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公開番号2024128293
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-24
出願番号2023037203
出願日2023-03-10
発明の名称光通信システム及び光給電方法
出願人日本電信電話株式会社,国立大学法人三重大学
代理人個人,個人
主分類H04B 10/03 20130101AFI20240913BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ネットワークに断線が生じても当該ネットワークに設置されたノードを動作させることが可能な光通信システム及び光給電方法を提供する。
【解決手段】リング型のネットワーク11における光通信システム10は、ネットワーク11における第1方路14Aへの第1レーザ光15Aの出力と、ネットワーク11における第2方路14Bへの第2レーザ光15Bの出力とを切り替え可能に実行する親ノード12と、第1レーザ光15Aまたは第2レーザ光15Bからの光給電によって動作する複数の子ノード13とを備え、第1レーザ光15Aと第2レーザ光15Bの波長は互いに異なり、親ノード12から各子ノード13に向かう第1レーザ光15Aと第2レーザ光15Bの進行方向は互いに異なる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
リング型のネットワークにおける光通信システムであって、
前記ネットワークにおける第1方路への第1レーザ光の出力と、前記ネットワークにおける第2方路への第2レーザ光の出力とを切り替え可能に実行する親ノードと、
前記第1レーザ光または前記第2レーザ光からの光給電によって動作する複数の子ノードと
を備え、
前記第1レーザ光と前記第2レーザ光の波長は互いに異なり、
前記親ノードから各前記子ノードに向かう前記第1レーザ光と前記第2レーザ光の進行方向は互いに異なる
光通信システム。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
請求項1に記載の光通信システムであって、
前記ネットワークにおける第3方路に出力する試験光を用いて前記ネットワークの断線を検出する光試験器を更に備え、
前記光試験器が前記ネットワークの断線を検出したとき、前記親ノードは前記第1レーザ光と前記第2レーザ光のうちの一方から他方に出力を切り替える
光通信システム。
【請求項3】
請求項1に記載の光通信システムであって、
前記ネットワークにおける第3方路に出力する試験光を用いて前記ネットワークの断線を検出する光試験器を更に備え、
前記光試験器が前記ネットワークの断線を検出したとき、前記親ノードは前記第1レーザ光と前記第2レーザ光を出力する
光通信システム。
【請求項4】
請求項2に記載の光通信システムであって、
前記親ノードは前記第3方路に第3レーザ光を出力し、
各前記子ノードは前記第3レーザ光からの光給電によって得られた電力を蓄電する
光通信システム。
【請求項5】
請求項3に記載の光通信システムであって、
前記親ノードは前記第3方路に第3レーザ光を出力し、
各前記子ノードは前記第3レーザ光からの光給電によって得られた電力を蓄電する
光通信システム。
【請求項6】
請求項1~5のうちの何れか一項に記載の光通信システムであって、
各前記子ノードは、前記親ノードとの通信によって得られた制御信号に基づき、各前記子ノードに接続した外部装置を制御する
光通信システム。
【請求項7】
リング型のネットワークにおける光給電方法であって、
前記ネットワークの第1方路を介した親ノードから複数の子ノードへの第1レーザ光の出力と、前記ネットワークの第2方路を介した前記親ノードから各前記子ノードへの第2レーザ光の出力とを切り替え可能に実行し、
各前記子ノードにおいて、前記第1レーザ光又は第2レーザ光を電力に変換し、
前記第1レーザ光と前記第2レーザ光の波長は互いに異なり、
前記親ノードから各前記子ノードに向かう前記第1レーザ光と前記第2レーザ光の進行方向は互いに異なる
光給電方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、光通信システム及び光給電方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
光ファイバネットワークの利用環境の変化に応えるため、光ファイバの方路変更や増設等の工事が一定の頻度で行われている。この工事は現地に赴いた工事作業者が行っていたが、近年、このような工事を遠隔操作で遂行する技術が提案されている(非特許文献1及び非特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
R. Helkey et.al., “Remotely powered optical switch for remote subscriber aggregation and OTDR measurement in PON”, 33rd European Conference and Exhibition of Optical Communication (2007)
川野友裕、真鍋哲也、黒田晃弘、中江和英、渡辺汎、片山和典、“遠隔光路切替ノードの直列接続方式に関する一検討”、電子情報通信学会総合大会2022、B-13-28
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
非特許文献1及び2に記載のネットワークは、制御装置と、1又は複数のノードとを備えている。制御装置と複数のノードは、1本の光ファイバによって構成された方路を介して接続されている。即ち、制御装置、複数のノード、及びこれらを接続する方路はバス型ネットワークを構築している。制御装置は、バス型ネットワークを介して各ノードへ光給電すると共に、各ノードとの光通信を行う。これにより各ノードの動作が制御される。
【0005】
1本の光ファイバで構築されたバス型ネットワークにおいて当該光ファイバが断線した場合、当該ネットワークに設置されたノードは制御信号などを伝達する光通信が不可能となる。その結果、ノードは与えられた機能を発揮できなくなる。また、光通信がノードへの光給電を伴っている場合は、当該ノードの電力が失われてしまう。
【0006】
本開示は上述の事情を鑑みて成されたものであり、ネットワークに断線が生じても当該ネットワークに設置されたノードを動作させることが可能な光通信システム及び光給電方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る光通信システムは、リング型のネットワークにおける第1方路への第1レーザ光の出力と、前記ネットワークにおける第2方路への第2レーザ光の出力とを切り替え可能に実行する親ノードと、前記第1レーザ光または前記第2レーザ光からの光給電によって動作する複数の子ノードとを備え、前記第1レーザ光と前記第2レーザ光の波長は互いに異なり、前記親ノードから各前記子ノードに向かう前記第1レーザ光と前記第2レーザ光の進行方向は互いに異なる。
【0008】
本開示の一態様に係る光給電方法は、リング型のネットワークにおいて、前記ネットワークの第1方路を介した親ノードから複数の子ノードへの第1レーザ光の出力と、前記ネットワークの第2方路を介した前記親ノードから各前記子ノードへの第2レーザ光の出力とを切り替え可能に実行し、各前記子ノードにおいて、前記第1レーザ光又は第2レーザ光を電力に変換し、前記第1レーザ光と前記第2レーザ光の波長は互いに異なり、前記親ノードから各前記子ノードに向かう前記第1レーザ光と前記第2レーザ光の進行方向は互いに異なる。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、ネットワークに断線が生じても当該ネットワークに設置されたノードを動作させることが可能な光通信システム及び光給電方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本開示の実施形態に係る光通信システムの概略図である。
図2Aは、光通信システムの動作の一例を説明するための図である。
図2Bは、光通信システムの動作の一例を説明するための図である。
図3は、親ノード及び子ノードの具体的な構成の第1例を示す図である。
図4は、親ノード及び子ノードの具体的な構成の第2例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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