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公開番号2024127503
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023036691
出願日2023-03-09
発明の名称エンジン
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F02B 61/02 20060101AFI20240912BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】車両を大型化することなく、電子制御スロットルを設置する。
【解決手段】エンジン(40)には、クランクケース(41)の上部に積み重ねられたシリンダ(42)及びシリンダヘッド(43)と、シリンダヘッドの後方の吸気通路に介在された電子制御スロットル(61)と、が設けられている。車体フレームがヘッドパイプから後方に延びる一対のメインフレーム(12)を有し、当該一対のメインフレームの後部がシリンダヘッドの後方で下方に屈曲した一対のボディフレーム(13)になっている。電子制御スロットルには、吸気通路内に設けられたスロットル弁と、スロットル弁を開閉するアクチュエータ(65)と、が設けられている。側面視にてアクチュエータの上縁(73)が懸架ブラケットの下縁(71)に沿い、アクチュエータの後縁(74)がボディフレームの前縁(72)に沿っている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
車体フレームに懸架ブラケットを介して支持された単気筒のエンジンであって、
クランクケースの上部に積み重ねられたシリンダ及びシリンダヘッドと、
前記シリンダヘッドの後方の吸気通路に介在された電子制御スロットルと、を備え、
前記車体フレームがヘッドパイプから後方に延びる一対のメインフレームを有し、当該一対のメインフレームの後部が前記シリンダヘッドの後方で下方に屈曲した一対のボディフレームになっており、
前記電子制御スロットルは、前記吸気通路内に設けられたスロットル弁と、前記スロットル弁を開閉するアクチュエータと、を有し、
側面視にて前記アクチュエータの上縁が前記懸架ブラケットの下縁に沿い、前記アクチュエータの後縁が前記ボディフレームの前縁に沿っていることを特徴とするエンジン。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前面視にて、前記アクチュエータが前記ボディフレームに重なっていることを特徴とする請求項1に記載のエンジン。
【請求項3】
上面視にて、前記アクチュエータの外側面の後部が前記ボディフレームの外側面と車幅方向で同じ位置にあることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエンジン。
【請求項4】
前記アクチュエータの外側面が前記シリンダヘッドの外面よりも車幅方向外側に位置していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエンジン。
【請求項5】
前記アクチュエータの外側面が後方に向かって車幅方向外側になるように傾けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエンジン。
【請求項6】
前記シリンダの後方で前記懸架ブラケットの下方に設けられたスタータモータを備え、
前記シリンダヘッドの後部が前記車体フレームに前記懸架ブラケットを介して支持されており、
側面視にて、前記アクチュエータの前後方向の中心を通る中心線が、前記シリンダヘッドに対する前記懸架ブラケットの固定箇所と前記スタータモータの中心軸を結ぶ直線に平行であり、前記アクチュエータの一部が前記懸架ブラケットと前記スタータモータの間に位置していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエンジン。
【請求項7】
上面視にて、前記アクチュエータが前記懸架ブラケットに重なっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエンジン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
鞍乗型車両として、単気筒エンジンの後方にスロットルボディが設置されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の鞍乗型車両では、エンジンのクランクケースの上部にシリンダ、シリンダヘッド、シリンダヘッドカバーが積み重ねられている。シリンダヘッドの後面には吸気管及びメカニカルスロットルを介してエアクリーナが接続されている。シリンダヘッドの後部が車体フレームに懸架ブラケットを介して支持されており、この懸架ブラケットや車体フレームに囲まれたスペースにメカニカルスロットルが設置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7087615号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の鞍乗型車両は単気筒のエンジンが搭載された車幅が狭い機種であり、この単気筒のエンジンの後方の狭いスペースを利用してメカニカルスロットルが設置されている。ところで、電子制御スロットルにはアクチュエータが設けられ、メカニカルスロットルよりも電子制御スロットルの方が大きく形成されている。このため、特許文献1に記載のエンジンに電子制御スロットルを採用する場合には、電子制御スロットルのアクチュエータと周辺部品の隙間を確保することが難しく車両が大型化するおそれがあった。
【0005】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、車両を大型化することなく、電子制御スロットルを設置することができる単気筒のエンジンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様のエンジンは、車体フレームに懸架ブラケットを介して支持された単気筒のエンジンであって、クランクケースの上部に積み重ねられたシリンダ及びシリンダヘッドと、前記シリンダヘッドの後方の吸気通路に介在された電子制御スロットルと、を備え、前記車体フレームがヘッドパイプから後方に延びる一対のメインフレームを有し、当該一対のメインフレームの後部が前記シリンダヘッドの後方で下方に屈曲した一対のボディフレームになっており、前記電子制御スロットルは、前記吸気通路内に設けられたスロットル弁と、前記スロットル弁を開閉するアクチュエータと、を有し、側面視にて前記アクチュエータの上縁が前記懸架ブラケットの下縁に沿い、前記アクチュエータの後縁が前記ボディフレームの前縁に沿っていることで上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様のエンジンによれば、アクチュエータの上縁を懸架ブラケットの下縁に近づけ、アクチュエータの後縁をボディフレームの前縁に近づけることができる。単気筒のエンジンでは、シリンダヘッドの後方スペースがボディフレームと懸架ブラケットに囲まれて狭くなるが、この狭い後方スペースにアクチュエータをコンパクトに収めることができる。よって、車両を大型化することなく、単気筒のエンジンに電子制御スロットルを採用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施例の鞍乗型車両の左側面図である。
本実施例のエンジンの左側面図である。
本実施例のエンジンの右側面図である。
本実施例のエンジンの前面図である。
本実施例のエンジンの上面図である。
図2のエンジンをA-A線に沿って切断した断面図である。
本実施例のアクチュエータの設置レイアウトを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一態様のエンジンは、車体フレームに懸架ブラケットを介して支持された単気筒のエンジンである。エンジンのクランクケースの上部にシリンダ及びシリンダヘッドが積み重ねられている。車体フレームのヘッドパイプから後方に一対のメインフレームが延びており、この一対のメインフレームの後部が前記シリンダヘッドの後方で下方に屈曲した一対のボディフレームになっている。シリンダヘッドの後方の吸気通路には電子制御スロットルが介在され、電子制御スロットルには吸気通路内のスロットル弁を開閉するアクチュエータが設けられている。側面視にて前記アクチュエータの上縁が前記懸架ブラケットの下縁に沿い、前記アクチュエータの後縁が前記ボディフレームの前縁に沿っている。このため、アクチュエータの上縁を懸架ブラケットの下縁に近づけ、アクチュエータの後縁をボディフレームの前縁に近づけることができる。単気筒のエンジンでは、シリンダヘッドの後方スペースがボディフレームと懸架ブラケットに囲まれて狭くなるが、この狭い後方スペースにアクチュエータをコンパクトに収めることができる。よって、車両を大型化することなく、単気筒のエンジンに電子制御スロットルを採用することができる。
【実施例】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本実施例のフロントカウリングが設けられた鞍乗型車両について説明する。図1は本実施例の鞍乗型車両の左側面図である。また、以下の図では、矢印FRは車両前方、矢印REは車両後方、矢印Lは車両左方、矢印Rは車両右方をそれぞれ示している。
(【0011】以降は省略されています)

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