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公開番号
2024129259
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-27
出願番号
2023038343
出願日
2023-03-13
発明の名称
ハイブリッド車両の制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60W
10/30 20060101AFI20240919BHJP(車両一般)
要約
【課題】EV走行モードでの走行時に、エンジンの回転に伴ってオイルを吐出するオイルポンプを作動させることによって運転者が違和感や不快感を抱くことを抑制できるハイブリッド車両の制御装置を提供する。
【解決手段】エンジンを停止したEV走行モードを設定して走行している間に、エンジンの回転に伴って駆動するオイルポンプに連通した油圧回路内に空気が混在していることを推定し(ステップS3)、油圧回路内に空気が混在していることが推定された場合(ステップS3でYes)に、エンジンをモータリングするとともに、エンジンをモータリングしている間、表示部の表示を、EV走行モード中の表示と同一の表示に制御する(ステップS4)。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
駆動力源としてのエンジンおよびモータと、前記エンジンの回転に伴って作動するオイルポンプと、表示部とを備え、前記エンジンを停止した状態で前記モータから動力を出力して走行するEV走行モードを設定可能なハイブリッド車両の制御装置であって、
前記表示部を制御するコントローラを備え、
前記コントローラは、
前記EV走行モードを設定して走行している間に、前記オイルポンプに連通した油圧回路内に空気が混在していることを推定する推定部と、
前記推定部によって前記油圧回路内に前記空気が混在していることが推定された場合に、前記エンジンをモータリングするモータリング制御部と、
前記モータリング制御部によって前記エンジンをモータリングしている間、前記表示部の表示を、前記EV走行モード中の表示と同一の表示に制御する表示制御部と
によって構成されている
ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンの動力によって走行するHV走行モードと、エンジンを停止しモータの動力のみによって走行するEV走行モードとを設定することができるハイブリッド車両の制御装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、エンジン、第1モータ、および出力軸が差動回転可能に連結された動力分割機構と、出力軸に連結された第2モータと、動力分割機構を潤滑するためのオイルを吐出する機械式オイルポンプおよび電動オイルポンプとを備えたハイブリッド車両の制御装置が記載されている。この制御装置は、エンジンを停止し、第2モータの動力のみにより、あるいは第1モータと第2モータとの動力により走行するEV走行モード時に、電動オイルポンプを作動し、その後、電動オイルポンプのパワー不足などが要因となって電動オイルポンプが作動しない場合には、機械式オイルポンプを作動させるように構成されている。すなわち、機械式オイルポンプを作動させるために、エンジンを起動し、あるいはスタータモータなどによってエンジンをモータリングするように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-107710号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されたハイブリッド車両の制御装置は、EV走行モード時に電動オイルポンプが作動しない場合に、エンジンを起動して機械式オイルポンプを駆動することがある。また、エンジンをモータリングする場合であっても、通常、エンジンの回転数を検出するクランク角センサの検出値に応じてタコメータが作動する。したがって、エンジンが起動し、またモータリングしたことを運転者が聴覚や視覚によって認識するため、EV走行モードを設定しているにも拘わらず上記のような挙動が発生することに運転者が違和感や不快感を抱く可能性がある。
【0005】
本発明は、上記の技術的課題に着目してなされたものであって、EV走行モードでの走行時に、エンジンの回転に伴ってオイルを吐出するオイルポンプを作動させることによって運転者が違和感や不快感を抱くことを抑制できるハイブリッド車両の制御装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記の目的を達成するために、駆動力源としてのエンジンおよびモータと、前記エンジンの回転に伴って作動するオイルポンプと、表示部とを備え、前記エンジンを停止した状態で前記モータから動力を出力して走行するEV走行モードを設定可能なハイブリッド車両の制御装置であって、前記表示部を制御するコントローラを備え、前記コントローラは、前記EV走行モードを設定して走行している間に、前記オイルポンプに連通した油圧回路内に空気が混在していることを推定する推定部と、前記推定部によって前記油圧回路内に前記空気が混在していることが推定された場合に、前記エンジンをモータリングするモータリング制御部と、前記モータリング制御部によって前記エンジンをモータリングしている間、前記表示部の表示を、前記EV走行モード中の表示と同一の表示に制御する表示制御部とによって構成されていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、EV走行モードを設定して走行している間に、オイルポンプに連通した油圧回路内に空気が混在していることを推定し、油圧回路内に空気が混在していることが推定された場合に、エンジンをモータリングする。このように制御することにより、圧縮性流体である空気がオイルに混在することによって、油圧回路を介してオイルポンプから油圧が付与される部材の油圧が不十分となることを抑制できる。また、そのようにエンジンをモータリングしている間、表示部の表示を、EV走行モード中の表示と同一の表示に制御することにより、エンジンをモータリングしていることを運転者が認識することを抑制できる。すなわち、EV走行モードを設定して走行しているにも拘わらず、EV走行モードと異なる挙動を運転者が認識することを抑制でき、運転者が違和感や不快感を抱くことを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態におけるハイブリッド車両の一例を模式的に示す図である。
油圧回路の構成を模式的に示す図である。
本発明の実施形態における制御装置によって実行される制御の一例を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明を図に示す実施形態に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施形態は本発明を具体化した場合の一例に過ぎないのであって、本発明を限定するものではない。
【0010】
図1は、本発明の実施形態におけるハイブリッド車両(以下、単に車両と記す。)の一例を示しており、この車両Veは、エンジン(ENG)1と、モータ(MG)2とを駆動力源として備えている。
(【0011】以降は省略されています)
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