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公開番号2024130139
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023039677
出願日2023-03-14
発明の名称棒鋼
出願人山陽特殊製鋼株式会社
代理人弁理士法人有古特許事務所
主分類C22C 38/00 20060101AFI20240920BHJP(冶金;鉄または非鉄合金;合金の処理または非鉄金属の処理)
要約【課題】加工性に優れた棒鋼2の提供。
【解決手段】棒鋼2の、長さ方向に直交する断面に、この断面の中心が原点であるX-Y平面が想定される。このX-Y平面上にあり、かつ座標(mm)が(-10,0)、(-5,0)、(0,0)、(5,0)及び(10,0)である5点(P1、P2、Po、P3及びP4)にて測定されたロックウェル硬さ(HRB)の、最大値と最小値との差は、4.0以下である。このX-Y平面上にあり、かつ座標(mm)が(0,-10)、(0,-5)、(0,0)、(0,5)及び(0,10)である5点(P5、P6、Po、P7及びP8)にて測定されたロックウェル硬さの、最大値と最小値との差は、4.0以下である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
長さ方向に直交する断面に、この断面の中心が原点であるX-Y平面が想定されたとき、
このX-Y平面上にあり、かつ座標(mm)が(-10,0)、(-5,0)、(0,0)、(5,0)及び(10,0)である5点にて測定されたロックウェル硬さ(HRB)の、最大値と最小値との差が、4.0以下であり、
このX-Y平面上にあり、かつ座標(mm)が(0,-10)、(0,-5)、(0,0)、(0,5)及び(0,10)である5点にて測定されたロックウェル硬さ(HRB)の、最大値と最小値との差が、4.0以下である、棒鋼。
続きを表示(約 100 文字)【請求項2】
金属組織がフェライトを含んでおり、
「JIS G 0551」の規定に準拠して測定された、上記フェライトの平均粒度番号が、8.0以上である、請求項1に記載の棒鋼。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、機械部品等の材料である棒鋼を開示する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
多くの自動車部品は、棒鋼が加工されて得られうる。典型的な加工方法は、冷間塑性加工である。棒鋼の主な材質は、合金鋼である。自動車部品に適した合金鋼が、特開2006-265704公報に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-265704公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の棒鋼の加工性は、不十分である。従って、棒鋼の加工に先立ち、この棒鋼に熱処理が施される。典型的な熱処理は、球状化焼なまし及び焼きならしである。この熱処理は、自動車部品の製造コストを押し上げる。コストに関する同様の問題は、自動車以外の輸送機器の部品においても、生じうる。コストに関する同様の問題はさらに、建設機械及び産業機械の部品においても生じうる。
【0005】
本出願人の意図するところは、加工性に優れた棒鋼の提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書は、新規な棒鋼を開示する。この棒鋼の、長さ方向に直交する断面に、この断面の中心が原点であるX-Y平面が想定されたとき、このX-Y平面上にあり、かつ座標(mm)が(-10,0)、(-5,0)、(0,0)、(5,0)及び(10,0)である5点にて測定されたロックウェル硬さ(HRB)の、最大値と最小値との差は、4.0以下である。このX-Y平面上にあり、かつ座標(mm)が(0,-10)、(0,-5)、(0,0)、(0,5)及び(0,10)である5点にて測定されたロックウェル硬さ(HRB)の、最大値と最小値との差は、4.0以下である。
【0007】
この棒鋼の金属組織は、フェライトを含む。好ましくは、「JIS G 0551」の規定に準拠して測定された、フェライトの平均粒度番号は、8.0以上である。
【発明の効果】
【0008】
この棒鋼は、加工性に優れる。この棒鋼の加工に先立つ熱処理は、省略又は簡略化されうる。この棒鋼から、低コストで、機械部品が得られうる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、一実施形態に係る棒鋼の一部が示された斜視図である。
図2は、図1のII-II線に沿った拡大断面図である。
図3は、図1の棒鋼の中心軸に沿った断面が示された拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1に、棒鋼2が示されている。この棒鋼2は、端面4及び外周面6を有している。この棒鋼2は、長尺である。図1において、矢印Aは棒鋼2の長さ方向を表し、矢印Leは棒鋼2の長さを表す。この棒鋼2は、圧延によって得られうる。矢印Aは、圧延方向も表す。この棒鋼2は、機械部品のための材料である。
(【0011】以降は省略されています)

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