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公開番号
2024157726
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023072254
出願日
2023-04-26
発明の名称
トーションビーム式サスペンション構造
出願人
スズキ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60G
9/04 20060101AFI20241031BHJP(車両一般)
要約
【課題】重量増加を抑制しつつ、NVHを低減させることが可能なトーションビーム式サスペンション構造を提供する。
【解決手段】車両下部に配置され、車幅方向に延びるトーションビーム10を有する、トーションビーム式サスペンション構造であって、トーションビーム10の車幅方向中間部の太さは、車幅方向外側部の太さよりも太く形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両下部に配置され、車幅方向に延びるトーションビームを有する、トーションビーム式サスペンション構造であって、
前記トーションビームの車幅方向中間部の太さは、車幅方向外側部の太さよりも太く形成されていることを特徴とする、トーションビーム式サスペンション構造。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記トーションビームの車幅方向中間部における上端と下端との間の距離は、前記トーションビームの車幅方向外側部における上端と下端との間の距離より、長く設定されており、
上面視で、前記トーションビームの前端と後端との距離は、車幅方向で一定に設定されていることを特徴とする、請求項1に記載のトーションビーム式サスペンション構造。
【請求項3】
車両前後方向視において、前記トーションビームの上端部は、車両上方の膨らむように湾曲し、下端部は、車両下方に膨らむように湾曲しており、
前記上端部における湾曲の変化量は、前記下端部における湾曲の変化量に対して大きいことを特徴とする、請求項2に記載のトーションビーム式サスペンション構造。
【請求項4】
前記トーションビームの車幅方向の中央部は、車両上方に向かうに従い車両後方に傾斜する前側傾斜面と、前記前側傾斜面の車両後方に位置し、車両上方に向かうに従い車両前方に傾斜する後側傾斜面と、前記前側傾斜面及び前記後側傾斜面の下方側に位置し、車幅方向に延びる中間底面と、を有し、
前記トーションビームの車幅方向の両外側部のそれぞれは、車両前方を臨む外前壁面と、前記外前壁面の後方側に間隔を空けて配置される外後壁面と、前記外前壁部及び前記外後壁部の上方側に位置する外側上面と、前記前壁部及び前記後壁部の下方側に位置する外側底面と、を有していることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のトーションビーム式サスペンション構造。
【請求項5】
前記外側底面及び前記中間底面は、車幅方向に連続して延びる1つの底面部を構成し、
前記トーションビームの上端と下端との距離は、前端と後端との距離よりも大きいことを特徴とする、請求項4に記載のトーションビーム式サスペンション構造。
【請求項6】
前記前側傾斜面及び前記後側傾斜面のいずれか一方には、前記トーションビームの車両前後方向の中心に向かって凹む湾曲面部が設けられ、他方には、平面が形成されていることを特徴とする、請求項4に記載のトーションビーム式サスペンション構造。
【請求項7】
前記前側傾斜面の上部は、前記トーションビームの前端と後端との間に位置する車両前後方向の中心点よりも、車両前方側に配置され、
前記前側傾斜面と前記中間底面とにより形成される前側角度は、前記後側傾斜面と前記中間底面とにより形成される後側角度よりも、大きいことを特徴とする、請求項4に記載のトーションビーム式サスペンション構造。
【請求項8】
前記トーションビームの車幅方向の中央部における横断面の図心は、トレーリングアームの高さ方向の中央位置に、車両上下方向で揃うように配置されていることを特徴とする、請求項1に記載のトーションビーム式サスペンション構造。
【請求項9】
前記トーションビームの横断面は、閉断面であることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のトーションビーム式サスペンション構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、トーションビーム式サスペンション構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に開示されているように、車両の軽量化及び省スペース化等を達成するために、車両幅方向に沿って延びるトーションビームの端部にトレーリングアームが接合されたトーションビーム式サスペンションを採用している車両が知られている。トーションビームは、通常、レイアウト、強度性能、及び、ロール剛性等の要件に基づいて、設計されている。
【0003】
一方で、トーションビームは、例えば後輪と路面との摩擦による振動等によるロードノイズの原因となる場合がある。しかしながら、従来のトーションビームのビーム構造は、NVH(ノイズ・バイブレーション・ハーシュネス:Noise, Vibration, Harshness)の対策が十分でない場合がある。一般に、ロードノイズの対策としては、車体骨格を構成する部材及びパネル等に、制振材等を取り付けて、共振を抑制することで、振動を低減させている。
【0004】
例えば、特許文献1に開示されるトーションビームは、車両前方に開口を有する開断面を有しており、トーションビームの内部には、車幅方向に延びるスタビライザが配置されている。さらに、トーションビームの前部の開口に閉塞体を配置することによって、トーションビームとスタビライザとの間に形成される気柱の音響モードを変更し、それにより、気柱共鳴によるトーションビームへの加振を低減させようとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2002-307922号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記例のトーションビームの構造では、スタビライザ及び閉塞体をビーム本体に設けることで、振動を低減させている。そのため、ロードノイズを抑制するために、サスペンション構造の重量を増加させている。そのため、重量増加を抑制しつつ、ロードノイズを低減させ、NVH性能を向上させようとする場合には、上記例のような構造には、改善の余地があった。
【0007】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、重量増加を抑制しつつ、NVHを低減させることが可能なトーションビーム式サスペンション構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するための本発明に係るトーションビーム式サスペンション構造は、車両下部に配置され、車幅方向に延びるトーションビームを有しており、前記トーションビームの車幅方向中間部の太さは、車幅方向外側部の太さよりも太く形成されている。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係るトーションビーム式サスペンション構造によれば、重量増加を抑制しつつ、NVHを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明に係るトーションビーム式サスペンション構造の一実施形態を示す斜視図である。
図1のトーションビームの平面図である。
図1のトーションビームの正面図である。
図2のA-A断面を示す側面断面図である。
図2のA-A断面及びB-B断面を重ねて示す側面断面図である。
図2のC―C矢視の断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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