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公開番号
2024155427
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2023070129
出願日
2023-04-21
発明の名称
アンダーカウル
出願人
スズキ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B62J
17/00 20200101AFI20241024BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】アンダーカウルの前部の上前方から下後方に流れる走行風を受けることによって生成されるダウンフォースを増大させ、かつアンダーカウル内の熱の籠もりを抑制する。
【解決手段】アンダーカウル6は、右壁部7、左壁部8および前壁部9を備え、前壁部9は第1の風受け板11および第2の風受け板12を備え、第1の風受け板11および第2の風受け板12はそれぞれ、前壁部9の上前方から下後方に流れる走行風を受ける風受け面11A、12Aを有し、各風受け面11A、12Aは、前後左右方向に拡がり、前縁部が後縁部に対して下がるように傾斜している。また、第2の風受け板12は、その前端部が第1の風受け板11の前端部よりも上側かつ後ろ側となるように配置され、第1の風受け板11と第2の風受け板12との間には間隙13が設けられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
前輪、後輪、および前記前輪と前記後輪との間に設けられたパワーユニットを備えた鞍乗型車両に設けられ、前記鞍乗型車両において前記前輪の後方かつ前記パワーユニットの下部前方の部分を覆うアンダーカウルであって、
右壁部、左壁部および前壁部を備え、
前記前壁部は、
前後左右方向に拡がり前縁部が後縁部に対して下がるように傾斜し前記前壁部の上前方から下後方に流れる走行風を受ける風受け面を有する第1の風受け板と、
前後左右方向に拡がり前縁部が後縁部に対して下がるように傾斜し前記走行風を受ける風受け面を有する第2の風受け板とを備え、
前記第2の風受け板は、その前端部が前記第1の風受け板の前端部よりも上側かつ後ろ側となるように配置され、
前記第1の風受け板と前記第2の風受け板との間には間隙が設けられていることを特徴とするアンダーカウル。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記第2の風受け板の前端部は前記第1の風受け板の後端部よりも前側に位置していることを特徴とする請求項1に記載のアンダーカウル。
【請求項3】
前記第1の風受け板の風受け面の水平に対する傾斜角は、前記第2の風受け板の風受け面の水平に対する傾斜角よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のアンダーカウル。
【請求項4】
前記第1の風受け板の風受け面の面積は前記第2の風受け板の風受け面の面積よりも大きいことを特徴とする請求項3に記載のアンダーカウル。
【請求項5】
前記第1の風受け板の風受け面における前縁から後縁までの長さは、前記第2の風受け板の風受け面における前縁から後縁までの長さよりも長いことを特徴とする請求項4に記載のアンダーカウル。
【請求項6】
前記前壁部は、
前記第2の風受け板の前端部から当該アンダーカウル内に向かって後方または下後方に伸長した内壁板を備えていることを特徴とする請求項1に記載のアンダーカウル。
【請求項7】
前記前壁部は、
前記第1の風受け板および前記第2の風受け板の左右方向両側にそれぞれ設けられ、上下方向に伸長し、下部が前記第1の風受け板よりも前方に張り出し、上部が前記第2の風受け板よりも前方に張り出した張出部を備え、
前記前壁部において、右側の前記張出部よりも右側の部分または左側の前記張出部よりも左側の部分には、当該アンダーカウルの外部と当該アンダーカウルの内部とを連通し、当該アンダーカウルの前方から後方に流れる走行風を当該アンダーカウルの内部に導入する導風通路が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のアンダーカウル。
【請求項8】
前記第1の風受け板および前記第2の風受け板は、前記右壁部によって右方から覆われ、かつ前記左壁部によって左方から覆われていることを特徴とする請求項1に記載のアンダーカウル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鞍乗型車両に設けられるアンダーカウルに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
