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公開番号2024129719
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-27
出願番号2023039088
出願日2023-03-13
発明の名称ガス遮断器
出願人日新電機株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類H01H 33/70 20060101AFI20240919BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】絶縁ノズルが損耗したときに、損耗により生じた間隙から絶縁ガスが漏れ、所望の圧力が得られない。
【解決手段】第1接触子(10)と、第1接触子(10)が挿通可能な貫通孔を有する絶縁ノズル(20)と、第1接触子(10)の外周に配置され、第1接触子(10)と絶縁ノズル(20)との間隙に応じて外径が変化する弾性部材(11)とを備えている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
第1接触子と、
前記第1接触子が挿通可能な貫通孔を有する絶縁ノズルと、
前記第1接触子の外周に配置され、前記第1接触子と前記絶縁ノズルとの間隙に応じて外径が変化する弾性部材とを備える、ガス遮断器。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記弾性部材は、前記絶縁ノズルの貫通孔内面に対して摺動することを特徴とする、請求項1に記載のガス遮断器。
【請求項3】
前記弾性部材の材質は金属である、請求項1または2に記載のガス遮断器。
【請求項4】
前記弾性部材は複数の板バネを含み、
前記第1接触子には前記弾性部材を固定するための溝が形成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載のガス遮断器。
【請求項5】
前記板バネは、長方形、台形、または、両端の幅より中間部の幅が広い形状である、請求項4に記載のガス遮断器。
【請求項6】
前記弾性部材は、複数の板バネを円筒状に並べ互いに接続した構造を含む、請求項1または2に記載のガス遮断器。
【請求項7】
前記第1接触子が接触する第2接触子と、
内部に絶縁ガスを貯留するパッファ室と、
前記第1接触子と前記第2接触子とが離隔した時に、前記第1接触子と前記第2接触子との間に生じるアークに対し、前記絶縁ガスを吹き付けるためのガス経路とを備える、請求項1または2に記載のガス遮断器。
【請求項8】
前記第1接触子が接触する第2接触子を備え、
前記第1接触子と前記第2接触子とが接触しているとき、前記弾性部材は前記絶縁ノズルの貫通孔内面に接触しており、
前記第1接触子と前記第2接触子とが離隔しておりかつ前記ガス遮断器が遮断状態にあるとき、前記弾性部材は前記絶縁ノズルから離れている請求項1または2に記載のガス遮断器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は電力系統における電流遮断を行うためのガス遮断器に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、絶縁ノズルが有する喉部にノズル交換目安用溝を備える事で、絶縁ノズルの損耗と交換時期とを容易に把握することを可能とするガス遮断器が開示されている。また、特許文献2には、低損耗部材を設けることで絶縁ノズルの損耗を抑制する構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-27558号公報
特開2021-182530号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1および2に記載のような従来技術は、絶縁ノズルが損耗したときに、損耗により生じた間隙から絶縁ガスが漏れ、絶縁ガスに所望の圧力を与えられない問題がある。
【0005】
本発明の一態様は、絶縁ノズルが損耗したときでも絶縁ガスに所望の圧力を与える事を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るガス遮断器は、第1接触子と、第1接触子が挿通可能な貫通孔を有する絶縁ノズルと、第1接触子の外周に配置され、第1接触子と絶縁ノズルとの間隙に応じて外径が変化する弾性部材とを備えている。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、絶縁ガスに所望の圧力を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係るガス遮断器を、軸方向に切断した断面図である。
図1に図示した領域Rの拡大図である。
図2に図示したA-A線の矢視断面図である。
一実施形態における弾性部材の構造を示した図である。
一実施形態における弾性部材の効果を表した、ガス遮断器の断面図である。
一実施形態における弾性部材の構造を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
〔実施形態1〕
図1は実施形態1に係るガス遮断器を軸方向に沿って切断した断面図である。図1中の軸Pは、図示したガス遮断器100の第1接触子10および第2接触子30の軸である。さらに、軸Pの矢印方向を第1方向、反対方向を第2方向と定義する。図2は図1に図示した領域Rの拡大図である。図3は図2に図示したA-A線の矢視断面図である。図4は実施形態1における弾性部材の構造を示した図であり、符号401が側面図、符号402が正面図を示す。
【0010】
ガス遮断器100は、大電流を流す電力系統において、電流遮断を行うため2つの接触子を離隔させたときに生じるアークへ絶縁ガスを吹き付けて遮断する装置である。ガス遮断器100は、図1に示す通り、第1接触子10と、絶縁ノズル20と、第2接触子30と、操作ロッド31と、パッファシリンダ40と、パッファピストン41と、第3接触子50とを備える。なお、ここでは、これらの部材はすべて軸Pの同心上に配置されているものとする。また、図2および図3に示す通り、ガス遮断器100は、第1接触子10の外周に配置された弾性部材11を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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