TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025030200
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023135284
出願日
2023-08-23
発明の名称
表面性状に優れたステンレス鋼
出願人
日本冶金工業株式会社
代理人
個人
主分類
C22C
38/00 20060101AFI20250228BHJP(冶金;鉄または非鉄合金;合金の処理または非鉄金属の処理)
要約
【課題】非金属介在物の組成、組織形態の制御を総合的に考察し、表面に欠陥のない健全な表面性状を持ち備えるステンレス鋼およびその製造方法を提供する。
【解決手段】以下、質量%にて、C:0.001~0.3%、Si:0.1~4%、Mn:0.1~3%、P:0.05%以下、S:0.03%以下、Ni:4~40%、Cr:13~35%、Mo:0.1~8%、Cu:0.1~4%、Al:0.001~0.5%、Ti:0.6%以下、Ca:0.0001~0.02%、Mg;0.0001~0.02%、N:0.001~0.4%、O:0.01%以下、Co、W、Nb、Bのうち1種または2種以上を4%以下含有し、残部鉄および不可避的不純物を含み、非金属介在物の平均組成がMgO:30~70%、Al
2
O
3
:15~40%、SiO
2
:30%以下、CaO:10~40%、MnO:1%以下であることを特徴とする表面性状に優れたステンレス鋼。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
以下、質量%にて、C:0.001~0.3%、Si:0.1~4%、Mn:0.1~3%、P:0.05%以下、S:0.03%以下、Ni:4~40%、Cr:13~35%、Mo:0.1~8%、Cu:0.1~4%、Al:0.001~0.5%、Ti:0.6%以下、Ca:0.0001~0.02%、Mg;0.0001~0.02%、N:0.001~0.4%、O:0.01%以下、Co、W、Nb、Bのうち1種または2種以上を4%以下含有し、残部鉄および不可避的不純物を含み、非金属介在物の平均組成がMgO:30~70%、Al
2
O
3
:15~40%、SiO
2
:30%以下、CaO:10~40%、MnO:1%以下であることを特徴とする表面性状に優れたステンレス鋼。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記非金属介在物の組織形態は、全非金属介在物に対して個数比率で70%以上の非金属介在物が以下のa~eの5種類のいずれか1または2以上であることを特徴とする請求項1に記載の表面性状に優れたステンレス鋼。
a:CaO-Al
2
O
3
-MgO系酸化物が略球面内にMgO・Al
2
O
3
を完全に包含する形態
b:CaO-Al
2
O
3
-MgO系酸化物
c:CaO-Al
2
O
3
-MgO系酸化物が略球面内にMgOを完全に包含する形態
d:MgO単体
e:MgO・Al
2
O
3
単体
【請求項3】
前記CaO-Al
2
O
3
-MgO系酸化物は、CaO:20~60%、Al
2
O
3
:30~60%、MgO:1~30%、SiO
2
:20%以下、TiO
2
:0.5%以下であることを特徴とする請求項2に記載の表面性状に優れたステンレス鋼。
【請求項4】
前記MgO・Al
2
O
3
はMnOを0.5%以下含むことを特徴とする請求項2に記載の表面性状に優れたステンレス鋼。
【請求項5】
前記MgO単体はAl
2
O
3
:3%以下、SiO
2
:1%以下、CaO:10%以下、MnO:1%以下を含有することを特徴とする請求項2に記載の表面性状に優れたステンレス鋼。
【請求項6】
請求項1~5のいずれかに記載のステンレス鋼の製造方法であって、原料を電気炉で溶解し、その後AODにて脱炭精錬し、生石灰とFeSiを投入してCr還元を実施し、さらにAlを投入して、CaO-Al
2
O
3
-MgO-SiO
2
-F系スラグを形成して、脱酸、脱硫を施した後、連続鋳造機にてスラブを製造し、表面を研削後、熱間圧延工程を経て、冷間圧延を実施することを特徴とする表面性状に優れたステンレス鋼の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、表面性状に優れたオーステナイト系ステンレス鋼、二相ステンレス鋼、析出硬化型ステンレス鋼、耐熱鋼、高摩耗性ステンレス鋼およびその製造方法に関わる。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
オーステナイトステンレス鋼は耐食性の高さと加工性が優れるところから、広く社会で使用されている。特に、近年ではカーボンニュートラルに向けた水素利用が進められている中で、オーステナイトステンレス鋼の耐低温性が着目されている(例えば、特許文献1~4参照)。
【0003】
二相ステンレス鋼は、オーステナイト相、フェライト相から構成されるため、結晶粒が微細化されやすい特徴を持っている。そのため、高い耐食性のみではなく、強度も高く、薄板であっても強度が保てるためコストパフォーマンスに優れる利点がある(例えば、特許文献5~11参照)。
【0004】
