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公開番号2024134323
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-03
出願番号2023044560
出願日2023-03-20
発明の名称車両構造
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B62D 25/20 20060101AFI20240926BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】前突などによる衝撃エネルギを効果的に吸収する。
【解決手段】フロアサイドメンバ30を含む車両構造100が提供される。車両構造100は、フロアサイドメンバ30に沿って延びると共にフロアサイドメンバ30と協働して閉断面構造C3を形成する第1リンフォースメント34と、閉断面構造C3の内側でフロアサイドメンバ30に沿って延びる第2リンフォースメント35と、を含む。フロアサイドメンバ30は、車両前後方向について、車両前部に設けられるダッシュパネル10よりも前方の位置からダッシュパネル10よりも後方の位置まで延びており、第1リンフォースメント34及び第2リンフォースメント35のそれぞれはフロアサイドメンバ30の内側において車両前後方向についてダッシュパネル10よりも前方の位置からダッシュパネル10よりも後方の位置まで延びている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両のフロアパネルの下面の車幅方向外側部に設けられ車両前後方向に延びるフロアサイドメンバを含む車両構造において、
前記フロアサイドメンバに沿って車両前後方向に延びると共に前記フロアサイドメンバに接合され、前記フロアサイドメンバと協働して閉断面構造を形成する第1リンフォースメントと、
前記閉断面構造の内側で前記フロアサイドメンバに沿って車両前後方向に延びると共に前記フロアサイドメンバに接合される第2リンフォースメントと、
を含み、
前記フロアサイドメンバは、車両前後方向について、車両前部に設けられるダッシュパネルよりも前方の位置から前記ダッシュパネルよりも後方の位置まで延びており、
前記第1リンフォースメント及び前記第2リンフォースメントのそれぞれは、前記フロアサイドメンバの内側において、車両前後方向について、前記ダッシュパネルよりも前方の位置から前記ダッシュパネルよりも後方の位置まで延びている、ことを特徴とする車両構造。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記フロアサイドメンバの前端を前方から覆うと共に車両上下方向に延びる縦部材であって、車両前方に臨む前壁と、該前壁の車幅方向外側部から車両後方に延びると共に前記フロアサイドメンバに接合されるフランジ壁とを有する縦部材と、
車両前後方向について、前記フランジ壁の位置に重なる位置から、前記第1リンフォースメント及び前記第2リンフォースメントのそれぞれの位置に重なる位置まで延び、前記縦部材及び前記フロアサイドメンバに接合されるフランジ延長部材と、
含む、
請求項1に記載の車両構造。
【請求項3】
前記ダッシュパネルに対して車両後方に配置される座席の下方において、前記フロアサイドメンバに接合され、所定の要素を保持する保持部材を、
含み、
前記第1リンフォースメント及び前記第2リンフォースメントは、車両後方について、少なくとも前記保持部材についての前後位置まで延びている、請求項2に記載の車両構造。
【請求項4】
前記縦部材の前記前壁に接合されると共に前方に突出する衝撃吸収部材であって、車両前方から視た平面視で、前記フロアサイドメンバの前記前端を覆うように配置された衝撃吸収部材と、
前記衝撃吸収部材の前方において車幅方向に延びるフロントバンパであって、ライセンスプレートが取り付けられるプレート取付部を有するフロントバンパと、
を含み、
前記衝撃吸収部材は、前記フロントバンパの前記プレート取付部の後面と相対し、前記フロントバンパを後方から支持するバンパ支持部を有する、
請求項3に記載の車両構造。
【請求項5】
前記フロアサイドメンバは、互いに車幅方向に相対する第1側壁部及び第2側壁部を有し、車両上方に開放された凹状断面を有して車両前後方向に延びており、
前記第1リンフォースメントは、前記フロアサイドメンバの上部開口を塞ぐことにより、前記第1側壁部と前記第2側壁部とを連結し、
前記第2リンフォースメントは、前記閉断面構造の内側で、前記第1側壁部と前記第2側壁部を連結している、請求項1~4のいずれか一つに記載の車両構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フロアサイドメンバを含む車両構造に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
