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公開番号2024151893
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023065686
出願日2023-04-13
発明の名称内燃機関のスラスト軸受潤滑構造
出願人スズキ株式会社
代理人弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類F01M 1/06 20060101AFI20241018BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】クランク軸のスラスト方向への移動を規制するスラスト軸受の潤滑性を向上できる内燃機関のスラスト軸受潤滑構造を提供すること。
【解決手段】スラスト軸受潤滑構造は、シリンダブロック2の下部に設けられたクランク室6Aに配置され、クランク軸7を回転自在に支持するクランク室側隔壁部8Bを有する隔壁8と、クランク室側隔壁部8Bの側面に取付けられ、クランク軸7の軸方向への移動を規制するスラスト軸受11A、11Bとを有する。シリンダブロック2は、シリンダブロック2の上部に取付けられたシリンダヘッド3からクランク室6Aにオイルを戻すオイル戻し通路12を有し、クランク室側隔壁部8Bは、オイル戻し通路12内を滴下されるオイルをスラスト軸受11A、11Bに導くスラスト軸受用油路8c、8dを有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
シリンダブロックの下部に設けられたクランク室に配置され、クランク軸を回転自在に支持する隔壁と、
前記隔壁の側面に取付けられ、前記クランク軸の軸方向への移動を規制するスラスト軸受とを有する内燃機関のスラスト軸受潤滑構造であって、
前記シリンダブロックは、前記シリンダブロックの上部に取付けられたシリンダヘッドから前記クランク室にオイルを戻すオイル戻し通路を有し、
前記隔壁は、前記オイル戻し通路内を滴下されるオイルを前記スラスト軸受に導くスラスト軸受用油路を有することを特徴とする内燃機関のスラスト軸受潤滑構造。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記オイル戻し通路は、前記隔壁の外側に位置して上下方向に延びる内周壁面を有し、
前記内周壁面は、前記隔壁側に位置して上下方向に延びる下側内周壁面部と、前記下側内周壁面部に対して前記オイル戻し通路内に膨出する上側内周壁面部と、前記下側内周壁面部と前記上側内周壁面部とを連絡する段差部とを有し、
前記スラスト軸受用油路の上流端は、前記段差部の下側に位置するように前記下側内周壁面部の上端に開口していることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のスラスト軸受潤滑構造。
【請求項3】
前記シリンダブロックは、前記シリンダヘッドを前記シリンダブロックに締結するためのボルトが螺合されるヘッドボルト孔を有し、
前記段差部は、前記ヘッドボルト孔の下部近傍に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関のスラスト軸受潤滑構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関のスラスト軸受潤滑構造に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、クランク軸を支持するクランク室側隔壁部の側面に取り付けられ、クランク軸の軸方向への移動を規制するスラスト軸受を有するスラスト軸受潤滑構造が知られている(特許文献1参照)。
【0003】
このスラスト軸受潤滑構造は、クランク室側隔壁部を貫通して隣接する気筒を連通する連通孔を備えており、連通孔は上側壁部と突出壁部とに跨がる位置に開口している。
【0004】
クランク室側隔壁部には連通孔の下部とスラスト軸受とを連絡する油路が形成されており、気筒を伝って落下し、連通孔の周辺を通過してクランク室に排出される潤滑油を連通孔の底面によって捕捉し、油路に沿ってスラスト軸受に導く。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-72665号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来のスラスト軸受潤滑構造にあっては、連通孔の周辺を通過してクランク室に排出される潤滑油を連通孔の底面によって捕捉し、油路でスラスト軸受に供給するので、スラスト軸受に供給される潤滑油量が不足するおそれがあり、未だ、改善の余地がある。
【0007】
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、クランク軸のスラスト方向への移動を規制するスラスト軸受の潤滑性を向上できる内燃機関のスラスト軸受潤滑構造を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、シリンダブロックの下部に設けられたクランク室に配置され、クランク軸を回転自在に支持する隔壁と、前記隔壁の側面に取付けられ、前記クランク軸の軸方向への移動を規制するスラスト軸受とを有する内燃機関のスラスト軸受潤滑構造であって、前記シリンダブロックは、前記シリンダブロックの上部に取付けられたシリンダヘッドから前記クランク室にオイルを戻すオイル戻し通路を有し、前記隔壁は、前記オイル戻し通路内を滴下されるオイルを前記スラスト軸受に導くスラスト軸受用油路を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
このように上記の本発明によれば、クランク軸のスラスト方向への移動を規制するスラスト軸受の潤滑性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の一実施例に係るシリンダヘッドを取り外したエンジンの平面図である。
図2は、図1のII-II方向矢視断面図である。
図3は、図1のIII-III方向矢視断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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