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公開番号2024170003
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-06
出願番号2023086908
出願日2023-05-26
発明の名称モータ制御装置およびモータ制御方法
出願人株式会社ミツバ
代理人弁理士法人坂本国際特許商標事務所
主分類H02P 21/22 20160101AFI20241129BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】 q軸電流およびd軸電流に対するフィードバック制御を行わずに、リップル吸収用のコンデンサの電荷を放電することができるモータ制御装置等を提供する。
【解決手段】 モータを駆動する駆動回路と、駆動回路の電源供給ラインに接続されたリップル吸収コンデンサと、d軸電流およびq軸電流に対するフィードバック制御に基づいて駆動回路に電気角に応じた第1の駆動信号を与えるフィードバック制御部と、フィードバック制御を用いずに、電気角に応じた所定の相電圧に対応する第2の駆動信号を駆動回路に与える相電圧制御部と、第1の駆動信号または第2の駆動信号を択一的に選択して駆動回路に与える選択部と、を備え、リップル吸収コンデンサの電荷の放電時に、選択部は、第2の駆動信号を選択し、相電圧制御部は、所定のd軸電流をモータに供給する所定の相電圧に対応する第2の駆動信号を出力する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
モータを駆動する駆動回路と、
前記駆動回路の電源供給ラインに接続されたリップル吸収コンデンサと、
d軸電流およびq軸電流に対するフィードバック制御に基づいて前記駆動回路に電気角に応じた第1の駆動信号を与えるフィードバック制御部と、
前記フィードバック制御を用いずに、電気角に応じた所定の相電圧に対応する第2の駆動信号を前記駆動回路に与える相電圧制御部と、
前記第1の駆動信号または前記第2の駆動信号を択一的に選択して前記駆動回路に与える選択部と、
を備え、
前記リップル吸収コンデンサの電荷の放電時に、前記選択部は、前記第2の駆動信号を選択し、前記相電圧制御部は、所定のd軸電流を前記モータに供給する前記所定の相電圧に対応する前記第2の駆動信号を出力するモータ制御装置。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記選択部により前記第2の駆動信号が選択されているときに、q軸電流の電流値を検知する検知部を備え、
前記相電圧制御部は、前記検知部により検知されるq軸電流の電流値に基づいて前記第2の駆動信号の位相をフィードバック制御する、請求項1に記載のモータ制御装置。
【請求項3】
前記相電圧制御部は、信号生成マップに基づいて、前記第2の駆動信号を生成し、
前記信号生成マップは、q軸電流の電流値を抑制するように、前記電気角と前記第2の駆動信号の値の関係を規定する、請求項1に記載のモータ制御装置。
【請求項4】
前記駆動回路の動作タイミングには、デッドタイムが含まれている、請求項2または請求項3に記載のモータ制御装置。
【請求項5】
d軸電流およびq軸電流に対するフィードバック制御に基づいて、モータを駆動する駆動回路に電気角に応じた第1の駆動信号を与えるフィードバック制御ステップと、
前記フィードバック制御を用いずに、電気角に応じた所定の相電圧に対応する第2の駆動信号を前記駆動回路に与える相電圧制御ステップと、
前記第1の駆動信号または前記第2の駆動信号を択一的に選択して前記駆動回路に与える選択ステップ部と、
を備え、
前記駆動回路の電源供給ラインに接続されたリップル吸収コンデンサの電荷の放電時に、前記選択ステップでは、前記第2の駆動信号を選択し、前記相電圧制御ステップでは、所定のd軸電流を前記モータに供給する前記所定の相電圧に対応する前記第2の駆動信号を出力する、モータ制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、モータ制御装置およびモータ制御方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、リップル吸収用のコンデンサの電荷を、駆動回路を介するd軸電流により放電するモータ制御装置が開示されている。このモータ制御装置では、リップル吸収用のコンデンサの電荷を放電する際に、q軸電流およびd軸電流をフィードバック制御することにより、q軸電流の電流値をゼロに維持しつつ、d軸電流を流している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-134550号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記の技術では、例えば、q軸電流およびd軸電流をフィードバック制御することができない期間には、リップル吸収用のコンデンサの電荷を放電することができない。
【0005】
本発明は、q軸電流およびd軸電流に対するフィードバック制御を行わずに、リップル吸収用のコンデンサの電荷を放電することができるモータ制御装置等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記問題を解決するために、本発明の一態様は、
モータを駆動する駆動回路と、
前記駆動回路の電源供給ラインに接続されたリップル吸収コンデンサと、
d軸電流およびq軸電流に対するフィードバック制御に基づいて前記駆動回路に電気角に応じた第1の駆動信号を与えるフィードバック制御部と、
前記フィードバック制御を用いずに、電気角に応じた所定の相電圧に対応する第2の駆動信号を前記駆動回路に与える相電圧制御部と、
前記第1の駆動信号または前記第2の駆動信号を択一的に選択して前記駆動回路に与える選択部と、
を備え、
前記リップル吸収コンデンサの電荷の放電時に、前記選択部は、前記第2の駆動信号を選択し、前記相電圧制御部は、所定のd軸電流を前記モータに供給する前記所定の相電圧に対応する前記第2の駆動信号を出力するモータ制御装置を提供する。
【発明の効果】
【0007】
この発明によれば、q軸電流およびd軸電流に対するフィードバック制御を行わずに、リップル吸収用のコンデンサの電荷を放電することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1の実施例のモータ制御装置の構成を示す図である。
駆動回路の出力部の回路構成例を示す図である。
第1の実施例における3相電圧制御部の機能を示すブロック図である。
sinマップを示す図である。
3相電圧値の波形を示す図である。
3相電流値の波形を例示する図である。
第2の実施例のモータ制御装置の構成を示す図である。
第2の実施例における3相電圧制御部の機能を示すブロック図である。
デッドタイムの影響を受けた3相電圧値の波形を例示する図である。
デッドタイムの影響を受けた3相電流値の波形を例示する図である。
デッドタイムの影響を受けたq軸電流値の波形を例示する図である。
デッドタイムの影響を受けたd軸電流値の波形を例示する図である。
第2の実施例におけるq軸電流値の波形を例示する図である。
第2の実施例におけるd軸電流値の波形を例示する図である。
第2の実施例において第2の駆動信号S2が示す3相電圧値の波形を例示する図である。
第2の実施例における3相電圧値の波形を例示する図である。
第2の実施例における3相電流値の波形を例示する図である。
第3の実施例のモータ制御装置の構成を示す図である。
第3の実施例における相電圧制御部の機能を示すブロック図である。
信号生成マップを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
【0010】
(第1の実施例)
図1は、第1の実施例のモータ制御装置の構成を示す図である。なお、各実施例のモータ制御装置は、例えば、車載の電動パワーステアリング(EPS)用のブラシレスモータを制御する装置として使用できるが、その用途は任意である。例えば、各実施例のモータ制御装置は、二輪電気自動車の動力源として使用されるブラシレスモータ、その他のブラシレスモータの制御に広く適用できる。
(【0011】以降は省略されています)

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