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公開番号2024131413
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023041662
出願日2023-03-16
発明の名称吊りボルト用インサート
出願人JFE建材株式会社
代理人アインゼル・フェリックス=ラインハルト,個人,個人
主分類B28B 23/00 20060101AFI20240920BHJP(セメント,粘土,または石材の加工)
要約【課題】プレートへの取付後の移動を容易に抑制することができる吊りボルト用インサートを提供する。
【解決手段】吊りボルト用インサート1Aは、デッキプレート100に吊りボルトを取り付けるためのものであって、デッキプレート100に形成された貫通孔102に挿通されるアウタ部材2Aと、アウタ部材2Aの内側に挿通されるとともに、吊りボルトが接続される雌ねじ部311を有するインナ部材3Aと、を備える。アウタ部材2Aは、互いに別体に構成された一対のアウタ部品21Aを有する。アウタ部品21Aは、デッキプレート100のうち貫通孔102の周辺部103をZ方向から挟み込む一対の挟持部211と、貫通孔102に挿通されるとともにインナ部材3Aが挿通される挿通部212と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
プレートに吊りボルトを取り付けるための吊りボルト用インサートであって、
前記プレートに形成された貫通孔に挿通されるアウタ部材と、
前記アウタ部材の内側に挿通されるとともに、前記吊りボルトが接続される雌ねじ部を有するインナ部材と、を備え、
前記アウタ部材は、互いに別体に構成された一対のアウタ部品を有し、
前記アウタ部品は、前記プレートのうち前記貫通孔の周辺部を板厚方向から挟み込む一対の挟持部と、前記貫通孔に挿通されるとともに前記インナ部材が挿通される挿通部と、を有することを特徴とする吊りボルト用インサート。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記挿通部は、前記挟持部との接続部に対して前記貫通孔の内周側に向かって延びる縮径部を有することを特徴とする請求項1に記載の吊りボルト用インサート。
【請求項3】
前記インナ部材および前記挿通部には、互いに係合することで該インナ部材と前記アウタ部材との挿通方向における相対移動を規制する規制部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の吊りボルト用インサート。
【請求項4】
前記インナ部材の前記規制部が雄ねじ部であり、
前記挿通部の前記規制部が雌ねじ部であることを特徴とする請求項3に記載の吊りボルト用インサート。
【請求項5】
前記インナ部材の前記規制部が凸部であるとともに前記挿通部の前記規制部が開口部又は凹部であるか、或いは、前記インナ部材の前記規制部が開口部又は凹部であるとともに前記挿通部の前記規制部が凸部であることを特徴とする請求項3に記載の吊りボルト用インサート。
【請求項6】
前記一対の挟持部の互いに向かい合う面のうち少なくとも一方には、滑り止め部材が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の吊りボルト用インサート。
【請求項7】
前記一対の挟持部は、板状に形成されるとともに、前記挿通部との接続部から遠ざかるにしたがって互いに近づく接近部と、先端部において互いに離隔した導入部と、を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の吊りボルト用インサート。
【請求項8】
前記一対の挟持部のうち少なくとも一方は、前記挿通部との接続部から遠ざかる方向と交差する方向に延びる屈曲容易部を有することを特徴とする請求項7に記載の吊りボルト用インサート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、吊りボルト用インサートに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、天井から照明等を吊り下げるために、デッキプレート等の上階床材に吊りボルトが取り付けられることがある。そこで、天井プレートに吊りボルトを取り付けるための吊りボルト螺着用インサートが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された吊りボルト螺着用インサートは、吊りボルトが螺着されるねじ孔が形成されたインナ部材と、天井プレートとしての金属プレートの穿孔に挿入されるアウタ部材と、を備え、インナ部材がアウタ部材に対して上方から叩き込まれることにより、金属プレートに取り付けられるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-26916号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された吊りボルト螺着用インサートは金属プレートに取り付けられ、この吊りボルト螺着用インサートのねじ孔に対して吊りボルトが螺着される。このとき、例えば電動工具が用いられ、吊りボルト螺着用インサートに対して回転方向又は軸線方向に大きな力が加わる場合がある。吊りボルト螺着用インサートは、このような力によって、プレートに対して回転してしまったり、軸線方向に移動してしまったり(即ち押し込まれてしまったり)し、吊りボルトを正常に取り付けられなくなってしまう虞があった。
【0005】
そこで、アウタ部材の外径とプレートの穿孔の内径との差を小さくしたり、アウタ部材をプレートに対して固定したりすることで、上記のような移動を抑制する対策が考えられる。また、吊りボルトを取り付ける際に手動で作業すれば、不要な力が加わることが抑制される。しかしながら、上記のように移動を抑制すると、寸法精度を厳しく管理したり追加工を行ったりする必要があり、上記のように手動で作業を行うと作業時間が長くなってしまうといった不都合が生じる。そこで、プレートへの取付後において、吊りボルト用インサートの移動を容易に抑制することが望まれていた。
【0006】
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、プレートへの取付後の移動を容易に抑制することができる吊りボルト用インサートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明に係るボルト用インサートは、プレートに吊りボルトを取り付けるための吊りボルト用インサートであって、前記プレートに形成された貫通孔に挿通されるアウタ部材と、前記アウタ部材の内側に挿通されるとともに、前記吊りボルトが接続される雌ねじ部を有するインナ部材と、を備え、前記アウタ部材は、互いに別体に構成された一対のアウタ部品を有し、前記アウタ部品は、前記プレートのうち前記貫通孔の周辺部を板厚方向から挟み込む一対の挟持部と、前記貫通孔に挿通されるとともに前記インナ部材が挿通される挿通部と、を有することを特徴とする。
【0008】
本発明の一態様に係るボルト用インサートにおいて、前記挿通部は、前記挟持部との接続部に対して前記貫通孔の内周側に向かって延びる縮径部を有する。
【0009】
本発明の一態様に係るボルト用インサートにおいて、前記インナ部材および前記挿通部には、互いに係合することで該インナ部材と前記アウタ部材との挿通方向における相対移動を規制する規制部が設けられている。
【0010】
本発明の一態様に係るボルト用インサートおいて、前記インナ部材の前記規制部が雄ねじ部であり、前記挿通部の前記規制部が雌ねじ部である。
(【0011】以降は省略されています)

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