である。
図30(a)及び図30(b)は、実施形態に係るセンサの応用を例示する模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚さと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
【0008】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図2(a)~図2(c)、及び、図3(a)~図3(d)は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的断面図である。
図2(a)~図2(c)、及び、図3(a)~図3(d)は、図1のA1-A2線、A3-A4線、A5-A6線、A7-A8線、A9-A10線、A11-A12線、及び、A13-A14線に関する断面図である。
図4は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式的平面図である。
図1に示すように、実施形態に係るセンサ110は、素子部10Eを含む。
【0009】
素子部10Eは、第1梁31、第2梁32、第1梁電極31E及び第2梁電極32Eを含む。
【0010】
第1梁31は、第1部分31aと、第1他部分31bと、第1中間部分31cと、を含む。第1中間部分31cは、第1部分31aと第1他部分31bとの間に設けられる。第1部分31aから第1他部分31bへの方向は、第1方向D1に沿う。
(【0011】以降は省略されています)
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