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公開番号2024133300
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-01
出願番号2024114851,2021112601
出願日2024-07-18,2021-07-07
発明の名称シールド導電路
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類H01R 13/6592 20110101AFI20240920BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】小径化を図る。
【解決手段】シールド導電路Aは、絶縁被覆12を包囲するシールド層13と、シールド層13を包囲するシース14とを有するシールド電線10と、シールド層13のうちシース14の前方へ延出した露出部を包囲し、絶縁被覆12の外周面にかしめ付けられたスリーブ18とを備え、シールド端子20の外導体23に形成されたオープンバレル状の圧着部25は、スリーブ18と、絶縁被覆12のうちスリーブ18よりも後方の領域とを包囲した状態でスリーブ18に圧着され、圧着部25のうち絶縁被覆12を覆う領域には、内周側係止部37と外周側係止部33が形成され、内周側係止部37は、圧着部25のうちスリーブ18を包囲する領域よりも径方向内側に位置し、外周側係止部33は、内周側係止部37の外周面の凹部31に収容された状態で内周側係止部37に係止されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
芯線を包囲する絶縁被覆と、前記絶縁被覆を包囲するシールド層と、前記シールド層を包囲するシースとを有するシールド電線と、
前記シールド層のうち前記シースの前方へ延出した露出部を包囲し、前記絶縁被覆の外周面にかしめ付けられたスリーブと、
外導体を有するシールド端子とを備え、
前記外導体の後端部に形成されたオープンバレル状の圧着部は、前記スリーブと、前記絶縁被覆のうち前記スリーブよりも後方の領域とを包囲した状態で前記スリーブに圧着され、
前記圧着部のうち前記絶縁被覆を覆う領域には、内周側係止部と外周側係止部とが形成され、
前記内周側係止部は、前記圧着部のうち前記スリーブを包囲する領域よりも径方向内側に位置し、
前記外周側係止部は、前記内周側係止部の外周面の凹部に収容された状態で前記内周側係止部に係止されているシールド導電路。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記圧着部には、前記スリーブに対して後方から当接する位置、又は前記スリーブに対して後方から近接して対向する位置に配置された抜止部が形成されている請求項1に記載のシールド導電路。
【請求項3】
前記抜止部が、周方向において少なくとも半周以上に亘って連続して延びている請求項2に記載のシールド導電路。
【請求項4】
前記内周側係止部が前記抜止部に形成されている請求項2又は請求項3に記載のシールド導電路。
【請求項5】
前記凹部の深さ寸法は、前記圧着部の板厚と同じ寸法か、それよりも大きい寸法である請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のシールド導電路。
【請求項6】
前記内周側係止部と前記外周側係止部のうち一方には、係止孔が形成され、
前記内周側係止部と前記外周側係止部のうち他方には、前記係止孔に係止される係止突部が形成されている請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のシールド導電路。
【請求項7】
前記係止孔における前後方向の開口寸法が、前記係止突部の前後方向の寸法よりも大きく設定されている請求項6に記載のシールド導電路。
【請求項8】
前記係止孔における周方向の開口寸法が、前記係止突部の周方向の寸法よりも大きく設定されている請求項6又は請求項7に記載のシールド導電路。
【請求項9】
前記係止孔が前記内周側係止部に形成され、
前記係止突部が前記外周側係止部に形成されている請求項6から請求項8のいずれか1項に記載のシールド導電路。
【請求項10】
前記係止突部が、前記内周側係止部又は前記外周側係止部の一部を折り返し状に屈曲した形状である請求項6から請求項8のいずれか1項に記載のシールド導電路。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、シールド導電路に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、外導体端子に形成したU字形のかしめ部を、シールド電線のシールド導体の外周に圧着する構造が開示されている。かしめ部の一方の端部には、折り返し状に屈曲した第一の鈎状片が形成され、かしめ部の他方の端部には、折り返し状に屈曲した第二の鈎状片が形成されている。かしめ部をシールド電線に圧着した状態では、第一の鈎状片と第二の鉤状片が係合することによって、かしめ部の拡開変形が防止されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-060105号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のかしめ部は、折り返し状をなす第一の鉤状片と折り返し状をなす第二の鉤状片とが、径方向に4層に重なるように係合しているため、かしめ部による圧着部分が径方向に大型化するという問題がある。
【0005】
本開示のシールド導電路は、上記のような事情に基づいて完成されたものであって、小径化を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のシールド導電路は、
芯線を包囲する絶縁被覆と、前記絶縁被覆を包囲するシールド層と、前記シールド層を包囲するシースとを有するシールド電線と、
前記シールド層のうち前記シースの前方へ延出した露出部を包囲し、前記絶縁被覆の外周面にかしめ付けられたスリーブと、
外導体を有するシールド端子とを備え、
前記外導体の後端部に形成されたオープンバレル状の圧着部は、前記スリーブと、前記絶縁被覆のうち前記スリーブよりも後方の領域とを包囲した状態で前記スリーブに圧着され、
前記圧着部のうち前記絶縁被覆を覆う領域には、内周側係止部と外周側係止部とが形成され、
前記内周側係止部は、前記圧着部のうち前記スリーブを包囲する領域よりも径方向内側に位置し、
前記外周側係止部は、前記内周側係止部の外周面の凹部に収容された状態で前記内周側係止部に係止されている。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、小径化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施例1のシールド導電路の平面図である。
図2は、図1のX-X線断面図である。
図3は、図1のY-Y線断面図である。
図4は、圧着前の圧着部の形態をあらわす斜視図である。
図5は、圧着部の部分展開図である。
図6は、実施例2のシールド導電路におけるY-Y線相当断面図である。
図7は、実施例3のシールド導電路におけるY-Y線相当断面図である。
図8は、実施例4のシールド導電路におけるY-Y線相当断面図である。
図9は、実施例5のシールド導電路の部分平面図である。
図10は、図9のZ-Z線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。
本開示のシールド導電路は、
(1)芯線を包囲する絶縁被覆と、前記絶縁被覆を包囲するシールド層と、前記シールド層を包囲するシースとを有するシールド電線と、前記シールド層のうち前記シースの前方へ延出した露出部を包囲し、前記絶縁被覆の外周面にかしめ付けられたスリーブと、外導体を有するシールド端子とを備え、前記外導体の後端部に形成されたオープンバレル状の圧着部は、前記スリーブと、前記絶縁被覆のうち前記スリーブよりも後方の領域とを包囲した状態で前記スリーブに圧着され、前記圧着部のうち前記絶縁被覆を覆う領域には、内周側係止部と外周側係止部とが形成され、前記内周側係止部は、前記圧着部のうち前記スリーブを包囲する領域よりも径方向内側に位置し、前記外周側係止部は、前記内周側係止部の外周面の凹部に収容された状態で前記内周側係止部に係止されている。本開示のシールド導電路は、内周側係止部が、圧着部のうちスリーブを包囲する領域よりも径方向内側に位置し、外周側係止部が、内周側係止部の外周の凹部に収容されているので、圧着部に内周側係止部と凹部を形成しない場合に比べると、小径化を図ることができる。
【0010】
(2)前記圧着部には、前記スリーブに対して後方から当接する位置、又は前記スリーブに対して後方から近接して対向する位置に配置された抜止部が形成されていることが好ましい。この構成によれば、シールド電線に対して後方への引張り荷重が作用したときに、スリーブの後端が抜止部に係止することによって、シールド電線がシールド端子に対して後方へ相対変位することを防止できる。
(【0011】以降は省略されています)

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