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公開番号2024151662
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023065190
出願日2023-04-12
発明の名称ブレーキ喚起装置及びブレーキ喚起方法
出願人スズキ株式会社
代理人弁理士法人東京国際特許事務所
主分類G08G 1/16 20060101AFI20241018BHJP(信号)
要約【課題】車両が安全に減速エリアに進入することができるブレーキ喚起装置及びブレーキ喚起方法を提供する。
【解決手段】 ブレーキ喚起装置10は、車両100に後続する後続車300の車速、及び後続車300までの車間距離を検知する後続車検知部12と、車両100の前方にある走行車線31上の減速エリア30を検知する減速エリア検知部14と、減速エリア30から所定の距離だけ手前を車両100が通過する際に後続車300との車間距離Dが所定値より短い場合、所定値以下の弱い減速度を発生させる予備制動を発動させる制動発動部17と、を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両に後続する後続車の車速、及び前記後続車までの車間距離を検知する後続車検知部と、
前記車両の前方にある走行車線上の減速エリアを検知する減速エリア検知部と、
前記減速エリアから所定の距離だけ手前を前記車両が通過する際に前記後続車との車間距離が所定値より短い場合、所定値以下の弱い減速度を発生させる予備制動を発動させる制動発動部と、を備えることを特徴とするブレーキ喚起装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記車間距離の前記所定値は、衝突余裕時間で規定される請求項1に記載のブレーキ喚起装置。
【請求項3】
前記車間距離の前記所定値は、前記後続車との物理的距離で規定される請求項1に記載のブレーキ喚起装置。
【請求項4】
前記減速エリアにおいて前記ブレーキシステムが前記車両の運転者により発動される可能性を推定する減速可能性判定部を備え、
前記制動発動部は、前記可能性が所定値以上である場合に前記ブレーキシステムに前記予備制動を発動させる請求項1に記載のブレーキ喚起装置。
【請求項5】
前記減速可能性判定部は、前記先行車が前記車両から前記所定距離内で減速したとき、前記減速エリアに設置された前記車両の前記走行車線上の信号機が赤色のとき、前記信号機の切り替わりを推定したとき、前記減速エリアの前記走行車線に平行する横断歩道上の歩行者用信号機の青点滅時、及び前記車両の方向指示器がONになったとき、の少なくともいずれかのときに前記車両の減速の可能性が所定値以上と推定する請求項4に記載のブレーキ喚起装置。
【請求項6】
前記制動発動部は、前記後続車が加速していると判断した場合に定速走行していると判断した場合よりも早く前記予備制動を発動させる請求項1に記載のブレーキ喚起装置。
【請求項7】
前記制動発動部は、前記後続車が加速していると判断した場合に、前記後続車が定速走行していると判断した場合よりも前記予備制動における減速度勾配を緩やかにする請求項1に記載のブレーキ喚起装置。
【請求項8】
前記制動発動部は、前記後続車が減速していると判断した場合に、前記後続車が定速走行していると判断した場合よりも遅く前記予備制動を発動させる請求項1に記載のブレーキ喚起装置。
【請求項9】
前記制動発動部は、同一の前記後続車の加速頻度が高いと判断した場合に、前記後続車が定速走行していると判断した場合よりも早く前記予備制動を発動する請求項1に記載のブレーキ喚起装置。
【請求項10】
前記制動発動部は、前記車両に対する前記後続車の相対速度が大きいと判断した場合に、前記車両と前記後続車とが等速である場合よりも早く前記予備制動を発動する請求項1に記載のブレーキ喚起装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、交差点の手前などの減速エリアを走行する車両のブレーキ喚起技術に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
日本の道路交通法では、十字路やT字路などの交差点に進入する車両は、走行している道路が優先道路を走行する場合など所定の場合を除き、徐行することが義務付けられている。近年では、交差点の直前で後続車に後面衝突をされない又は後面衝突を軽減するための技術が開発されている。例えば、特開2018-203252号公報では、ホスト車両を真ん中に挟んで縦列になって追従走行(Adaptive Cruise Control)をする3台の車両の交差点における動作に関する技術が開示されている。この技術では、交差点において前方車両との車間を詰める代わりに衝突に備えてブレーキ・パッドをブレーキ・ディスクに当てるための最小量の制動圧でブレーキ・ラインを加圧している。この結果、ホスト車両の運転者がブレーキをかけると、ブレーキ・ラインが即時に反応して、前方車両へのホスト車両の衝突を防止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-203252号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来の技術では、ホスト車両を追従走行する後方車両との車間距離が短い場合、後方車両に追突されるおそれがある。ホスト車両のブレーキ・ラインの応答性が高くなるため、ホスト車両の僅かなブレーキが急ブレーキにつながるおそれがあるためである。よって、車両が安全に交差点などの減速エリアに進入することのできる制御が求められていた。
【0005】
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、車両が安全に減速エリアに進入することができるブレーキ喚起装置及びブレーキ喚起方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本実施形態に係るブレーキ喚起装置は、車両に後続する後続車の車速、及び前記後続車までの車間距離を検知する後続車検知部と、前記車両の前方にある走行車線上の減速エリアを検知する減速エリア検知部と、前記減速エリアから所定の距離だけ手前を前記車両が通過する際に前記後続車との車間距離が所定値より短い場合、所定値以下の弱い減速度を発生させる予備制動を発動させる制動発動部と、を備えるものである。
【0007】
本実施形態に係るブレーキ喚起方法は、車両に後続する後続車の車速、及び前記後続車までの車間距離を検知するステップと、
前記車両の前方にある走行車線上の減速エリアを検知するステップと、
前記減速エリアから所定の距離だけ手前を前記車両が通過する際に前記後続車との車間距離が所定値より短い場合、ブレーキシステムに所定値以下の弱い予備制動を自動で発動させるステップと、を含むものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明により、車両が安全に減速エリアに進入することができるブレーキ喚起装置及びブレーキ喚起方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係るブレーキ喚起装置を搭載した車両の構成図。
車両が進入する交差点の模式図。
ブレーキ喚起装置の動作を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
なお、以下の実施形態において「前方」及び「後方」は、車両の運転席に着座した運転者を基準にして、この運転者から見た向きで規定する。
(【0011】以降は省略されています)

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