鞍乗型車両の多くはカウルを備えている。カウルは、走行風を整流または制御し、空気抵抗の低減または車両の空力性能の向上等を図り、また、走行風から乗員を保護する機能を有している。
【0003】
カウルは総じて鞍乗型車両の車体を覆うものであるが、それが車体のどの部分を覆うものであるかによって細かく分類されている。ところが、カウルの分類の仕方や、分類された各カウルの名称は一定ではない。例えば、特開2005-178621号公報の段落0017~0021の記載、特開平11-79032号公報の段落0009~0010の記載、および特開2009-107562号公報の段落0013~0015の記載を比較すると、そのことが窺える。そこで、本書では、鞍乗型車両においてヘッドパイプの前方の部分を覆うカウルを「フロントカウル」ということとする。また、鞍乗型車両においてヘッドパイプの下部またはフロントフォークの上部の側方からパワーユニット(例えばエンジン)の上部側方に掛けての部分を覆うカウルを「サイドカウル」ということとする。また、鞍乗型車両において、少なくとも前輪の後方からパワーユニットの下部前方に掛けての部分を覆うカウルを「アンダーカウル」ということとする。
【0004】
また、鞍乗型車両には、フロントカウル、左右のサイドカウルおよびアンダーカウルを備えた車両(特開2005-178621号公報の図1を参照)、フロントカウルのみを備えた車両、アンダーカウルのみを備えた車両等、様々な形態がある。フロントカウル、左右のサイドカウルおよびアンダーカウルを備えた形態を、一般にフルカウルという。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-178621号公報
特開平11-79032号公報
特開2009-107562号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
鞍乗型車両の走行中、車両の前方から走行風が当たる。その走行風の一部は、フロントカウルとフロントフェンダとの間を通り、フロントフェンダに沿うように下後方に向きを変え、アンダーカウルの前部に当たる。したがって、アンダーカウルの前部に、この下後方に流れる走行風を受ける風受け面を形成することにより、車両を下方に押す力(ダウンフォース)を生成することができる。ダウンフォースを生成することにより、前輪の路面からの浮き上がり(フロントリフト)を抑制することができ、車両の走行姿勢を安定化させることができる。
【0007】
上記風受け面をアンダーカウルの前部に広範囲に設けることにより、大きなダウンフォースを生成することができる。しかしながら、鞍乗型車両において、アンダーカウルの後方、上方または内側には、例えばエンジン、エキゾーストパイプ等の発熱体が配置されている。そのため、上記風受け面をアンダーカウルの前部に広範囲に設けると、アンダーカウル内に上記発熱体から発せられた熱が籠もり、エンジン等の温度が上昇し易くなるという問題がある。
【0008】
本発明は例えば上述したような問題に鑑みなされたものであり、本発明の課題は、アンダーカウルの前部の上前方から下後方に流れる走行風を受けることによって生成されるダウンフォースを増大させることができ、かつアンダーカウル内の熱の籠もりを抑制することができるアンダーカウルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明は、前輪、後輪、および前記前輪と前記後輪との間に設けられたパワーユニットを備えた鞍乗型車両に設けられ、前記鞍乗型車両において前記前輪の後方かつ前記パワーユニットの下部前方の部分を覆うアンダーカウルであって、右壁部、左壁部および前壁部を備え、前記前壁部は、前後左右方向に拡がり前縁部が後縁部に対して下がるように傾斜し前記前壁部の上前方から下後方に流れる走行風を受ける風受け面を有する第1の風受け板と、前後左右方向に拡がり前縁部が後縁部に対して下がるように傾斜し前記走行風を受ける風受け面を有する第2の風受け板とを備え、前記第2の風受け板は、その前端部が前記第1の風受け板の前端部よりも上側かつ後ろ側となるように配置され、前記第1の風受け板と前記第2の風受け板との間には間隙が設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、アンダーカウルの前部の上前方から下後方に流れる走行風を受けることによって生成されるダウンフォースを増大させることができ、かつアンダーカウル内の熱の籠もりを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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