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公開番号2024162136
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2023077389
出願日2023-05-09
発明の名称蓄電装置の搭載構造
出願人トヨタ自動車株式会社,スズキ株式会社,ダイハツ工業株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類B60K 1/04 20190101AFI20241114BHJP(車両一般)
要約【課題】締結部材が衝撃吸収材による衝撃吸収を阻害することを抑制し、衝撃によって圧縮された衝撃吸収材が蓄電装置と接触することを抑制する。
【解決手段】本開示に基づく蓄電装置の搭載構造10は、蓄電装置20と、衝撃吸収材30と、車体フレーム40と、複数の第1の締結部50と、複数の第2の締結部60とを備えている。収容ケース22には、複数の切欠部221が形成されている。複数の第1の締結部50は、衝撃吸収材30と収容ケース22とを締結している。複数の第2の締結部60は、衝撃吸収材30と車体フレーム40とを締結している。複数の第1の締結部50および複数の第2の締結部60は、第1方向DR1において互いに並ばないように配置されている。複数の切欠部221は、第1方向DR1において複数の第2の締結部60と重なるそれぞれの位置に、形成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
蓄電セルおよび該蓄電セルを収容する収容ケースを含む、蓄電装置と、
前記蓄電装置の外部に配置され、水平方向のうち第1方向において前記蓄電装置と互いに隣り合い、かつ、前記水平方向のうち前記第1方向に直交する第2方向に沿って延びる衝撃吸収材と、
前記衝撃吸収材と上下方向において互いに隣り合い、前記蓄電装置と前記第1方向において互いに隣り合う車体フレームと、
前記衝撃吸収材と前記収容ケースとを締結している複数の第1の締結部と、
前記衝撃吸収材と前記車体フレームとを締結している複数の第2の締結部とを備え、
前記複数の第1の締結部および前記複数の第2の締結部は、前記第1方向において互いに並ばないように配置され、
前記収容ケースには、前記第1方向において前記複数の第2の締結部と重なるそれぞれの位置に、複数の切欠部が形成されている、蓄電装置の搭載構造。
続きを表示(約 81 文字)【請求項2】
複数の前記複数の切欠部の各々は、前記上下方向から見て端縁の少なくとも一部が曲線状に延びている、請求項1に記載の蓄電装置の搭載構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電装置の搭載構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特開2017-185948号公報(特許文献1)には、従来の蓄電装置の搭載構造が開示されている。特許文献1に開示された車両のバッテリ搭載構造は、フロアパネルの車幅方向における両側端側に車両前後方向に向けてそれぞれ配置された中空状の骨格部材(サイドシル)と、上記それぞれ配置された骨格部材の間に配置された電池パックとを備えている。骨格部材の内部には、衝撃エネルギーを吸収する衝撃吸収部材が配置されている。
【0003】
サイドシルの内部で車幅方向外側(車両左方向)を向く第1内壁面と、第1内壁面に対向している第2内壁面とに、衝撃吸収部材が接触している。衝撃吸収部材は、第1内壁面および第2内壁面に、接着や溶着、あるいはボルトなどの締結部材によって取り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-185948号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
衝撃吸収材に取り付けられた締結部材は、比較的剛性が大きい。このため、衝撃吸収剤に衝撃が加わったときに、締結部材が衝撃の吸収を阻害することが考えられる。ひいては、衝撃吸収剤に衝撃が加わったときに、締結部材が大きく変位して、締結部材周辺において圧縮された衝撃吸収材が蓄電装置に接触する可能性がある。
【0006】
本開示は上記の課題に鑑みてなされたものであり、締結部材が衝撃吸収材による衝撃吸収を阻害することを抑制し、衝撃によって圧縮された衝撃吸収材が蓄電装置と接触することを抑制できる、蓄電装置の搭載構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に基づく蓄電装置の搭載構造は、蓄電装置と、衝撃吸収材と、車体フレームと、複数の第1の締結部と、複数の第2の締結部とを備えている。蓄電装置は、蓄電セルおよび蓄電セルを収容する収容ケースを含んでいる。衝撃吸収材は、蓄電装置の外部に配置され、水平方向のうち第1方向において蓄電装置と互いに隣り合い、かつ、水平方向のうち第1方向に直交する第2方向に沿って延びている。車体フレームは、衝撃吸収材と上下方向において互いに隣り合い、蓄電装置と第1方向において互いに隣り合っている。複数の第1の締結部は、衝撃吸収材と収容ケースとを締結している。複数の第2の締結部は、衝撃吸収材と車体フレームとを締結している。複数の第1の締結部および複数の第2の締結部は、第1方向において互いに並ばないように配置されている。収容ケースには、第1方向において複数の第2の締結部と重なるそれぞれの位置に、複数の切欠部が形成されている。
【0008】
第1方向において、衝撃吸収材から見て蓄電装置とは反対側から衝突が発生したときに、衝撃吸収材は、衝撃のエネルギーを吸収しつつ圧縮される。ここで、上記の構成によれば、この圧縮時において第1方向に変位した第2の締結部が第1の締結部と接触することでエネルギーの吸収が阻害されることを、抑制できる。また、変位した第2の締結部が圧縮された衝撃吸収材ともに切欠部に囲まれた空間に入り込むため、圧縮された衝撃吸収材が蓄電装置に接触することを抑制できる。よって、上記の構成によれば、締結部材が衝撃吸収材による衝撃吸収を阻害することを抑制し、衝撃によって圧縮された衝撃吸収材が蓄電装置と接触することを抑制できる。
【0009】
本開示の一形態に係る蓄電装置の搭載構造において、複数の切欠部の各々は、上下方向から見て端縁の少なくとも一部が曲線状に延びている。
【0010】
上記の構成によれば、衝撃を受けた衝撃吸収材から第1の締結部を介して収容ケースに伝わった応力が、切欠部の端縁の一部に集中することを緩和できる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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