析出硬化型ステンレス鋼は、時効処理にて微細な第2相を形成して強化する合金である。スチールベルトなどに広く用いられている(例えば、特許文献12~16参照)。
【0005】
さらに、ステンレス鋼は耐熱性も兼ね備えており、高温腐食環境でも利用されることが多い。近年では太陽光発電用のソーラーグレードのシリコン素子を製造するためのリアクターに広く用いられている(例えば、特許文献17~23参照)。
【0006】
耐摩耗性をもつステンレス鋼は摩擦が生じる装置等で用いられている。C含有量を高めてCr含有量を適正化するとCr炭化物を適量析出することができ摩耗性を高めることができる。機織り機の筬羽、ヘルド材に用いられることがある(例えば、特許文献24~26参照)。
【0007】
上記の他にも、自動車用の排気ガス系統の部品であるターボチャージャー、エキゾーストマニホールドにも用いられている。耐熱性に優れており、かつ腐食性に強いためである。さらに、ディーゼルエンジンを搭載した自動車などにおいては、排気ガスの一部を吸気系に戻し、混合気が燃焼するときの最高温度を低くしてNOxの生成量を抑制する、いわゆる排気ガス再循環装置(Exhaust Gas Recirculation、以下「EGR」という)が開発・実用化されており、ここでもステンレス鋼が用いられている(例えば、特許文献27~30参照)。
【0008】
これらのステンレス鋼、合金鋼は塗装等の表面処理をせずに用いられるために、その表面性状は極めて重要である。今までに、多くの高清浄化技術が開示されている。すなわち、非金属介在物の組成を緻密に制御して無害化する技術が示されている。あるいはその個数を少なくして対応する技術が開示されている(例えば、特許文献31~36参照)。
【0009】
しかしながら、非金属介在物の組成の制御だけでは完全に欠陥を止められたとは言い難く、その介在物粒子の組織によっては無害化とはならないという課題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2019-143227号公報
WO2012/043877号公報
WO2018/180778号公報
特開2021-167455号公報
特開2021-155827号公報
特開2021-188123号公報
特開2021-75771号公報
特開2020-100872号公報
特開2021-31757号公報
特開2022-98633号公報
特開2009-007638号公報
特許第7274062号公報
特許第7029570号公報
特許第7018537号公報
特許第6776467号公報
特開2017-155317号公報
特許第7187604号公報
特許第7187605号公報
特許第7187606号公報
特開2021-70838号公報
特開2018-059148号公報
特開2014-189826号公報
特許第7174192号公報
特開2004-18935号公報
特開2003-147493号公報
特開2003-105504号公報
特開2014-034694号公報
特開2022-98633号公報
特開2021-4577号公報
特許第6547011号公報
特許第6903182号公報
特許第6762414号公報
特開2020-033579号公報
特開2015-74807号公報
特開2004-149830号公報
特開2004-149833号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
日本冶金工業株式会社
Fe-Ni系合金板及びその製造方法
6日前
株式会社プロテリアル
焼結体
1か月前
ハイモ株式会社
水中金属の回収除去方法
2か月前
JX金属株式会社
銅製錬の操業方法
2か月前
株式会社クボタ
比重分離装置
4日前
株式会社クボタ
比重分離装置
4日前
株式会社クボタ
比重分離装置
4日前
国立大学法人東北大学
高耐食銅合金
1か月前
JX金属株式会社
銅製錬の操業方法
2か月前
日本製鉄株式会社
鋼線
2か月前
日本製鉄株式会社
鋼材
11日前
日本製鉄株式会社
鋼材
1か月前
国立大学法人東北大学
腐食環境用銅合金
1か月前
住友金属鉱山株式会社
銅の製錬方法
3か月前
JFEスチール株式会社
浸炭鋼部品
6日前
日本精線株式会社
銅合金
14日前
住友金属鉱山株式会社
オートクレーブ
4か月前
JFEスチール株式会社
肌焼鋼
3か月前
日本製鉄株式会社
めっき鋼線
2か月前
JFEスチール株式会社
肌焼鋼
3か月前
JFEスチール株式会社
肌焼鋼
3か月前
NTN株式会社
転動部材
1か月前
NTN株式会社
転動部材
1か月前
個人
複合材料および複合材料の製造方法
3か月前
住友金属鉱山株式会社
有価金属の回収方法
2か月前
日本製鉄株式会社
熱間圧延鋼材
10日前
住友金属鉱山株式会社
有価金属の回収方法
2か月前
住友金属鉱山株式会社
有価金属の回収方法
2か月前
住友金属鉱山株式会社
有価金属の製造方法
3か月前
住友金属鉱山株式会社
有価金属の製造方法
3か月前
日本冶金工業株式会社
表面性状に優れたNi基合金
1か月前
中部リサイクル株式会社
銅含有物の製造方法
19日前
個人
セラックを用いた成型体及び構造体の製造方法
26日前
住友金属鉱山株式会社
酸化亜鉛鉱の製造方法
25日前
株式会社神戸製鋼所
鋼板およびその製造方法
2か月前
大同特殊鋼株式会社
軟磁性材料
25日前
続きを見る
他の特許を見る