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公開番号
2024133875
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-03
出願番号
2023043874
出願日
2023-03-20
発明の名称
湿潤集塵装置
出願人
株式会社ノンアス
代理人
個人
主分類
B24B
55/06 20060101AFI20240926BHJP(研削;研磨)
要約
【課題】 湿潤用使用水を削減し、産業廃棄物量を減らす。
【解決手段】 負圧供給手段である負圧供給源10は負圧管路20に負圧を供給しており、研磨機である作業端末30は施工面からの粉塵と水との混合物である粉塵水を負圧管路20の吸引口から吸引させる。第1の濾過機構40と第2の濾過機構50を含む分離器には、負圧管路20を経て吸引搬送されてくる粉塵水が供給され、粉塵成分と水成分とを分離する。水循環路は分離器にて分離される水を研磨機である作業端末30に供給する。水成分は、粉塵と共に回収された後で分離されて、再度、研磨機に供給されて再利用される。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
負圧を負圧管路に供給する負圧供給手段と、
施工面からの粉塵と水との混合物である粉塵水を前記負圧管路の吸引口から吸引させる研磨機と、
前記負圧管路を経て吸引搬送されてくる粉塵水が供給されて粉塵成分と水成分とを分離する分離器と、
前記分離器にて分離される水を前記研磨機に供給する水循環路とを備えることを特徴とする湿潤集塵装置。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記負圧管路の途中の経路に水を供給可能であることを特徴とする請求項1に記載の湿潤集塵装置。
【請求項3】
前記負圧管路は、前記粉塵水の供給経路に水流軽減板を設置し、前記粉塵水を当接させていることを特徴とする請求項1に記載の湿潤集塵装置。
【請求項4】
前記負圧管路の排出口には、気体成分と、固液成分とを分離するトルネード機構と、分離された固液成分を濾過する第1の濾過機構とを備えることを特徴とする請求項1に記載の湿潤集塵装置。
【請求項5】
前記濾過機構を通過した浸出成分をさらに濾過する第2の濾過機構を備え、
前記水循環路は第2の濾過機構で濾過された水を前記研磨機に供給することを特徴とする請求項4に記載の湿潤集塵装置。
【請求項6】
前記第2の濾過機構は、水切り容器と、水切り容器に載置された濾過バッグとを備え、第1の濾過機構で濾過された浸出成分を前記濾過バッグに供給し、前記濾過バッグを通過して前記水切り容器に浸出する水を前記研磨機に供給することを特徴とする請求項5に記載の湿潤集塵装置。
【請求項7】
前記研磨機は、供給される水を施工面に噴射する第1の水管路と、前記粉塵水に水を加える第2の水管路とを備えることを特徴とする請求項1に記載の湿潤集塵装置。
【請求項8】
前記第1の水管路と、前記第2の水管路への水の供給割合を変更可能であることを特徴とする請求項7に記載の湿潤集塵装置。
【請求項9】
前記第1の水管路の水の供給量と、前記第2の水管路への水の供給量とをそれぞれ変更可能であることを特徴とする請求項7に記載の湿潤集塵装置。
【請求項10】
前記研磨機は、施工面に対面して回転する剥離刃を備え、剥離刃の側面の外側から前記施工面に対して水を噴射することを特徴とする請求項1に記載の湿潤集塵装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、湿潤集塵装置に関し、特に、集塵時に水を使用する湿潤集塵装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
建造物の外壁における石綿を除去するため、掃除機のような集塵装置(集塵バッグに粉塵等を排出することができる集塵装置)が連結されているサンダーを用いて、吸引しながら外壁の石綿や石綿塗膜等を削って除去する方法が用いられている。
また、特許文献1に示すように、ホースを通して石綿を集塵する時にホース内で水を混合した粉塵水として吸引する湿潤集塵装置も知られている。同文献によれば、運ばれてきた石綿は、吸入された水と混合され、粉塵水(あるいは濁水とも呼ぶ)となって粉塵水吸引ホースを通って強力吸引車に運ばれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許7138302号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に示す湿潤集塵装置は、以下のような課題があった。
湿潤用サンダー等(複数台含む)に使う使用水が多いため、産業廃棄物が大量に出ることとなり、水不足時など環境的に好ましくない。
排気フィルタの粉塵による根詰まりが発生する。
吸引した汚泥が吸引ホース内に蓄積され、ホース内の根詰まりによる吸引低下が発生する。
【0005】
本発明は、湿潤用使用水を削減し、産業廃棄物量を減らす。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、負圧を負圧管路に供給する負圧供給手段と、施工面からの粉塵と水との混合物である粉塵水を前記負圧管路の吸引口から吸引させる研磨機と、前記負圧管路を経て吸引搬送されてくる粉塵水が供給されて塵芥と水とを分離する分離器と、分離器にて分離される水を前記研磨機に供給する水循環路とを備える構成としてある。
上記構成において、負圧供給手段は負圧管路に負圧を供給しており、研磨機は施工面からの粉塵と水との混合物である粉塵水を前記負圧管路の吸引口から吸引させる。分離器には、前記負圧管路を経て吸引搬送されてくる粉塵水が供給され、粉塵成分と水成分とを分離する。水循環路は前記分離器にて分離される水を前記研磨機に供給する。
このように、水成分は、粉塵と共に回収された後で分離されて、再度、研磨機に供給されて再利用される。
【0007】
他の実施態様においては、前記負圧管路の途中の経路に水を供給可能としてある。
上記構成において、負圧管路を粉塵水が運ばれる際、その途中の経路で水を供給することで、粉塵が特定の場所に溜まってしまう事態を回避する。
【0008】
他の実施態様においては、前記負圧管路は、前記粉塵水の供給経路に水流軽減板を設置し、前記粉塵水を当接させる構成としてある。
上記構成において、特に負圧管路の出口で水流が早すぎて遠心分離に支障を来すこともあるため、粉塵水を水流軽減版に当接させることで、粉塵を含む水流の速度を抑え、遠心分離等しやすくする。
【0009】
他の実施態様においては、前記負圧管路の排出口には、気体成分と、固液成分とを分離するトルネード機構と、分離された固液成分を濾過する第1の濾過機構とを備える構成としてある。
上記構成において、トルネード機構は、前記負圧管路の排出口にて、気体成分と固液成分とを分離し、第1の濾過機構は、分離された固液成分から液体を濾過する。
【0010】
他の実施態様においては、前記濾過機構を通過した液体成分をさらに濾過する第2の濾過機構を備え、前記水循環路は第2の濾過機構で濾過された水を前記研磨機に供給する構成としてある。
上記構成において、第2の濾過機構が、前記濾過機構を通過した液体成分をさらに濾過し、前記水循環路は第2の濾過機構で濾過された水を前記研磨機に供給する。
(【0011】以降は省略されています)
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