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公開番号2024133689
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-02
出願番号2024111422,2021108367
出願日2024-07-11,2021-06-30
発明の名称容器
出願人三甲株式会社
代理人個人
主分類B65D 6/18 20060101AFI20240925BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】連結機構の保護、及び、連結状態の安定化を図りつつ、保冷・保温性の向上を図る容器を提供する。
【解決手段】容器本体2は、平面視略矩形状をなす底壁部5、及び、底壁部5の側辺部に沿って上方に突出する土台部6、7を具備する底壁構成部4と、底壁構成部4の土台部6、7に対して回動変位可能に連結された側壁部8、9とを備える。各側壁部8、9、及び、底壁構成部4は内部空間12、32、62を有し、当該内部空間12、32、62には断熱部材10が設けられる。短辺側側壁部8、及び、短辺側土台部6は、容器本体2が組立状態にある場合に水平方向において互いに凹凸係合可能な側壁側係合部104、及び、土台側係合部103を備える。側壁側係合部104、及び、土台側係合部103は、容器本体2の組立状態において、側壁側係合部104、及び、土台側係合部103が、水平方向、及び、鉛直方向で断熱部材10に挟まれるように構成される。
【選択図】 図19
特許請求の範囲【請求項1】
平面視略矩形状をなす底壁部、及び、前記底壁部の側辺部に沿って上方に突出する土台部を具備する底壁構成部と、
前記底壁構成部の前記土台部に対して、前記底壁部の各側辺部の上方に立設される起立姿勢と、前記底壁部の中央部側に倒される折畳姿勢との間を回動変位可能に連結された側壁部とを備え、
全ての前記側壁部が前記起立姿勢とされた組立状態と、全ての前記側壁部が前記折畳姿勢とされた折畳状態とに状態変化可能な容器において、
前記側壁部を前記底壁構成部に対して回動可能に連結する連結機構は、前記側壁部の側部に設けられた側壁側軸部と、前記土台部に設けられ、前記側壁側軸部と略嵌合状態とされる土台側軸部とを備え、
前記組立状態において、前記側壁部の外面側と、前記土台部の内面側とが水平方向に対向する重なり領域が形成される構成であり、
前記側壁部のうち少なくとも相対する一対の前記側壁部、及び、当該側壁部に対応する前記土台部は、前記組立状態にある場合に水平方向において互いに凹凸係合可能な側壁側係合部、及び、土台側係合部を備え、
前記側壁側係合部、及び、前記土台側係合部は、前記連結機構とは別に設けられるとともに、前記重なり領域において設けられていることを特徴とする容器。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記側壁側係合部は、前記側壁部のうち少なくとも前記容器を前記折畳状態から前記組立状態とする際に最初に前記起立姿勢とされる先起立側壁部において設けられ、
前記先起立側壁部に対応する前記土台部に設けられた前記土台側係合部は、前記土台部から前記容器の内方側に突出し、その上面が前記土台部の上面と同一平面となる突部を備え、
前記先起立側壁部は、前記重なり領域において、前記土台部のうち前記重なり領域に対応する部位を収容可能な段差凹部を有し、
前記側壁側係合部は、前記段差凹部において設けられ、前記先起立側壁部が前記起立姿勢とされた場合に前記突部を受容可能な凹部を備え、
前記段差凹部の上縁部と、前記凹部の上縁部とが同一平面上に位置し、
前記先起立側壁部を前記起立姿勢とした場合に、前記段差凹部の上縁部、及び、前記凹部の上縁部が、前記土台部の上面、及び、前記突部の上面に当接して支持されることを特徴とする請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記容器は、前記底壁構成部、及び、前記各側壁部を具備して前記組立状態と前記折畳状態とに状態変化可能な容器本体と、前記組立状態にある前記容器本体の上面開口部を閉塞可能な蓋体とを備え、
前記蓋体は、前記折畳状態とされた前記容器本体の前記土台部の上面に載置可能に構成され、
前記土台側係合部は、前記土台部から前記容器の内方側に突出し、その上面が前記土台部の上面と同一平面となる突部を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の容器。
【請求項4】
前記各側壁部は内部空間を有し、当該内部空間には断熱部材が設けられ、
前記組立状態において、前記側壁側軸部、及び、前記土台側軸部に対して前記容器の内方側、及び、前記容器の外方側のうち少なくとも一方側には前記断熱部材が配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の容器。
【請求項5】
前記側壁側係合部、及び、前記土台側係合部のうち少なくとも一方には、対応する前記側壁部の横幅方向において、前記側壁側係合部が前記土台側係合部に対して係合状態とされる適正な相対位置側への相対変位を案内可能な傾斜部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の容器。
