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公開番号
2024148756
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-18
出願番号
2023062154
出願日
2023-04-06
発明の名称
エンジンの潤滑装置
出願人
スズキ株式会社
代理人
個人
主分類
F01M
11/00 20060101AFI20241010BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】簡易な構造で低温のオイルをオイルストレーナに供給できるようにすることを目的とする。
【解決手段】本発明は、オイルパン40内のオイルを吸入するオイルストレーナ50をオイルパン40の第1領域に配置し、オイルパン40内のオイルをオイルクーラ60へ送るオイル出口45と、オイルクーラ60からオイルパン40にオイルを戻すオイル入口46とをオイルパン40の第1領域から離れた第2領域に配置したエンジン10の潤滑装置であって、第1領域と第2領域とを連絡する空間を第1領域の周辺部からオイル出口45にオイルを導く第1油路81と、オイル入口46から第1領域にオイルを導く第2油路82とに区画する流路形成部材80をオイルパン40に取り付けるように構成した。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
オイルパン内のオイルを吸入するオイルストレーナを前記オイルパンの第1領域に配置し、
前記オイルパン内のオイルをオイルクーラへ送るオイル出口と、オイルクーラからオイルパンにオイルを戻すオイル入口とを前記オイルパンの第1領域から離れた第2領域に配置したエンジンの潤滑装置であって、
前記第1領域と前記第2領域とを連絡する空間を前記第1領域の周辺部から前記オイル出口にオイルを導く第1油路と、前記オイル入口から前記第1領域にオイルを導く第2油路とに区画する流路形成部材を前記オイルパンに取り付けたことを特徴とするエンジンの潤滑装置。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
前記オイルパンの周壁における鉛直方向で、前記オイル入口は前記オイル出口よりも上側に配置され、
前記第2油路は、前記第1油路より上側に配置され、かつ前記オイルストレーナに向かって延びるとともに下流の端部が前記オイルパンの底部に近づくように傾斜した傾斜部を有することを特徴とする請求項1に記載のエンジンの潤滑装置。
【請求項3】
前記流路形成部材は、前記第2油路として前記オイルパン内に配置される筒状部と、前記筒状部から前記オイルパンの底部側に延びる仕切壁とを有し、
前記第1油路は、前記仕切壁によって前記オイルパン内の空間を区画することによって構成されることを特徴とする請求項1または2に記載のエンジンの潤滑装置。
【請求項4】
前記仕切壁は、前記オイル出口の近傍に前記第1油路と前記第1油路の外側とを連通させる切欠部を有することを特徴とする請求項3に記載のエンジンの潤滑装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンの潤滑装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
一般的にエンジンはオイルパンを備えており、オイルパンに貯留するオイルをオイルストレーナから吸入して、潤滑が必要なエンジンの各部に供給する。エンジンの各部を潤滑したオイルは高温となるために、オイルを冷却するためのオイルクーラが設けられる。
【0003】
特許文献1には、オイルパンに内蔵したオイルクーラをオイルパンの底面から離隔して配置し、オイルクーラの下方にオイルクーラと対向させてオイル吸込口を配置したエンジンのオイル冷却装置が開示されている。特許文献1のオイル冷却装置によれば、オイルクーラで冷却されて低温になったオイルが下方に移動して、オイル吸込口から吸入され再びエンジンの各部に供給されるために、オイルの冷却効率を向上させることができる。しかしながら、特許文献1のオイル冷却装置ではオイルクーラがオイルパンに内蔵されているために構造が複雑化してしまう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-48600号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
エンジンの潤滑装置を簡易にするためには、オイルパンの外部に配置したオイルクーラにオイルを送り、オイルクーラで冷却したオイルを再び、オイルパンに戻すような構造を採用することが考えられる。このような潤滑装置では、オイルパンからオイルクーラにオイルを送るオイル出口と、オイルクーラからオイルパンへオイルを戻すオイル入口とを備える必要がある。しかしながら、オイル出口とオイル入口が、オイルパン内のオイルを吸入するオイルストレーナから離れた位置にある場合、オイルクーラから戻った低温のオイルがオイルクーラに送る前の高温のオイルと混じり合ってしまうおそれがある。このような場合にはオイルストレーナから吸入するオイルの温度が上昇してしまうという問題がある。
【0006】
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、簡易な構造で低温のオイルをオイルストレーナに供給できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、オイルパン内のオイルを吸入するオイルストレーナを前記オイルパンの第1領域に配置し、前記オイルパン内のオイルをオイルクーラへ送るオイル出口と、オイルクーラからオイルパンにオイルを戻すオイル入口とを前記オイルパンの第1領域から離れた第2領域に配置したエンジンの潤滑装置であって、前記第1領域と前記第2領域とを連絡する空間を前記第1領域の周辺部から前記オイル出口にオイルを導く第1油路と、前記オイル入口から前記第1領域にオイルを導く第2油路とに区画する流路形成部材を前記オイルパンに取り付けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、簡易な構造で低温のオイルをオイルストレーナに供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
エンジンの一部の構成を示す左側面図である。
エンジンの一部の構成を示す平面図である。
エンジンの一部の構成を示す右側面図である。
エンジンのIV-IV線の断面図である。
エンジンのV-V線の断面図である。
流路形成部材の構成を示す斜視図である。
オイルパンのVII-VII線の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に係る実施形態は、オイルパン40内のオイルを吸入するオイルストレーナ50をオイルパン40の第1領域に配置し、オイルパン40内のオイルをオイルクーラ60へ送るオイル出口45と、オイルクーラ60からオイルパン40にオイルを戻すオイル入口46とをオイルパン40の第1領域から離れた第2領域に配置したエンジン10の潤滑装置である。この潤滑装置では、第1領域と第2領域とを連絡する空間を第1領域の周辺部からオイル出口45にオイルを導く第1油路81と、オイル入口46から第1領域にオイルを導く第2油路82とに区画する流路形成部材80をオイルパン40に取り付けるように構成した。本実施形態によれば、エンジン10を潤滑および冷却して高温となったオイルを第1油路81によって第1領域の周辺部からオイルクーラ60に送ることができ、オイルクーラ60で冷却された低温のオイルを第2油路82によってオイルストレーナ50が配置される第1領域に導くことができる。したがって、簡易な構造でオイルストレーナ50に低温のオイルを供給することができる。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)
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