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公開番号2024131535
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023041863
出願日2023-03-16
発明の名称固形状又は半固形状食品、及びその製造方法
出願人大阪瓦斯株式会社
代理人個人,個人
主分類A23L 29/00 20160101AFI20240920BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】3-ヒドロキシ酪酸及び/又はその塩を含んでいても、味覚が良好で、血中ケトン体濃度を上昇できる固形状又は半固形状食品を提供することにある。
【解決手段】少なくとも糖類を含む固形状又は半固形状の食品であって、前記食品が、3-ヒドロキシ酪酸及び/又はその塩を含む食品を調製する(但し、パン類を除く)。前記3-ヒドロキシ酪酸及び/又はその塩は、(R)-3-ヒドロキシ酪酸のナトリウム塩であってもよい。前記食品は、さらに、苦味を有する香味料を含んでいてもよい。前記香味料は、加熱して苦味を生じる香味料であってもよい。前記香味料は、カラメル系及びキャラメル系から選択される少なくとも一種の香味料であってもよい。前記食品は、シリアル類及び菓子類から選択された少なくとも一種であってもよい。前記食品は、前記3-ヒドロキシ酪酸及び/又はその塩を、3-ヒドロキシ酪酸換算で、糖類100質量部に対して0.5~50質量部の割合で含んでいてもよい。前記食品は、血糖値の上昇を抑制するための食品であってもよい。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも糖類を含む固形状又は半固形状の食品であって、前記食品が、3-ヒドロキシ酪酸及び/又はその塩を含む食品(但し、パン類を除く)。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記3-ヒドロキシ酪酸及び/又はその塩が、(R)-3-ヒドロキシ酪酸のナトリウム塩を含む請求項1記載の食品。
【請求項3】
さらに、苦味を有する香味料を含む請求項1又は2記載の食品。
【請求項4】
前記香味料が、加熱して苦味を生じる香味料である請求項3記載の食品。
【請求項5】
前記香味料が、カラメル系及びキャラメル系から選択される少なくとも一種の香味料である請求項3記載の食品。
【請求項6】
シリアル類及び菓子類から選択された少なくとも一種である請求項1又は2記載の食品。
【請求項7】
前記3-ヒドロキシ酪酸及び/又はその塩を、3-ヒドロキシ酪酸換算で、糖類100質量部に対して0.5~50質量部の割合で含む請求項1又は2記載の食品。
【請求項8】
血糖値の上昇を抑制するための食品である請求項1又は2記載の食品。
【請求項9】
少なくとも3-ヒドロキシ酪酸及び/又はその塩と糖類とを含む食品組成物を成形して請求項1又は2記載の食品を製造する方法。
【請求項10】
香味料をさらに含み、前記3-ヒドロキシ酪酸及び/又はその塩を前記香味料に添加する請求項9記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、3-ヒドロキシ酪酸(以下、単に「3HB」と称する場合がある)及び/又はその塩を含む固形状又は半固形状食品、及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
ケトジェニックダイエットやてんかん治療などにおいて、糖質の摂取を制限し、血中のケトン体濃度を上昇させる食事方法が知られている。血中ケトン体濃度を上げる方法として、中鎖脂肪酸(MCT)を摂取する方法やケトン体そのものを直接摂取する方法がある。
【0003】
例えば、特許文献1には、炭素数8~12の脂肪酸を含有する油脂と、大豆蛋白質分解物を含有する、ケトン食用の栄養組成物が開示されている。特許文献1では、炭素数8~12の脂肪酸を特に多く含む油脂としてMCTオイルが記載され、MCTオイルの摂取により、尿及び血中ケトン体量(濃度)が上昇することが示されている。
【0004】
非特許文献1には、高脂肪食を摂取するケトジェニックダイエットの代替として、糖質制限をすることなく利用可能な経口摂取用のケトン前駆体(D-β-ヒドロキシブチレート(D-BHB))のサプリメントが開示されている。試験されたD-BHBのサプリメントは、D-BHBのナトリウム塩、マグネシウム塩及びカルシウム塩を含み、このサプリメントを経口摂取すると、急速に吸収、代謝され、血中ケトンをミリモル濃度レベルまで増加させることが報告されている。
【0005】
しかし、特許文献1のように、MCTオイルを摂取する方法では、栄養の偏りが生じるだけでなく、カロリー過多となる虞がある。
【0006】
非特許文献1では、サプリメントの形態で摂取するため、栄養の偏りやカロリー面での課題は解消できるものの、ケトン体を、食事とは別に付加的に摂取する必要があり、精神的に大きな負担となり得る。さらに、ケトン体(3-ヒドロキシ酪酸)そのものの酸味が非常に強く、ケトン体(3-ヒドロキシ酪酸)を直接多量に摂取することが困難である。
【0007】
一方、ケトン体を、糖質を含む食品と同時に摂取すると、前記糖質を含む食品を単独で摂取する場合に比べて、血糖値の上昇が抑制されるという報告がある。非特許文献2には、ケトン体と砂糖水とを同時に摂取すると、砂糖水を単独で摂取した場合と比較して血糖値の上昇が抑制されることが示されている。
【0008】
食事と密接な関係のある血糖値は、高すぎても低すぎても、身体に様々な不具合をもたらす。血糖値が常に高い状態にあると、血液が濃くなり、脱水状態になるだけでなく、糖尿病や心筋梗塞、肝硬変といった疾病にかかりやすくなるというリスクが生じる。一方、糖質を制限し、低血糖の状態になると、集中力の低下、無気力、頭痛や吐き気などが生じ、最悪の場合、昏睡状態に陥ることもある。そのため、血糖値を適正な範囲にコントロールすることが重要である。
【0009】
このように、血糖値のコントロールは急務であるが、ケトン体(3-ヒドロキシ酪酸)そのものの味が良好でないため、ケトン体(3-ヒドロキシ酪酸)と同時に摂取可能な食品は普及していない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2020-92691号公報
【非特許文献】
(【0011】以降は省略されています)

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