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公開番号2024130071
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023039575
出願日2023-03-14
発明の名称アレーアンテナ
出願人日本無線株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01Q 21/06 20060101AFI20240920BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】本開示は、複数のサブアレーを備えるアレーアンテナにおいて、サブアレー同士の各々の隙間によるグレーティングローブを抑圧することを目的とする。
【解決手段】本開示は、複数のアンテナ素子を備えるサブアレーS1、S2を複数備えるアレーアンテナAであって、サブアレーS1、S2同士の間に、各々の隙間δが設けられ、アンテナ素子同士の間に、各々のチョーク構造C1、C2が設けられ、アンテナ素子同士の間の各々のチョーク構造C1、C2は、サブアレーS1、S2同士の間の各々の隙間δとともに、各々のアンテナ素子に対する各々の二次放射源となり、各々のアンテナ素子の配列方向に沿った、二次放射源同士の間の各々の間隔dは、各々のアンテナ素子の励振波長λより狭いことを特徴とするアレーアンテナAである。
【選択図】図8


特許請求の範囲【請求項1】
複数のアンテナ素子を備えるサブアレーを複数備えるアレーアンテナであって、
前記サブアレー同士の間に、各々の隙間が設けられ、
前記アンテナ素子同士の間に、各々のチョーク構造が設けられ、
前記アンテナ素子同士の間の各々のチョーク構造は、前記サブアレー同士の間の各々の隙間とともに、各々の前記アンテナ素子に対する各々の二次放射源となり、
各々の前記アンテナ素子の配列方向に沿った、前記二次放射源同士の間の各々の間隔は、各々の前記アンテナ素子の励振波長より狭いことを特徴とするアレーアンテナ。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
各々の前記アンテナ素子の偏波方向(直交方向のうちの一方向又は両方向)に沿った、前記二次放射源同士の間の各々の間隔は、各々の前記アンテナ素子の励振波長より狭い
ことを特徴とする、請求項1に記載のアレーアンテナ。
【請求項3】
前記アンテナ素子同士の間の各々のチョーク構造の放射電力は、前記サブアレー同士の間の各々の隙間の放射電力と比べて等しいオーダーであり、各々の前記二次放射源の放射電力は、各々の前記アンテナ素子の放射電力と比べて低いオーダーであり、
前記アンテナ素子同士の間の各々のチョーク構造の放射パターンは、前記サブアレー同士の間の各々の隙間の放射パターンと比べてほぼ等しい形状である
ことを特徴とする、請求項1又は2に記載のアレーアンテナ。
【請求項4】
各々の前記サブアレーの端部にも、各々のチョーク構造が設けられる
ことを特徴とする、請求項1又は2に記載のアレーアンテナ。
【請求項5】
各々の前記アンテナ素子は、多層基板に形成されるパッチアンテナ素子であり、
前記アンテナ素子同士の間の各々のチョーク構造は、前記多層基板内部に形成される
ことを特徴とする、請求項1又は2に記載のアレーアンテナ。
【請求項6】
各々の前記アンテナ素子の励振位相を設定する各々の移相器をさらに備える
ことを特徴とする、請求項1又は2に記載のアレーアンテナ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、複数のサブアレーを備えるアレーアンテナに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
複数のサブアレーを備えるアレーアンテナが、特許文献1~3等に開示されている。アレーアンテナは、理想的には、複数のサブアレーに分割されない全体アレーを備えたいが、製作の都合等により、複数のサブアレーに分割される全体アレーを備えている。
【0003】
第1従来技術(特許文献1、2)のアレーアンテナの構成を図1に示す。アレーアンテナAは、複数のアンテナ素子を備えるサブアレーS1、S2、S3、S4を備える。アンテナ素子同士の各々の間隔dは、各々のアンテナ素子の励振波長λより狭い。サブアレーS1、S2、S3、S4同士の各々の隙間d’は、電波望遠鏡等におけるパラボラアンテナ等のように、各々のアンテナ素子の励振波長λの1倍のオーダーである。
【0004】
すると、各々のサブアレーS1、S2、S3、S4は、各々に1素子とみなされる。そして、みなし1素子同士の各々の間隔Dは、各々のアンテナ素子の励振波長λより広くなる。よって、アレーアンテナAは、グレーティングローブを発生させてしまう。そこで、特許文献1では、サブアレーS1、S2、S3、S4同士の各々の隙間において、電磁波的結合素子を備える。そして、特許文献2では、各々のサブアレーS1、S2、S3、S4において、グレーティングローブの発生角度でのヌル点を生じさせる。
【0005】
第2従来技術(特許文献3)のアレーアンテナの構成を図2に示す。アレーアンテナAは、複数のアンテナ素子を備えるサブアレーS1、S2、S3、S4と、各々のサブアレーS1、S2、S3、S4の励振位相を設定する各々の移相器P1、P2、P3、P4と、を備える。アンテナ素子同士の各々の間隔dは、各々のアンテナ素子の励振波長λより狭い。サブアレーS1、S2、S3、S4同士の各々の隙間は、ほぼ空いていない。
【0006】
アレーアンテナAは、理想的には、各々のアンテナ素子の励振位相を設定する各々の移相器を備えたいが、部品の削減等により、各々のサブアレーS1、S2、S3、S4の励振位相を設定する各々の移相器P1、P2、P3、P4を備えている。
【0007】
すると、各々のサブアレーS1、S2、S3、S4は、各々に1素子とみなされる。そして、みなし1素子同士の各々の間隔D’は、各々のアンテナ素子の励振波長λより広くなる。よって、アレーアンテナAは、グレーティングローブを発生させてしまう。そこで、特許文献3では、各々のサブアレーS1、S2、S3、S4を非周期的に配置する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開平09-260937号公報
特開2003-168912号公報
特開2008-066936号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
解決課題のアレーアンテナの構成を図3に示す。図3に示した解決課題では、図1、2に示した第1、2従来技術(特許文献1~3)を踏まえ、以下の構成を考える。
【0010】
図3の左欄では、アレーアンテナAは、複数のアンテナ素子を備えるサブアレーS1、S2、S3、S4と、各々のアンテナ素子の励振位相を設定する各々の移相器P1、P2、P3、P4と、を備える。アンテナ素子同士の各々の間隔dは、各々のアンテナ素子の励振波長λより狭い。サブアレーS1、S2、S3、S4同士の各々の隙間は、ほぼ空いていない。つまり、図3の左欄は、後述する図3の右欄と同等であると考えられる。
(【0011】以降は省略されています)

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