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公開番号2024131517
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023041833
出願日2023-03-16
発明の名称コンクリート床版の切断機
出願人株式会社ニチワ
代理人弁理士法人東京アルパ特許事務所
主分類E01D 24/00 20060101AFI20240920BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】レール部材や牽引器を用いないで、スタッドジベルとコンクリートとを一緒に切断できるコンクリート床版の切断機を提供する。
【解決手段】コンクリート床版の切断機31は、コンクリート床版の上部を長手方向に沿って回転して移動する前部ローラ32と、前部ローラの両端部をそれぞれ回転自在に支持する前部支柱33と、前部ローラを回転させるための前部ローラ用モータ34と、後部ローラ35と、後部支柱36と、後部ローラ用モータ37と、前部ローラと後部ローラとの間に設けられる取付基板39と、取付基板に設けられる2台の駆動モータ40と、2台の駆動ローラ41と、駆動ローラに掛け回されて回転するバンドソー42と、取付基板の両方の端部がそれぞれ取り付けられる連結枠43とを備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
橋梁又は高架道路のコンクリート床版の底部に沿って水平に切断することにより、橋桁の定着用のアンカーとコンクリートとを一緒に切断することができるコンクリート床版の切断機であって、
該コンクリート床版の切断機は、
前記コンクリート床版の上部を長手方向に沿って回転して移動する前部ローラと、
該前部ローラの両方の端部をそれぞれ回転自在に支持する前部支柱と、
該前部支柱に設けられ、前記前部ローラを回転させるための前部ローラ用モータと、
前記コンクリート床版の上部を長手方向に沿って回転して移動する後部ローラと、
該後部ローラの両方の端部をそれぞれ回転自在に支持する後部支柱と、
該後部支柱に設けられ、前記後部ローラを回転させるための後部ローラ用モータと、
前記前部ローラと前記後部ローラとの間に設けられ、前記コンクリート床版を長手方向に沿って移動すると共に、当該コンクリート床版を通過するための切断開口部を有する取付基板と、
該取付基板に所定の間隔を開けて設けられる2台の駆動モータと、
該駆動モータの駆動に連動して駆動し、前記取付基板に設けられる2台の駆動ローラと、
該2台の駆動ローラに掛け回されて回転するバンドソーと、
前記取付基板の両方の端部がそれぞれ取り付けられる連結枠と、を少なくとも備えること
を特徴とするコンクリート床版の切断機。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
一対の前記前部支柱と、該前部支柱の上端部同士に掛け渡される前部横架材と、一対の前記後部支柱と、該後部支柱の上端部同士に掛け渡される後部横架材と、前記前部支柱と前記後部支柱との上端部同士に掛け渡される側部支柱と、前記前部支柱及び前記後部支柱のそれぞれの下端部に連結する前記連結枠と、で前記取付基板を移動するための移動用枠体が構成されること
を徴とする請求項1に記載のコンクリート床版の切断機。
【請求項3】
前記前部ローラ用モータと前記後部ローラ用モータとは、前記前部ローラと前記後部ローラとの相対する反対側の端部に設けられること
を徴とする請求項1に記載のコンクリート床版の切断機。
【請求項4】
前記前部ローラ及び前記後部ローラの両方の端部には、段部が形成されること
を徴とする請求項1に記載のコンクリート床版の切断機。
【請求項5】
前記取付基板の両方の端部には、上下位置の微調整装置が設けられること
を徴とする請求項1に記載のコンクリート床版の切断機。
【請求項6】
前記前部支柱と前記後部支柱とには、高さ位置調整用のスペーサーが取り付けられること
を徴とする請求項1に記載のコンクリート床版の切断機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、橋梁や高架道路等のコンクリート床版を作業性よく切断することができるコンクリート床版の切断機に関するものであり、更に詳しくは、橋桁のフランジに設けられるスタッドジベル等の定着用アンカーとコンクリートとを一緒に切断することができるコンクリート床版の切断機に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
図8に示すように、橋梁や高架道路等のコンクリート床版1は、橋桁2のフランジ3の上部に設けられる定着用のスタッドジベル4を介してコンクリート5が一体に固着してなる。コンクリート5の上部には、図8及び図9に示すように、アスファルト7が敷設されている。
【0003】
コンクリート床版1は、経年劣化による老朽化や損傷等が生じた場合に、切断して撤去し、改築する必要がある。
【0004】
従来、コンクリート床版1を切断する作業は、コンクリートカッターなどを用いて、図8の切断線6に沿って垂直に切断してから、切断線6の外側のコンクリート床版部分1aを撤去して、図9に示すように、橋桁2の上部の残コンクリート床版部分1bを残存させる。
【0005】
この残存させた残コンクリート床版部分1bのスタッドジベル4とコンクリート5とを一緒に切断する切断機について説明する。
図10に示すように、切断機11は、切断機本体12と、切断機本体12の両側部に沿って設置され切断機本体12の移動を案内する案内用レール部材20とから構成される(特許文献1参照)。
【0006】
切断機本体12は、案内用レール部材20に沿って移動し且つ残コンクリート床版部分1bを通過するための切断開口部13を有する取付基板14と、取付基板14に設けられる駆動モータ15と、駆動モータ15の駆動に連動して駆動する駆動ローラ16と、駆動ローラ16と相対して設けられる従動ローラ17と、従動ローラ17と駆動ローラ16とで回転するワイヤー状のカッター18と、取付基板14をコンクリート床版1に沿って牽引すべく設けられる牽引器19とからなる。
取付基板14の外側には、側板23と車輪24とが設けられており(図11参照)、これらの側板23と車輪24とがレール部22の側部と下部とに沿って移動する仕組みである。
【0007】
案内用レール部材20は、磁石部21と、磁石部21に沿って設けられるレール部22とからなる。案内用レール部材20は、図11に示す橋桁2又は橋桁2のフランジ3から延長して設けた鋼製の橋桁延長部分8に設置される。
【0008】
そして、図11に示すように、切断機本体12を残コンクリート床版部分1bの底部9に沿って水平方向に移動することにより、カッター18がスタッドジベル4とコンクリート5とを一緒に切断するのである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2019-173542号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
この従来例の切断機11においては、切断機本体12を移動するための案内用レール部材20や牽引器19が必要であり、その分の製品コストが増加するという問題点を有している。
また、案内用レール部材20を設置する作業手間や、牽引器19を操作する操作手間が煩雑であるという問題点も有している。
(【0011】以降は省略されています)

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