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公開番号2024156396
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-06
出願番号2023070820
出願日2023-04-24
発明の名称バッテリ式産業車両
出願人株式会社豊田自動織機
代理人
主分類B60K 11/04 20060101AFI20241029BHJP(車両一般)
要約【課題】熱交換対象機器における熱交換のための熱交換機器をサイドフレームにおける限られた空間に効率的に収容することが可能なバッテリ式産業車両の提供にある。
【解決手段】車体の一部を構成するサイドフレーム33と、車体に搭載され、熱交換の対象となる熱交換対象機器と、液媒体により熱交換対象機器との熱交換を行う熱交換器と、液媒体を貯留する貯留タンク52と、冷却対象機器、熱交換器および貯留タンク52との間で冷却媒体の一方向への循環を可能とする配管路と、液媒体を圧送するポンプ53と、ポンプ53を駆動するポンプモータ54と、熱交換器へ向けて送風する送風機55と、を有するバッテリ式産業車両である。サイドフレーム33の内部に形成される空間に、熱交換器、貯留タンク52、ポンプ53、ポンプモータ54および送風機55が収容されている。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
車体の側部に設けられ、かつ前記車体の一部を構成し、前記車体の外側に位置する外表面と、前記車体の内側に位置する内部空間が形成されたサイドフレームと、
前記車体に搭載され、液媒体による熱交換の対象となる熱交換対象機器と、
液媒体の熱交換を行う熱交換器と、
液媒体を貯留する貯留タンクと、
前記熱交換対象機器、前記熱交換器および前記貯留タンクとの間で液媒体の一方向への循環を可能とする配管路と、
液媒体を圧送するポンプと、
前記ポンプを駆動するポンプモータと、
前記熱交換器へ向けて送風する送風機と、を有するバッテリ式産業車両において、
前記サイドフレームの内部に形成される空間に、前記熱交換器、前記貯留タンク、前記ポンプ、前記ポンプモータおよび前記送風機が収容されていることを特徴とするバッテリ式産業車両。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記貯留タンクは、前記サイドフレームに溶接により固定されていることを特徴とする請求項1記載のバッテリ式産業車両。
【請求項3】
前記熱交換対象機器は、冷却の対象となる冷却対象機器であり、
前記熱交換器は、前記サイドフレームの一部を構成するように溶接により形成される冷却器であり、
前記冷却器は冷却フィンを備えていることを特徴とする請求項1又は2記載のバッテリ式産業車両。
【請求項4】
前記ポンプ、前記ポンプモータおよび前記送風機は、前記サイドフレームに溶接により固定されていることを特徴とする請求項1又は2記載のバッテリ式産業車両。
【請求項5】
前記サイドフレームは、
前記外表面を構成する外板部材と、
前記外板部材と対向し、前記内部空間を形成する内板部材と、
前記外板部材と前記内板部材の底部を覆う底板部材と、
前記外板部材と前記内板部材の上部を覆う天板部材と、を有し、
前記サイドフレームの内部に形成される空間は、前記外板部材と、前記内板部材と、前記底板部材と、前記天板部材と、により形成され、
前記熱交換器は、前記熱交換器の前記内板部材との接触面積が可及的に増大するように、前記内板部材に固定されていることを特徴とする請求項1又は2記載のバッテリ式産業車両。
【請求項6】
前記ポンプモータは、回転軸を備え、
前記送風機は、前記回転軸の回転の伝達を受けることにより作動することを特徴とする請求項1又は2記載のバッテリ式産業車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、バッテリ式産業車両に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
バッテリ式産業車両の従来技術として、例えば、特許文献1に開示されたバッテリ式フォークリフトが知られている。特許文献1に開示されたバッテリ式フォークリフトは、車両本体と、この車両本体の前部に設けられたマストと、このマストに昇降可能に設けられ、荷物の上げ下ろしを行うフォークと、マストに設けられ、フォークの昇降をなすリフトシリンダと、を備えている。車両本体には、複数のバッテリが収納されるバッテリケースが設けられている。
【0003】
この種のバッテリ式フォークリフトは、通常、車体の側部を構成する左右一対のサイドフレームを備えている。左右一対のサイドフレームは、主に意匠的効果の目的から板金の折り曲げ加工により形成されていることが多い。因みに、エンジン式フォークリフトでは、車体の側部を構成するサイドフレームは、タンクを有しているため、溶接により形成されており、エンジン式フォークリフトのサイドフレームの板厚はバッテリ式フォークリフトのサイドフレームの板厚と比較して厚い。したがって、エンジン式フォークリフトのサイドフレームは、バッテリ式フォークリフトのサイドフレームと比べて剛性が高い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-238084号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、近年、バッテリ式フォークリフトのパワー向上のため、走行用の電動モータおよび荷役用の電動モータの高出力化や、動力伝達系およびオイルポンプの高性能化が要請されている。このため、サイドフレームの剛性をエンジン式フォークリフトのサイドフレームと同等程度に向上させる必要がある。また、走行用の電動モータの高出力化を図る場合、走行用の電動モータ等を水冷式の冷却装置により冷却することが考えられる。水冷式の冷却装置を用いる場合、冷却装置を収容するスペースが必要となる。
【0006】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、熱交換対象機器における熱交換のための熱交換機器をサイドフレームにおける限られた空間に効率的に収容することが可能なバッテリ式産業車両の提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明は、車体の側部に設けられ、かつ前記車体の一部を構成し、前記車体の外側に位置する外表面と、前記車体の内側に位置する内部空間が形成されたサイドフレームと、前記車体に搭載され、液媒体による熱交換の対象となる熱交換対象機器と、液媒体の熱交換を行う熱交換器と、液媒体を貯留する貯留タンクと、前記熱交換対象機器、前記熱交換器および前記貯留タンクとの間で液媒体の一方向への循環を可能とする配管路と、液媒体を圧送するポンプと、前記ポンプを駆動するポンプモータと、前記熱交換器へ向けて送風する送風機と、を有するバッテリ式産業車両において、前記サイドフレームの内部に形成される空間に、前記熱交換器、前記貯留タンク、前記ポンプ、前記ポンプモータおよび前記送風機が収容されていることを特徴とする。
【0008】
本発明では、サイドフレームの内部に形成される空間に、熱交換器、貯留タンク、ポンプ、ポンプモータおよび送風機が収容されているので、熱交換機器をサイドフレームにおける限られた空間に効率的に収容することが可能である。
【0009】
また、上記のバッテリ式産業車両において、前記貯留タンクは、前記サイドフレームに溶接により固定されている構成としてもよい。
この場合、貯留タンクがサイドフレームに溶接されていることで、サイドフレームの剛性を向上させることができる。
【0010】
また、上記のバッテリ式産業車両において、前記熱交換対象機器は、冷却の対象となる冷却対象機器であり、前記熱交換器は、前記サイドフレームの一部を構成するように溶接により形成される冷却器であり、前記冷却器は冷却フィンを備えている構成としてもよい。
この場合、熱交換対象機器は、冷却の対象となる冷却対象機器であり、熱交換器はサイドフレームを構成するように形成される冷却器であることから、サイドフレームが冷却器としての機能を果たすことができる。また、冷却器にフィンが備えられることで冷却器における液媒体に対する効率的な冷却を実現できる。
(【0011】以降は省略されています)

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