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公開番号2024127815
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2024031017
出願日2024-03-01
発明の名称偏光板及びこれを含む光学表示装置
出願人三星エスディアイ株式会社,SAMSUNG SDI Co., LTD.
代理人弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
主分類G02B 5/30 20060101AFI20240912BHJP(光学)
要約【課題】著しく低い含有量で金属陽イオンを含みながら、高温での信頼性に優れた偏光子を備える偏光板を提供する。
【解決手段】偏光子、及び前記偏光子の少なくとも一面に積層された保護層を備えており、前記偏光子は、二色性物質を含有するポリビニルアルコール系フィルムで構成され、前記偏光子は、亜鉛陽イオン及びナトリウム陽イオンを含み、前記偏光子は、前記亜鉛陽イオンに対する前記ナトリウム陽イオンの比率が0.1乃至0.96で、前記亜鉛陽イオンと前記ナトリウム陽イオンとの総和は500ppm乃至1500ppmである偏光板を構成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
偏光子、及び前記偏光子の少なくとも一面に積層された保護層を備えており、
前記偏光子は、二色性物質を含有するポリビニルアルコール系フィルムで構成され、
前記偏光子は、亜鉛陽イオン及びナトリウム陽イオンを含み、
前記偏光子は、前記亜鉛陽イオンに対する前記ナトリウム陽イオンの比率が0.1乃至0.96で、前記亜鉛陽イオンと前記ナトリウム陽イオンとの総和は500ppm乃至1500ppmである、偏光板。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記偏光子中には、前記ナトリウム陽イオンが100ppm乃至1000ppmであり、前記亜鉛陽イオンが200ppm以上1500ppm未満である、請求項1に記載の偏光板。
【請求項3】
前記ナトリウム陽イオンおよび前記亜鉛陽イオンの合計量は、前記偏光子に含有された全金属陽イオンの合計含有量(ppmベース)に対して8%以上である、請求項1に記載の偏光板。
【請求項4】
前記ナトリウム陽イオンは、硫酸ナトリウム(Na

SO

)から由来し、前記亜鉛陽イオンは、硫酸亜鉛(ZnSO

)から由来するものである、請求項1に記載の偏光板。
【請求項5】
前記偏光子は、カリウム陽イオンをさらに含むものである、請求項1に記載の偏光板。
【請求項6】
前記カリウム陽イオンに対する前記ナトリウム陽イオンの比率は、0.02乃至0.15である、請求項5に記載の偏光板。
【請求項7】
前記カリウム陽イオンと前記ナトリウム陽イオンとの総和は、3000ppm乃至10000ppmである、請求項5に記載の偏光板。
【請求項8】
カリウム陽イオンに対する前記ナトリウム陽イオンと前記亜鉛陽イオンとの総和の比率は、0.1乃至0.2である、請求項5に記載の偏光板。
【請求項9】
前記ナトリウム陽イオン、前記亜鉛陽イオン及び前記カリウム陽イオンの合計量は、前記偏光子に含有された全金属陽イオンの合計含有量(ppmベース)に対して90%以上である、請求項5に記載の偏光板。
【請求項10】
前記偏光子は、ホウ素陽イオンをさらに含むものである、請求項5に記載の偏光板。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、偏光板及びこれを含む光学表示装置に関する。
続きを表示(約 830 文字)【背景技術】
【0002】
偏光板は、通常、発光表示装置又は液晶表示装置で使用される。偏光板は、偏光子を必須的に備えており、偏光子は偏光機能を提供する。偏光機能は、ヨード系又は二色性染料などを含む二色性物質によって実現され得る。
【0003】
偏光板は、一般に、高温で長期間放置した後の高い信頼性が要求される。特に、偏光板は、高温で長期間放置した後、色相値as、色相値bs、偏光度及び光透過の全ての変化量が低くなる必要がある。
【0004】
本発明の背景技術は、韓国公開特許第2020-0115071号などに開示されている。これによると、偏光板の赤化を解消するためには、耐赤化層などの色相変化抑制層を偏光子に積層する方法が考慮され得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
韓国公開特許第2020-0115071号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、著しく低い含有量で金属陽イオンを含みながら、高温での信頼性に優れた偏光子を備える偏光板を提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、高温で放置した後、色相値as、色相値bs、偏光度及び光透過の全ての変化量が低く、黄変の発生がないため高温での信頼性に優れた偏光板を提供することにある。
【0008】
本発明の更に他の目的は、亜鉛及びナトリウムのうち1種以上の析出がない偏光板を提供することにある。
【0009】
本発明の更に他の目的は、通常の偏光子用保護フィルムのみを備えた場合にも、高温での信頼性に優れた偏光板を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
一実施形態によると、偏光板が提供される。
(【0011】以降は省略されています)

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