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公開番号2024129706
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-27
出願番号2023039073
出願日2023-03-13
発明の名称車両
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人航栄事務所
主分類B60K 11/06 20060101AFI20240919BHJP(車両一般)
要約【課題】排気ダクトから排出された空気によって乗員に不快感を与えることを抑制できる車両を提供する。
【解決手段】車両Vは、フロアパネルFに取り付けられたシートレール16に前後方向にスライド可能に係合された可動部材162に支持される後部座席17と、後部座席17の後方に配置されるバッテリパック1と、前方を向く排気口5aを有し、バッテリパック1の前部に取り付けられる排気ダクト5と、を備える。排気ダクト5と後部座席17の着座部171との間には、シート下カバー部材18が配置されている。シート下カバー部材18の後端18cは、前後方向においてバッテリパック1のバッテリカバー3の前端と後端との間に位置している。シート下カバー部材18の前端部18aは、下方に屈曲しており、シート下カバー部材18の前端18bは、排気ダクト5の排気口5aよりも前方且つ排気ダクト5の排気口5aの上端5bよりも下方に位置している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車室及び前記車室の後部の床面を構成するフロアパネルと、
前記フロアパネルに取り付けられた前後方向に延在するシートレールと、
前記シートレールに前後方向にスライド可能に係合された可動部材と、
前記可動部材に支持されるシートと、
前記シートの後方に配置されるバッテリパックと、
前方を向く排気口を有し、前記バッテリパックの前部に取り付けられて、前記バッテリパックから前記バッテリパックの外部に空気を排出する排気ダクトと、を備える車両であって、
前記バッテリパックは、バッテリモジュールと、前記バッテリモジュールの上部を覆うバッテリカバーと、を備え、
前記シートは、前後方向及び左右方向に延在する着座部を備え、
前記排気ダクトと前記着座部との間には、前後方向及び左右方向に延在するシート下カバー部材が配置されており、
前記シート下カバー部材は、前記可動部材及び前記シートの少なくとも一方に固定され、前記可動部材及び前記シートと一体に前後方向にスライドし、
前記シート下カバー部材の後端は、前後方向において前記バッテリカバーの前端と後端との間に位置しており、
前記シート下カバー部材の前端部は、下方に屈曲しており、
前記シート下カバー部材の前端は、前記排気ダクトの前記排気口よりも前方且つ前記排気ダクトの前記排気口の上端よりも下方に位置している、
車両。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両であって、
前記フロアパネルの上面には、フロアカーペットが敷設されており、
前記シート下カバー部材の前記前端と前記フロアカーペットとの間には隙間が形成されている、
車両。
【請求項3】
請求項2に記載の車両であって、
前記シート下カバー部材の後端と前記バッテリカバーとの上下方向距離は、
前記シート下カバー部材の前記前端と前記フロアカーペットとの上下方向距離よりも短くなっている、
車両。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載の車両であって、
前記シート下カバー部材の左端部及び右端部には、下方に屈曲して前後方向及び上下方向に延在する縦壁部が形成されている、
車両。
【請求項5】
請求項1から3のいずれか1項に記載の車両であって、
前記シート下カバー部材には、前記シート下カバー部材の下面から下方に延出し、上下方向から見て、前記排気ダクトの前記排気口から前方に向かって放射状に延在する複数の整流壁が設けられている、
車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に関する。特に、バッテリパックが搭載された車両に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、より多くの人々が手ごろで信頼でき、持続可能且つ先進的なエネルギーへのアクセスを確保できるようにするため、エネルギーの効率化に貢献する電動車両に関する研究開発が行われている。電動車両には、バッテリパックが搭載されており、電動車両は、このバッテリパックに蓄電された電力によって駆動する駆動用モータの動力で走行可能である。
【0003】
特許文献1には、リヤシートの後方にバッテリパックが配置され、バッテリパックの後部に排気ダクトが配置されている車両が開示されている。特許文献1に記載の車両において、バッテリパックを冷却して昇温した空気は、排気ダクトからバッテリパックの後方に排出される。
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の車両のように、バッテリパックを冷却して昇温した空気を排気ダクトから後部座席の後方、すなわち荷室に排出すると、荷室内の気温が上昇してしまう、という課題がある。特に、車室と車室後方の荷室とが分離区画されている、例えばセダンタイプの車両の場合、一般に荷室は空調されないので、荷室内の気温が上昇してしまうという課題が顕著になる。
【0005】
荷室内の気温が上昇してしまうという課題を解決するための1つの選択肢として、バッテリパックを冷却して昇温した空気を車室に排出することが考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2018-30447号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、バッテリパックを冷却して昇温した空気を車室に排出すると、排気ダクトから排出された空気によって乗員が不快に感じる場合がある。
【0008】
本発明は、排気ダクトから排出された空気によって乗員に不快感を与えることを抑制できる車両を提供する。そして、延いてはエネルギーの効率化に寄与するものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、
車室及び前記車室の後部の床面を構成するフロアパネルと、
前記フロアパネルに取り付けられた前後方向に延在するシートレールと、
前記シートレールに前後方向にスライド可能に係合された可動部材と、
前記可動部材に支持されるシートと、
前記シートの後方に配置されるバッテリパックと、
前方を向く排気口を有し、前記バッテリパックの前部に取り付けられて、前記バッテリパックから前記バッテリパックの外部に空気を排出する排気ダクトと、を備える車両であって、
前記バッテリパックは、バッテリモジュールと、前記バッテリモジュールの上部を覆うバッテリカバーと、を備え、
前記シートは、前後方向及び左右方向に延在する着座部を備え、
前記排気ダクトと前記着座部との間には、前後方向及び左右方向に延在するシート下カバー部材が配置されており、
前記シート下カバー部材は、前記可動部材及び前記シートの少なくとも一方に固定され、前記可動部材及び前記シートと一体に前後方向にスライドし、
前記シート下カバー部材の後端は、前後方向において前記バッテリカバーの前端と後端との間に位置しており、
前記シート下カバー部材の前端部は、下方に屈曲しており、
前記シート下カバー部材の前端は、前記排気ダクトの前記排気口よりも前方且つ前記排気ダクトの前記排気口の上端よりも下方に位置している。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、シートに乗員が着座していても、排気ダクトの排気口から排出された空気を、シートに着座した乗員が不快に感じにくい場所に排出することができるので、排気ダクトの排気口から排出された空気によって乗員に不快感を与えることを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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