TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024158757
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023074261
出願日
2023-04-28
発明の名称
モータ装置およびその製造方法
出願人
株式会社ミツバ
代理人
弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類
H02K
5/00 20060101AFI20241031BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】組み立て工程を簡素化すると共に、モータ特性のばらつきを低減することが可能な構造を備えたモータ装置およびその製造方法を提供する。
【解決手段】ケース20は、ケース20をブラケット40に固定する固定雄ねじFSがそれぞれ挿通される合計3つの第1挿通孔H1と、ブラケット40を電動ブレーキ装置に固定する固定ボルトがそれぞれ挿通される合計3つの第2挿通孔H2A,H2B,H2Cと、を備え、ブラケット40は、固定雄ねじFSがそれぞれねじ止めされる合計3つの雌ねじ部材48aと、固定ボルトがそれぞれ挿通される合計3つのカラー47a,47b,47cの挿通孔HLと、を有し、合計3つの第2挿通孔H2A,H2B,H2Cおよび合計3つのカラー47a,47b,47cの挿通孔HLは、互いに軸心C1上に配置され、ケース20をブラケット40に対して位置決めする丸孔を含む。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
ステータと、
前記ステータに対して回転されるロータと、
を有するモータ装置であって、
前記ステータが内部の規定位置に固定されるケースと、
前記ケースの開口部を閉塞し、駆動対象物に固定されるブラケットと、
前記ブラケットの規定位置に固定され、前記ロータの回転を検知する磁気センサを備える基板と、
前記ロータと共に回転され、前記磁気センサと対向するセンサマグネットと、
を有し、
前記ケースは、
前記ケースを前記ブラケットに固定する第1雄ねじ部材がそれぞれ挿通される複数の第1ねじ孔と、
前記ブラケットを前記駆動対象物に固定する第2雄ねじ部材がそれぞれ挿通される複数の第2ねじ孔と、
を備え、
前記ブラケットは、
前記第1雄ねじ部材がそれぞれねじ止めされる複数の雌ねじ部材と、
前記第2雄ねじ部材がそれぞれ挿通される複数の挿通孔と、
を有し、
複数の前記第2ねじ孔および複数の前記挿通孔は、互いに同軸上に配置され、前記ケースを前記ブラケットに対して位置決めする丸孔をそれぞれ含む、
モータ装置。
続きを表示(約 980 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のモータ装置において、
前記ロータの回転中心に固定される回転軸と、
前記ケースに装着される第1軸受と、
前記ブラケットに装着される第2軸受と、
を備え、
前記回転軸の軸方向両側が、前記第1軸受および前記第2軸受により回転自在に支持されている、
モータ装置。
【請求項3】
複数の前記第1ねじ孔および複数の前記第2ねじ孔は、前記第1雄ねじ部材および前記第2雄ねじ部材が内部で移動可能な長孔をそれぞれ含む、
請求項1または請求項2に記載のモータ装置。
【請求項4】
前記第1ねじ孔および前記第2ねじ孔がそれぞれ3つずつ設けられ、これらの前記第1ねじ孔および前記第2ねじ孔が、前記ロータを中心に前記ケースの周方向に交互に並んでいる、
請求項1または請求項2に記載のモータ装置。
【請求項5】
ステータと、
前記ステータに対して回転されるロータと、
を有するモータ装置の製造方法であって、
前記モータ装置は、
前記ステータが内部の規定位置に固定されるケースと、
前記ケースの開口部を閉塞し、駆動対象物に固定されるブラケットと、
前記ブラケットの規定位置に固定され、前記ロータの回転を検知する磁気センサを備える基板と、
前記ロータと共に回転され、前記磁気センサと対向するセンサマグネットと、
を有し、
前記ケースの前記開口部を前記ブラケットに突き合わせ、前記ケースに設けられるケース側丸孔と、前記ブラケットに設けられるブラケット側丸孔とを、前記ロータの軸方向において互いに連通させる突き合わせ工程と、
前記ケース側丸孔および前記ブラケット側丸孔に位置決め治具を差し込み、前記ケース側丸孔および前記ブラケット側丸孔を互いに同軸上に配置し、前記ケースを前記ブラケットに対して位置決めする位置決め工程と、
前記ケースを前記ブラケットに対して位置決めした状態で、前記ケースに設けられる長孔に固定雄ねじを挿通し、当該固定雄ねじを前記ブラケットに設けられる固定雌ねじにねじ止めするねじ止め工程と、
を備えている、
モータ装置の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ステータと、前記ステータに対して回転されるロータと、を有するモータ装置およびその製造方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、内部にステータが固定されたステータケースと、レゾルバステータが固定され、かつステータケースの開口に固定されるフランジと、を備えたモータが記載されている。また、ステータケースには長孔が設けられ、フランジには螺子孔が設けられている。そして、長孔に螺子を挿通すると共に、当該螺子を螺子孔にねじ止めすることで、ステータケースの開口にフランジが固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5141681号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、螺子を螺子孔にねじ止めする際に、フランジとステータケースとを相対回転させ、レゾルバ信号と誘起電圧との関係を確認しながらフランジとステータケースとの位置調整を行っていた。そして、フランジとステータケースとの位置調整を行った後に、両者を固定していた。このように、フランジとステータケースとを固定する前に、両者の位置調整を行う必要があり、その分モータの組み立て工程が煩雑化するという問題があった。
