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公開番号2024133835
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-03
出願番号2023043818
出願日2023-03-20
発明の名称フロントカウル
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B62J 17/10 20200101AFI20240926BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】デザイン性を向上させつつ、走行時にダウンフォースを生じさせて走行安定性を向上させる。
【解決手段】フロントカウル(10)は、ヘッドライト(19a、19b)が設けられた車両前部を覆っている。フロントカウルには、車両前方から走行風を取り込む取込口(41)と、取込口から車両後方に走行風を流す導風通路(43)と、が形成されている。導風通路の底面(46)が取込口から車両後方に向けて高くなるように傾斜し、取込口から車両後方に向けて車幅方向外側に走行風が導かれている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ヘッドライトが設けられた車両前部を覆うフロントカウルであって、
車両前方から走行風を取り込む取込口と、
前記取込口から車両後方に走行風を流す導風通路と、が形成され、
前記導風通路の底面が前記取込口から車両後方に向けて高くなるように傾斜し、前記取込口から車両後方に向けて車幅方向外側に走行風を導くことを特徴とするフロントカウル。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記取込口から車両後方に向けて前記導風通路が狭く形成されていることを特徴とする請求項1に記載のフロントカウル。
【請求項3】
前面視にて前記取込口が前記ヘッドライトの側方に位置し、
前記取込口の高さ寸法が前記ヘッドライトのレンズの高さ寸法よりも大きいことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のフロントカウル。
【請求項4】
前面視にて前記取込口が前記ヘッドライトの側方に位置し、
前記取込口の前後寸法が前記ヘッドライトの前後寸法よりも大きく、
側面視にて前記ヘッドライトよりも後方で前記導風通路がトンネル状に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のフロントカウル。
【請求項5】
車両前方から走行風を取り込む他の取込口と、
前記他の取込口から車両後方に走行風を流す他の導風通路と、が形成され、
前面視にて前記他の取込口が前記取込口よりも小さいことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のフロントカウル。
【請求項6】
側面視にて前記他の取込口の前縁が前記取込口の前縁よりも後方に位置していることを特徴とする請求項5に記載のフロントカウル。
【請求項7】
前面視にて前記他の取込口の外側縁が前記取込口の外側縁よりも車幅方向内側に位置していることを特徴とする請求項5に記載のフロントカウル。
【請求項8】
前記他の導風通路の下流側と前記導風通路の下流側が連なっていることを特徴とする請求項5に記載のフロントカウル。
【請求項9】
前記ヘッドライトを囲むように設けられたフロントロアカウルと、
前記フロントロアカウルを上方から覆うフロントアッパーカウルと、を備え、
前記フロントロアカウルと前記フロントアッパーカウルによって前記取込口及び前記導風通路が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のフロントカウル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フロントカウルに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
鞍乗型車両として、車両前部を覆うフロントカウルを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のフロントカウルは、先端部から後方に向かって上り勾配となり、かつ先端部から後方に向かって車幅を広げるような流線形に形成されている。フロントカウルの外面の凹凸が減らされており、フロントカウルの外面に沿って走行風が車体後方にスムーズに流されることで空気抵抗が低減されている。また、フロントカウルの外面が走行風を受けることで、車両前部にダウンフォースが生じて走行時のフロントリフトが抑えられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6011319号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、空気抵抗の影響を優先すると、フロントカウルが凹凸の少ないデザインになりがちである。一方で、デザインを優先すると、特に高速走行時のフロントリフトが抑えきれずに車体の安定性が損なわれるという問題があった。
【0005】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、デザイン性を向上させつつ、走行時にダウンフォースを生じさせて走行安定性を向上させることができるフロントカウルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様のフロントカウルは、ヘッドライトが設けられた車両前部を覆うフロントカウルであって、車両前方から走行風を取り込む取込口と、前記取込口から車両後方に走行風を流す導風通路と、が形成され、前記導風通路の底面が前記取込口から車両後方に向けて高くなるように傾斜し、前記取込口から車両後方に向けて車幅方向外側に走行風を導くことで上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様のフロントカウルによれば、フロントカウルに凹凸が設けられていても、取込口から取り込まれた走行風が導風通路を通じて車両後方にスムーズに流されて空気抵抗が低減される。導風通路の底面に沿って走行風が流れることで、フロントカウルにダウンフォースが生じてフロントリフトが低減される。また、導風通路から車幅方向外側に走行風が流れるため、走行風が運転者にダイレクトに当たることが防止される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施例の鞍乗型車両の前半部の側面図である。
本実施例の車両前部の前面図である。
本実施例のフロントアッパーカウルを外した車両前部の前面図である。
本実施例の車両前部の側面図である。
本実施例のフロントアッパーカウルを外した車両前部の側面図である。
本実施例の車両前部を斜め前方から見た斜視図である。
本実施例のフロントアッパーカウルを外した車両前部を斜め前方から見た斜視図である。
本実施例の車両前部を斜め後方から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一態様のフロントカウルは、ヘッドライトが設けられた車両前部を覆っている。フロントカウルには車両前方から走行風を取り込む取込口と、取込口から車両後方に走行風を流す導風通路と、が形成されている。フロントカウルに凹凸が設けられていても、取込口から取り込まれた走行風が導風通路を通じて車両後方にスムーズに流されて空気抵抗が低減される。導風通路の底面が取込口から車両後方に向けて高くなるように傾斜しており、導風通路の底面に沿って走行風が流れることで、フロントカウルにダウンフォースが生じてフロントリフトが低減される。取込口から車両後方に向けて車幅方向外側に走行風が導かれて、走行風が運転者にダイレクトに当たることが防止されている。
【実施例】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本実施例のフロントカウルが設けられた鞍乗型車両について説明する。図1は本実施例の鞍乗型車両の前半部の側面図である。また、以下の図では、矢印FRは車両前方、矢印REは車両後方、矢印Lは車両左方、矢印Rは車両右方をそれぞれ示している。
(【0011】以降は省略されています)

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