【請求項6】
前記各側壁部は内部空間を有し、当該内部空間には断熱部材が設けられ、
前記組立状態において、前記側壁側係合部、及び、前記土台側係合部が、前記側壁部の横幅方向、及び、鉛直方向で前記断熱部材に挟まれるようにされていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、物品の運搬等に使用される容器に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、物品の運搬等に使用される容器として、略矩形状をなす底壁部、及び、該底壁部の各側辺部に沿ってそれぞれ上方に突出する土台部を具備する底壁構成部と、各土台部に対してそれぞれ回動可能に連結された側壁部とを備え、上方に開口する箱型に組立可能、かつ、各側壁部を底壁部の上方に倒して折畳可能な容器が知られている。また、各側壁部、及び、底壁構成部を中空構造とし、その内部空間に断熱部材を設けて、保冷・保温性を高めるといった技術がある(例えば、特許文献1等参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-332037号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、容器を組立状態として物品を収容し、側壁部に手を掛けて容器を持ち上げる場合に、側壁部を底壁構成部に対して回動可能に連結する連結機構における連結状態の不安定化や連結機構の損傷等を招くことが懸念される。
【0005】
本発明は、上記例示した問題点等を解決するためになされたものであって、その目的は、連結機構の保護、及び、連結状態の安定化を図ることができる容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
【0007】
手段1.平面視略矩形状をなす底壁部、及び、前記底壁部の側辺部に沿って上方に突出する土台部を具備する底壁構成部と、
前記底壁構成部の前記土台部に対して、前記底壁部の各側辺部の上方に立設される起立姿勢と、前記底壁部の中央部側に倒される折畳姿勢との間を回動変位可能に連結された側壁部とを備え、
全ての前記側壁部が前記起立姿勢とされた組立状態と、全ての前記側壁部が前記折畳姿勢とされた折畳状態とに状態変化可能な容器において、
前記側壁部を前記底壁構成部に対して回動可能に連結する連結機構は、前記側壁部の側部に設けられた側壁側軸部と、前記土台部に設けられ、前記側壁側軸部と略嵌合状態とされる土台側軸部とを備え、
前記組立状態において、前記側壁部の外面側と、前記土台部の内面側とが水平方向に対向する重なり領域が形成される構成であり、
前記側壁部のうち少なくとも相対する一対の前記側壁部、及び、当該側壁部に対応する前記土台部は、前記組立状態にある場合に水平方向において互いに凹凸係合可能な側壁側係合部、及び、土台側係合部を備え、
前記側壁側係合部、及び、前記土台側係合部は、前記連結機構とは別に設けられるとともに、前記重なり領域において設けられていることを特徴とする容器。
【0008】
手段1によれば、容器を組立状態とした場合に、側壁側係合部と土台側係合部とが水平方向において凹凸係合するため、組立状態にある容器に物品を収容し、側壁側係合部が設けられた側壁部に手を掛けて容器を運搬等する際に、側壁部を底壁構成部に対して回動可能に連結する連結機構にかかる負担を軽減させることができる。従って、連結機構の保護を図るとともに、側壁部と底壁構成部との間の連結状態の安定化を図り、側壁部が底壁構成部から抜けてしまう等といった事態を防止することができる。
【0009】
また、側壁側係合部及び土台側係合部により容器の組立状態における側壁部と底壁構成部との連結状態が安定化されることによって、前記連結機構の簡素化を図ることもできる。さらに、連結機構が側壁部の側部において設けられることから、起立姿勢にある側壁部の下辺部と、底壁構成部との間に隙間が形成されてしまうことを抑止することができる。
【0010】
手段2.前記側壁側係合部は、前記側壁部のうち少なくとも前記容器を前記折畳状態から前記組立状態とする際に最初に前記起立姿勢とされる先起立側壁部において設けられ、
前記先起立側壁部に対応する前記土台部に設けられた前記土台側係合部は、前記土台部から前記容器の内方側に突出し、その上面が前記土台部の上面と同一平面となる突部を備え、
前記先起立側壁部は、前記重なり領域において、前記土台部のうち前記重なり領域に対応する部位を収容可能な段差凹部を有し、
前記側壁側係合部は、前記段差凹部において設けられ、前記先起立側壁部が前記起立姿勢とされた場合に前記突部を受容可能な凹部を備え、
前記段差凹部の上縁部と、前記凹部の上縁部とが同一平面上に位置し、
前記先起立側壁部を前記起立姿勢とした場合に、前記段差凹部の上縁部、及び、前記凹部の上縁部が、前記土台部の上面、及び、前記突部の上面に当接して支持されることを特徴とする手段1に記載の容器。
(【0011】以降は省略されています)

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