【0005】
本発明の目的は、組み立て工程を簡素化すると共に、モータ特性のばらつきを低減することが可能な構造を備えたモータ装置およびその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様では、ステータと、前記ステータに対して回転されるロータと、を有するモータ装置であって、前記ステータが内部の規定位置に固定されるケースと、前記ケースの開口部を閉塞し、駆動対象物に固定されるブラケットと、前記ブラケットの規定位置に固定され、前記ロータの回転を検知する磁気センサを備える基板と、前記ロータと共に回転され、前記磁気センサと対向するセンサマグネットと、を有し、前記ケースは、前記ケースを前記ブラケットに固定する第1雄ねじ部材がそれぞれ挿通される複数の第1ねじ孔と、前記ブラケットを前記駆動対象物に固定する第2雄ねじ部材がそれぞれ挿通される複数の第2ねじ孔と、を備え、前記ブラケットは、前記第1雄ねじ部材がそれぞれねじ止めされる複数の雌ねじ部材と、前記第2雄ねじ部材がそれぞれ挿通される複数の挿通孔と、を有し、複数の前記第2ねじ孔および複数の前記挿通孔は、互いに同軸上に配置され、前記ケースを前記ブラケットに対して位置決めする丸孔をそれぞれ含む。
【0007】
本発明の他の態様では、ステータと、前記ステータに対して回転されるロータと、を有するモータ装置の製造方法であって、前記モータ装置は、前記ステータが内部の規定位置に固定されるケースと、前記ケースの開口部を閉塞し、駆動対象物に固定されるブラケットと、前記ブラケットの規定位置に固定され、前記ロータの回転を検知する磁気センサを備える基板と、前記ロータと共に回転され、前記磁気センサと対向するセンサマグネットと、を有し、前記ケースの前記開口部を前記ブラケットに突き合わせ、前記ケースに設けられるケース側丸孔と、前記ブラケットに設けられるブラケット側丸孔とを、前記ロータの軸方向において互いに連通させる突き合わせ工程と、前記ケース側丸孔および前記ブラケット側丸孔に位置決め治具を差し込み、前記ケース側丸孔および前記ブラケット側丸孔を互いに同軸上に配置し、前記ケースを前記ブラケットに対して位置決めする位置決め工程と、前記ケースを前記ブラケットに対して位置決めした状態で、前記ケースに設けられる長孔に固定雄ねじを挿通し、当該固定雄ねじを前記ブラケットに設けられる固定雌ねじにねじ止めするねじ止め工程と、を備えている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、組み立て工程を簡素化すると共に、モータ特性のばらつきを低減することが可能な構造を備えたモータ装置およびその製造方法を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
モータ装置をブラケット側から見た斜視図である。
モータ装置をケース側から見た斜視図である。
モータ装置の内部構造を示す断面図である。
ケースの内側を回転軸の軸方向から見た図である。
ステータおよびバスバーユニットを示す斜視図である。
ブラケットのセンサ基板側を回転軸の軸方向から見た図である。
モータ装置の組み立て手順を説明する分解斜視図である。
モータ装置の2箇所の位置決め部を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社ミツバ
払拭装置
22日前
株式会社ミツバ
モータ装置
7日前
株式会社ミツバ
ロボット用アクチュエータ
13日前
株式会社ミツバ
モータ装置およびその製造方法
7日前
株式会社ミツバ
モータ制御装置およびモータ制御方法
13日前
株式会社ミツバ
モータ制御装置およびモータ制御方法
13日前
個人
発電機
7日前
個人
赤道周回変圧器
21日前
個人
共振電流制御形直流電源
今日
カヤバ株式会社
モータ
7日前
株式会社ミクニ
電動装置
13日前
国立大学法人信州大学
回転電機
今日
ニチコン株式会社
電源装置
今日
ブラザー工業株式会社
充電器
7日前
ブラザー工業株式会社
充電器
7日前
コバックス株式会社
補助電源システム
7日前
個人
架台及び架台システム
21日前
株式会社ダイヘン
充電装置
7日前
株式会社村田製作所
電力変換装置
20日前
株式会社豊田自動織機
ロータ
21日前
三菱電機株式会社
ガス絶縁開閉装置
14日前
株式会社豊田自動織機
モータ
14日前
株式会社ジェイテクト
制御装置
今日
株式会社ダイヘン
充電システム
7日前
富士電機株式会社
電力変換装置
7日前
富士電機株式会社
電力変換装置
14日前
株式会社豊田自動織機
ステータ
今日
ネグロス電工株式会社
気密カバー
14日前
株式会社デンソー
駆動回路
1日前
株式会社アイシン
発電装置
14日前
株式会社豊田自動織機
電力変換装置
7日前
株式会社豊田自動織機
電力変換装置
7日前
富士電機株式会社
監視制御システム
15日前
株式会社豊田自動織機
電力変換装置
14日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
2日前
日機装株式会社
回転電機およびポンプ装置
2日前
続きを見る
他の特許を見る