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公開番号2024134013
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-03
出願番号2023044082
出願日2023-03-20
発明の名称払拭装置
出願人株式会社ミツバ
代理人個人,個人,個人
主分類B60S 1/08 20060101AFI20240926BHJP(車両一般)
要約【課題】ワイパブレードの反転音が目立たないようにしつつワイパブレードの反転位置の安定化を図ることが可能な払拭装置を提供する。
【解決手段】所定の動力源によってワイパブレードを往復運動させることにより被払拭面上の雨水を払拭する払拭装置であって、ワイパブレードの往運動とワイパブレードの復運動との間におけるワイパブレードの停止期間をワイパブレードの反転音が目立たないように可変設定する動力源駆動部を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
所定の動力源によってワイパブレードを往復運動させることにより被払拭面上の雨水を払拭する払拭装置であって、
前記ワイパブレードの往運動と前記ワイパブレードの復運動との間における前記ワイパブレードの停止期間を前記ワイパブレードの反転音が目立たないように可変設定する動力源駆動部を備えることを特徴とする払拭装置。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記動力源駆動部は、
車速が所定の車速基準値よりも大きい場合に前記停止期間を比較的短く設定し、
車速が前記車速基準値以下の場合には前記停止期間を比較的長く設定することを特徴とする請求項1記載の払拭装置。
【請求項3】
前記動力源駆動部は、
車速を変数とする演算によって前記停止期間を設定することを特徴とする請求項1記載の払拭装置。
【請求項4】
周囲雑音を検出する雑音検出部をさらに備え、
前記動力源駆動部は、
前記雑音検出部の検出値が所定の雑音基準値よりも大きい場合に前記停止期間を比較的短く設定し、
前記検出値が前記雑音基準値以下の場合には前記停止期間を比較的長く設定することを特徴とする請求項1に記載の払拭装置。
【請求項5】
前記雑音検出部は、車両に備えられた音響装置が発する音を前記周囲雑音として検出することを特徴とする請求項4に記載の払拭装置。
【請求項6】
前記動力源は、1つ又は2つ設けられており、1つの前記動力源で1又は2つの前記ワイパブレードを往復運動させ、2つの前記動力源で2つの前記ワイパブレードを個別に往復運動させることを特徴とする請求項1又は2に記載の払拭装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、払拭装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
周知のように、各種の車両にはフロントガラスやリヤガラスの表面(被払拭面)上の雨水を払拭する払拭装置が搭載されている。この払拭装置は、モータ(動力源)によってワイパブレードを往復運動させることにより被払拭面上の雨水を払拭する。なお、下記特許文献1には、ワイパブレードを往復運動させる払拭装置の一例が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-274576号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、払拭装置には、ワイパブレードの反転音を抑制するために、ワイパブレードの往運動とワイパブレードの復運動との間にワイパブレードの停止期間を設けるものがある。すなわち、このような払拭装置は、ワイパブレードの停止期間を比較的長く設定することにより、反転音が目立たないようにするものである。
【0005】
しかしながら、ワイパブレードの停止期間を比較的長く設定すると、被払拭面に作用する風圧の差等に起因してワイパブレードの反転位置が変動する。このようなワイパブレードにおける反転位置の変動は、ワイパブレードの車両のピラーとの干渉を引き起こす恐れを増大させるものであり、解決すべき重要な技術課題である。
【0006】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ワイパブレードの反転音が目立たないようにしつつワイパブレードの反転位置の安定化を図ることが可能な払拭装置の提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明では、払拭装置に係る第1の解決手段として、所定の動力源によってワイパブレードを往復運動させることにより被払拭面上の雨水を払拭する払拭装置であって、前記ワイパブレードの往運動と前記ワイパブレードの復運動との間における前記ワイパブレードの停止期間を前記ワイパブレードの反転音が目立たないように可変設定する動力源駆動部を備える、という手段を採用する。
【0008】
本発明では、払拭装置に係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記動力源駆動部は、車速が所定の車速基準値よりも大きい場合に前記停止期間を比較的短く設定し、車速が前記車速基準値以下の場合には前記停止期間を比較的長く設定する、という手段を採用する。
【0009】
本発明では、払拭装置に係る第3の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記ワイパブレード及び前記動力源駆動部が車両に搭載される場合、前記動力源駆動部は、車速を変数とする演算によって前記停止期間を設定する、という手段を採用する。
【0010】
本発明では、払拭装置に係る第4の解決手段として、上記第1の解決手段において、周囲雑音を検出する雑音検出部をさらに備え、前記動力源駆動部は、前記雑音検出部の検出値が所定の雑音基準値よりも大きい場合に前記停止期間を比較的短く設定し、前記検出値が前記雑音基準値以下の場合には前記停止期間を比較的長く設定する、という手段を採用する。
(【0011】以降は省略されています)

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