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公開番号
2024128711
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-24
出願番号
2023037864
出願日
2023-03-10
発明の名称
充電制御装置、車両、および、充電制御方法
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
B60L
53/65 20190101AFI20240913BHJP(車両一般)
要約
【課題】車両の充電完了までに要する時間が長くなるのを抑制することが可能な充電制御装置を提供する。
【解決手段】充電制御装置100は、記充電の予定時期に関する充電スケジュール情報を取得する信号受信部154(取得部)と、充電の予定時期にデジタル証明書の有効期限が切れている場合に、デジタル証明書を更新するための要求信号を出力するプロセッサ151(信号出力部)と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
デジタル証明書により認証された充電を制御する車両の充電制御装置であって、
前記充電の予定時期に関する充電スケジュール情報を取得する取得部と、
前記充電の予定時期に前記デジタル証明書の有効期限が切れている場合に、前記デジタル証明書を更新するための要求信号を出力する信号出力部と、を備える、充電制御装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記取得部は、前記車両に設けられた入力端末、および、前記車両のユーザが使用する使用者端末の少なくとも一方から前記充電スケジュール情報を取得する、請求項1に記載の充電制御装置。
【請求項3】
前記充電は、前記車両に充電コネクタが接続されたことに応じて前記車両のユーザの認証が行われる充電である、請求項1または2に記載の充電制御装置。
【請求項4】
前記信号出力部は、前記車両に設けられた入力端末、および、前記車両のユーザが使用する使用者端末の少なくとも一方に表示される、前記デジタル証明書の更新を開始するためのボタンを、アクティベート状態にするための前記要求信号を出力する、請求項1または2に記載の充電制御装置。
【請求項5】
前記信号出力部は、前記車両のバッテリのSOCが所定の閾値以下であって、かつ、前記デジタル証明書の有効期限が切れている場合に、前記要求信号を出力する、請求項1または2に記載の充電制御装置。
【請求項6】
前記信号出力部は、前記充電の履歴データに基づく前記充電の頻度が所定の閾値よりも高い時間帯であって、かつ、前記デジタル証明書の有効期限が切れている場合に、前記要求信号を出力する、請求項1または2に記載の充電制御装置。
【請求項7】
前記信号出力部は、前記車両のバッテリの残存電力量よりも、前記車両の目的地に到着するのに要する必要電力量の方が高く、かつ、前記デジタル証明書の有効期限が切れている場合に、前記要求信号を出力する、請求項1または2に記載の充電制御装置。
【請求項8】
前記信号出力部は、前記車両に充電コネクタが接続されている状態で前記要求信号を出力する、請求項1または2に記載の充電制御装置。
【請求項9】
デジタル証明書により充電が認証される車両であって、
前記充電により電力が供給されるバッテリと、
前記デジタル証明書を記憶する記憶部と、を備え、
前記充電の予定時期に前記デジタル証明書の有効期限が切れている場合に、前記デジタル証明書が更新される、車両。
【請求項10】
デジタル証明書により認証された充電を制御する車両の充電制御装置による充電制御方法であって、
前記充電の予定時期に関する充電スケジュール情報を取得する工程と、
前記充電の予定時期に前記デジタル証明書の有効期限が切れている場合に、前記デジタル証明書を更新するための要求信号を出力する工程と、を備える、充電制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、充電制御装置、車両、および、充電制御方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許第4353197号公報(特許文献1)には、充電装置により充電される車両が開示されている。充電装置は、車両のイモビライザシステムのトランスポンダキーからIDコードを読み取り、読み取ったIDコードを車両に送信する。そして、車両において認証が行われ、認証結果が正常であれば充電電力の供給が許可される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4353197号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、充電の際にトランスポンダキーの有効期限が切れている場合、トランスポンダキーの更新が必要となる。この場合、充電の際にトランスポンダキーの更新を行うための時間が必要となり、充電完了までに要する時間が長くなってしまう。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、車両の充電完了までに要する時間が長くなるのを抑制することが可能な充電制御装置、車両、および、充電制御方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の局面に係る充電制御装置は、デジタル証明書により認証された充電を制御する車両の充電制御装置であって、充電の予定時期に関する充電スケジュール情報を取得する取得部と、充電の予定時期にデジタル証明書の有効期限が切れている場合に、デジタル証明書を更新するための要求信号を出力する信号出力部と、を備える。
【0007】
本開示の第1の局面に係る充電制御装置では、上記のように、充電の予定時期にデジタル証明書の有効期限が切れている場合に、デジタル証明書を更新するための要求信号が出力される。これにより、充電の予定時期までにデジタル証明書を更新することができる。その結果、充電が開始される際にデジタル証明書の更新を行うことが不要となる。これにより、車両の充電完了までに要する時間が長くなるのを抑制することができる。
【0008】
上記第1の局面に係る充電制御装置において、好ましくは、取得部は、車両に設けられた入力端末、および、車両のユーザが使用する使用者端末の少なくとも一方から充電スケジュール情報を取得する。このように構成すれば、車両の入力端末、および、ユーザの使用者端末の少なくとも一方からの充電スケジュール情報に基づいて、充電の予定時期の情報を容易に取得することができる。
【0009】
上記第1の局面に係る充電制御装置において、好ましくは、上記充電は、車両に充電コネクタが接続されたことに応じて車両のユーザの認証が行われる充電である。このように構成すれば、車両に充電コネクタが接続されたことに応じて車両のユーザの認証が行われる充電に際して、充電完了までに要する時間が長くなるのを抑制することができる。
【0010】
上記第1の局面に係る充電制御装置において、好ましくは、信号出力部は、車両に設けられた入力端末、および、車両のユーザが使用する使用者端末の少なくとも一方に表示される、デジタル証明書の更新を開始するためのボタンを、アクティベート状態にするための要求信号を出力する。このように構成すれば、ユーザにデジタル証明書を更新する操作(ボタンを選択する操作)を容易に行わせることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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