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公開番号
2024132651
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-01
出願番号
2023043505
出願日
2023-03-17
発明の名称
冷媒サイクル装置
出願人
株式会社デンソー
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F25B
1/00 20060101AFI20240920BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約
【課題】圧縮機下流における満液状態を抑制する冷媒サイクル装置を提供する。
【解決手段】冷媒サイクル装置2は、高温系統3、および/または、低温系統4へ熱的な出力を提供する。制御装置10は、熱的な目標出力を供給するように冷媒サイクル装置2を制御する。制御装置10は、熱的な目標出力を供給するように圧縮機21の回転数を制御する。冷媒サイクル装置2は、圧縮機21の下流において満液状態が発生する事態を抑制する。満液状態は、圧縮機21からの液冷媒の吐出を抑制する液吐出抑制手段により抑制される。液吐出抑制手段は、圧縮機21を準備回転数で運転する準備制御により提供される場合がある。液吐出抑制手段は、圧縮機21において液冷媒を蒸発させてガス冷媒を圧縮機21に吸入させ、圧縮させる気液分離機構により提供される場合がある。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
冷媒を圧縮する圧縮機(21)と、
高温系統(3)、および/または、低温系統(4)へ熱的な出力を提供する熱交換器(7、8、26)と、
前記圧縮機からの液冷媒の吐出を抑制する液吐出抑制手段(104、871、972)とを備える冷媒サイクル装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記液吐出抑制手段(104)は、前記圧縮機の回転数を制御する手段であって、熱的な目標出力に応じた熱出力回転数(NT)よりも低い準備回転数(NP)で前記圧縮機を運転することにより液冷媒の吐出を抑制した後に、前記熱出力回転数(NT)で前記圧縮機を運転する制御手段(104、109)を備える請求項1に記載の冷媒サイクル装置。
【請求項3】
さらに、所定の開始条件が満たされるか否かを判定し、前記開始条件が満たされる場合にのみ前記液吐出抑制手段を活性化する開始条件判定手段(103、203、303、403、503)を備える請求項2に記載の冷媒サイクル装置。
【請求項4】
前記開始条件(203、403)は、前記圧縮機に溜まっている液冷媒の存在を直接的に検出することにより、前記圧縮機から液冷媒が吐出される可能性が高いと判定される場合に満たされる条件である請求項3に記載の冷媒サイクル装置。
【請求項5】
前記開始条件(103、303、503)は、前記圧縮機に溜まっている液冷媒の存在を間接的に検出することにより、前記圧縮機から液冷媒が吐出される可能性が高いと判定される場合に満たされる条件である請求項3に記載の冷媒サイクル装置。
【請求項6】
さらに、所定の終了条件が満たされるか否かを判定し、
前記終了条件が満たされるまで前記準備回転数で前記圧縮機を運転し、
前記終了条件が満たされた後に前記熱出力回転数で前記圧縮機を運転する終了条件判定手段(108、608)を備える請求項3に記載の冷媒サイクル装置。
【請求項7】
前記終了条件(608、708)は、前記圧縮機に溜まっている液冷媒の存在を直接的に検出することにより、前記圧縮機から液冷媒が吐出される可能性が低くなったと判定される場合に満たされる条件である請求項6に記載の冷媒サイクル装置。
【請求項8】
前記終了条件(108)は、前記圧縮機に溜まっている液冷媒の存在を間接的に検出することにより、前記圧縮機から液冷媒が吐出される可能性が低くなったと判定される場合に満たされる条件である請求項6に記載の冷媒サイクル装置。
【請求項9】
前記終了条件は、前記冷媒サイクル装置に封入されているすべての冷媒を一巡させるまでの期間より長く設定されている請求項6または請求項8に記載の冷媒サイクル装置。
【請求項10】
前記液吐出抑制手段は、前記圧縮機における液冷媒を加熱することにより、前記圧縮機における液冷媒の蒸発を促進するヒータ(871)を備える請求項1から請求項8のいずれかに記載の冷媒サイクル装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この明細書における開示は、冷媒サイクル装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、冷媒サイクル装置の一例であるヒートポンプサイクルを利用した車両用空調装置を開示する。ヒートポンプサイクルは、低温熱源としての冷媒と、高温熱源としての冷媒との両方を提供している。特許文献2も、ヒートポンプサイクルを利用した車両用空調装置を開示する。先行技術文献の記載内容は、この明細書における技術的要素の説明として、参照により援用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-74832号公報
特開2022-190675号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
冷媒サイクル装置が低温熱源、および/または、高温熱源として利用される場合、圧縮機は室外など外部環境に設置される場合がある。さらに、蒸気圧縮式サイクル装置が停止状態において長期間放置されると、外気温度が低温の環境では、圧縮機がサイクルにおいて最も温度が低い部品のひとつとなる場合がある。この場合、圧縮機の内部、および/または、前後の冷媒管路内に液冷媒が溜まる場合がある。とりわけ、圧縮機が低い位置に設置される場合、この現象が生じやすい。液冷媒は、サイクルの起動後に圧縮機下流の冷媒管路を満たし、満液状態にすることがある。満液状態は、振動を伝搬しやすく、騒音も伝搬しやすい。
【0005】
上述の観点において、または言及されていない他の観点において、冷媒サイクル装置にはさらなる改良が求められている。
【0006】
開示されるひとつの目的は、圧縮機下流における満液状態を抑制する冷媒サイクル装置を提供することである。
【0007】
開示される他のひとつの目的は、圧縮機の下流への液冷媒の吐出が抑制された冷媒サイクル装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
ここに開示された冷媒サイクル装置は、冷媒を圧縮する圧縮機(21)と、高温系統(3)、および/または、低温系統(4)へ熱的な出力を提供する熱交換器(7、8、26)と、圧縮機からの液冷媒の吐出を抑制する液吐出抑制手段(104、871、972)とを備える。
【0009】
開示される冷媒サイクル装置によると、圧縮機から液冷媒が吐出される事態が抑制される。圧縮機の下流における管路が液冷媒で満たされる満液状態の発生が抑制される。この結果、満液状態に起因する振動の伝達、および、騒音の伝達が抑制される。
【0010】
この明細書において開示された複数の形態は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。この明細書に開示される目的、特徴、および効果は、後続の詳細な説明、および添付の図面を参照することによってより明確になる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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