車両のフロアパネルの下面の車幅方向外側部には、車両前後方向に延び車体骨格の一部を構成するフロアサイドメンバが配置されている。フロアサイドメンバは、車両前後方向に延びており、その軸方向の入力荷重に対して特に高い強度を有している。
【0003】
上述のようなフロアサイドメンバを有する車両構造の一例として、特許文献1に開示された構造が知られている。この例の構造では、第1フロントサイドメンバが前記フロアサイドメンバとしてのサイドメンバの車両前方で該サイドメンバと同軸に設けられ前方に突出しており、さらに、第2フロントサイドメンバが第1フロントサイドメンバの車幅方向外側にて車両前方に突出している。この構成により、車両前部のクラッシュストロークが短い車両においても、車両前部の各フロントサイドメンバがそれぞれ軸方向に圧縮変形することで、前突などによる衝突エネルギを短いストロークで吸収し得るようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-1406号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示された構造では、車両前部の狭いスペースにおいて、第1フロントサイドメンバの車幅方向外側に第2フロントサイドメンバが設けられており、第2フロントサイドメンバを配置するためのスペースを狭いスペースに確保しなければならず、車両前部におけるレイアウトの自由度の低下が生じ得る。
【0006】
そこで、本発明は、車両前部におけるレイアウトの自由度の低下を抑制しつつ、前突などによる衝撃エネルギを効果的に吸収することができる車両構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため本発明の一態様によると、車両のフロアパネルの下面の車幅方向外側部に設けられ車両前後方向に延びるフロアサイドメンバを含む車両構造が提供される。この車両構造は、前記フロアサイドメンバに沿って車両前後方向に延びると共に前記フロアサイドメンバに接合され、前記フロアサイドメンバと協働して閉断面構造を形成する第1リンフォースメントと、前記閉断面構造の内側で前記フロアサイドメンバに沿って車両前後方向に延びると共に前記フロアサイドメンバに接合される第2リンフォースメントと、を含む。前記フロアサイドメンバは、車両前後方向について、車両前部に設けられるダッシュパネルよりも前方の位置から前記ダッシュパネルよりも後方の位置まで延びており、前記第1リンフォースメント及び前記第2リンフォースメントのそれぞれは、前記フロアサイドメンバの内側において、車両前後方向について、前記ダッシュパネルよりも前方の位置から前記ダッシュパネルよりも後方の位置まで延びている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、車両前部におけるレイアウトの自由度の低下を抑制しつつ、前突などによる衝撃エネルギを効果的に吸収することのできる車両構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る車両構造のカットモデルの斜視図である。
前記車両構造の断面図である。
前記車両構造の要部の拡大斜視図である。
前記要部の別の角度から視た斜視図である。
図2に示すA-A断面位置における断面図である。
図3に示すB-B断面位置における断面図である。
前記フロアサイドメンバの前端とライセンスプレートとの位置関係を説明するための図である。
前記フロアサイドメンバの前端とライセンスプレートとの位置関係を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。図1~図4は本発明の一実施形態に係る車両構造100を説明するための図であり、図1は車両前方から視たカットモデルの斜視図、図2は車幅方向内側から視た断面図、図3は車両前方から視た要部の斜視図、図4は別の方向及び角度で視た要部の斜視図である。なお、図において、矢印Fr方向は車両前後方向における前方を示し、矢印U方向は車両上下方向で車両上方を示している。実施形態の説明における「前部(前端)及び後部(後端)」は、車両前後方向における前部及び後部に対応する。また、矢印L、R方向は、車幅方向における左側、右側を示している。また、本実施形態の説明における「左右」は、車両室内の乗員が車両前方を向いたときの左右に対応している。
(【0011】以降は省略されています)

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