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公開番号2024132016
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023042635
出願日2023-03-17
発明の名称放熱部材、および半導体モジュール
出願人ニデック株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類H01L 23/473 20060101AFI20240920BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】半導体素子の冷却性能を向上させることが可能となる放熱部材を提供する。
【解決手段】放熱部材1は、冷媒Wが流れる方向に沿う第1方向、かつ、第1方向に直交する第2方向に広がり、第1方向X及び第2方向Yに直交する第3方向に厚みを有する板形状のベース部2と、ベース部2から前記第3方向一方側に突出して第1方向に延びるフィンが第2方向に複数積層されて構成される放熱フィン部3と、を有し、放熱フィン部3において、フィンが第2方向に隣接することで形成される流路チャンネルが第2方向に複数形成され、ベース部2の第3方向他方側に配置される半導体素子51A等と第3方向に対向する領域を冷媒Wが通過する前記流路チャンネルを第1流路チャンネル31、前記領域を冷媒Wが通過しない前記流路チャンネルを第2流路チャンネル32として、第1流路チャンネル31の平均流路抵抗が、第2流路チャンネル32の平均流路抵抗よりも低い。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
冷媒が流れる方向に沿う第1方向、かつ第1方向に直交する第2方向に広がり、第1方向および第2方向に直交する第3方向に厚みを有する板形状のベース部と、
前記ベース部から前記第3方向一方側に突出して第1方向に延びるフィンが第2方向に複数積層されて構成される放熱フィン部と、
を有し、
前記放熱フィン部において、前記フィンが第2方向に隣接することで形成される流路チャンネルが第2方向に複数形成され、
前記ベース部の第3方向他方側に配置される半導体素子と第3方向に対向する領域を前記冷媒が通過する前記流路チャンネルを第1流路チャンネル、
前記領域を前記冷媒が通過しない前記流路チャンネルを第2流路チャンネルとして、
前記第1流路チャンネルの平均流路抵抗が、前記第2流路チャンネルの平均流路抵抗よりも低い、放熱部材。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記フィンは、第1方向に延びる側板部を有し、
前記側板部に第2方向に貫通する開口部を設けることで前記流路チャンネルの流路抵抗を調整している、請求項1に記載の放熱部材。
【請求項3】
前記フィンは、前記開口部の周縁部の一部から第2方向に突出する突出部を有する、請求項2に記載の放熱部材。
【請求項4】
前記フィンは、第1方向に延びる側板部を有し、
前記側板部の第3方向一方側端部に第3方向他方側に凹む切欠き部が形成されることで、前記流路チャンネルの流路抵抗を調整している、請求項1に記載の放熱部材。
【請求項5】
前記フィンは、第1方向に延びる側板部と、前記側板部の第3方向一方側端部において第2方向に延びる天板部と、を有し、
前記天板部にスリットが形成されることで、前記流路チャンネルの流路抵抗を調整している、請求項1に記載の放熱部材。
【請求項6】
前記流路チャンネルの流路幅が、第2方向に隣接する前記フィンの間の第2方向幅であるとして、
前記第1流路チャンネルの平均流路幅が、前記第2流路チャンネルの平均流路幅よりも広い、請求項1に記載の放熱部材。
【請求項7】
前記第1流路チャンネルにおいて、第1方向に複数配置される前記半導体素子と第3方向に対向する領域の平均流路抵抗は、上流側の領域よりも下流側の領域の方が高い、請求項1に記載の放熱部材。
【請求項8】
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の放熱部材と、前記半導体素子と、を備える、半導体モジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、放熱部材に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、発熱体の冷却に放熱部材が用いられる。放熱部材は、ベース部と、複数のフィンと、を有する。複数のフィンは、ベース部から突出する。複数のフィンにおける隣接するフィン同士の間を水などの冷媒が流れることにより、発熱体の熱は冷媒に移動する(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2013/157467号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、車載用途などにおいて、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などの半導体素子を放熱部材により冷却する技術が重要となっている。
【0005】
上記状況に鑑み、本開示は、半導体素子の冷却性能を向上させることが可能となる放熱部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の例示的な放熱部材は、冷媒が流れる方向に沿う第1方向、かつ第1方向に直交する第2方向に広がり、第1方向および第2方向に直交する第3方向に厚みを有する板形状のベース部と、
前記ベース部から前記第3方向一方側に突出して第1方向に延びるフィンが第2方向に複数積層されて構成される放熱フィン部と、
を有し、
前記放熱フィン部において、前記フィンが第2方向に隣接することで形成される流路チャンネルが第2方向に複数形成され、
前記ベース部の第3方向他方側に配置される半導体素子と第3方向に対向する領域を前記冷媒が通過する前記流路チャンネルを第1流路チャンネル、
前記領域を前記冷媒が通過しない前記流路チャンネルを第2流路チャンネルとして、
前記第1流路チャンネルの平均流路抵抗が、前記第2流路チャンネルの平均流路抵抗よりも低い。
【発明の効果】
【0007】
本開示の例示的な放熱部材によれば、半導体素子の冷却性能を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本開示の例示的な実施形態に係る放熱部材の斜視図である。
図2は、本開示の例示的な実施形態に係る放熱部材の概略的な平面図である。
図3は、放熱フィン部における流路チャンネルのレイアウトを示す平面図である。
図4は、各種フィンの斜視図である。
図5は、開口部の一例を示す斜視図である。
図6は、切欠き部の一例を示す斜視図である。
図7は、スリットの一例を示す斜視図である。
図8は、シングルスポイラーの一例を示す斜視図である。
図9は、ダブルスポイラーの一例を示す斜視図である。
図10は、突出部の第1変形例を示す斜視図である。
図11は、突出部の第2変形例を示す斜視図である。
図12は、変形例に係る放熱フィン部の一部構成を示す斜視図である。
図13は、図2と同様の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本開示の例示的な実施形態について、図面を参照して説明する。
【0010】
なお、図面においては、第1方向をX方向として、X1を第1方向一方側、X2を第1方向他方側として示す。第1方向は、冷媒Wが流れる方向Fに沿い、下流側をF1、上流側をF2として示す。第1方向に直交する第2方向をY方向として、Y1を第2方向一方側、Y2を第2方向他方側として示す。第1方向および第2方向に直交する第3方向をZ方向として、Z1を第3方向一方側、Z2を第3方向他方側として示す。なお、上記直交とは、90度から若干ずれた角度での交差も含む。上記の各方向は、放熱部材を各種機器に組み込んだときの方向を限定しない。
(【0011】以降は省略されています)

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