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公開番号2024127060
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023035919
出願日2023-03-08
発明の名称光学系、およびそれを有する撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 13/00 20060101AFI20240912BHJP(光学)
要約【課題】フォーカスレンズ群の軽量化とフォーカシング時の収差変動の抑制を両立させる光学系を提供する。
【解決手段】光学系は、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群B1、正の屈折力の第2レンズ群B2、第3レンズ群B3、正の屈折力の第4レンズ群B4、負の屈折力の第5レンズ群B5を有する。無限遠距離から至近距離へのフォーカシングに際して、第2レンズ群および第4レンズ群は、物体側に移動する。第2レンズ群または第4レンズ群の少なくとも一方は、2枚以上のレンズから構成される。第1レンズ群は、2枚以上の負レンズを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群、負の屈折力の第5レンズ群を有し、無限遠距離から至近距離へのフォーカシングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化する光学系であって、
無限遠距離から至近距離へのフォーカシングに際して、前記第2レンズ群および前記第4レンズ群は、物体側に移動し、
前記第2レンズ群または前記第4レンズ群の少なくとも一方は、2枚以上のレンズから構成され、
前記第1レンズ群は、2枚以上の負レンズを含むことを特徴とする光学系。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
無限遠距離から至近距離へのフォーカシングに際して、前記第1レンズ群、前記第3レンズ群、および前記第5レンズ群は、像面に対して固定であることを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項3】
前記第2レンズ群と前記第4レンズ群との間に開口絞りが配置されていることを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項4】
無限遠合焦点時の前記光学系の焦点距離をf、前記第2レンズ群の焦点距離をf2、前記第4レンズ群の焦点距離をf4とするとき、
0.30<f4/f<4.80
0.70<f2/f<26.80
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項5】
前記第2レンズ群の焦点距離をf2、前記第4レンズ群の焦点距離をf4とするとき、
0.05<f4/f2<1.50
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項6】
無限遠合焦時における前記第1レンズ群の物体側のレンズ面から最も像側に配置されたレンズ群の像側のレンズ面までの光軸上の距離をDT、無限遠合焦時における前記第1レンズ群の像側のレンズ面から前記第2レンズ群の物体側のレンズ面までの光軸上の距離をD12とするとき、
0.008<D12/DT<0.210
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項7】
無限遠合焦時における前記第1レンズ群の物体側のレンズ面から最も像側に配置されたレンズ群の像側のレンズ面までの光軸上の距離をDT、無限遠合焦時における前記第3レンズ群の像側のレンズ面から前記第4レンズ群の物体側のレンズ面までの光軸上の距離をD34とするとき、
0.020<D34/DT<0.530
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項8】
無限遠合焦時の前記光学系の光学全長をTTL、前記第2レンズ群の光軸上の厚さをT2とするとき、
0.004<T2/TTL<0.120
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項9】
無限遠合焦時の前記光学系の光学全長をTTL、前記第4レンズ群の光軸上の厚さをT4とするとき、
0.040<T4/TTL<0.590
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項10】
無限遠合焦点時の前記光学系の焦点距離をf、前記第5レンズ群の焦点距離をf5とするとき、
-25.80<f5/f<-0.90
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学系に関し、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、放送用カメラ、銀塩フィルム用カメラ、監視用カメラ等の撮像装置に用いられる撮像光学系として好適なものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、CCDやCMOSセンサ等の固体撮像素子を用いた撮像装置において、大口径広角レンズの小型化と高性能化が望まれている。
【0003】
特許文献1には、良好な光学性能を維持しつつフォーカシングを行える大口径広角レンズが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-200845号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の広角レンズでは、フォーカスレンズ群に多くのレンズが含まれる。このため、フォーカシング時の収差変動は良好に抑制できるが、フォーカスレンズ群が重くフォーカスレンズ群の高速駆動に不向きであり、静穏性が低いという課題がある。
【0006】
本発明は、フォーカスレンズ群の軽量化とフォーカシング時の収差変動の抑制を両立させる光学系を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面としての光学系は、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群、負の屈折力の第5レンズ群を有し、無限遠距離から至近距離へのフォーカシングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化する光学系であって、無限遠距離から至近距離へのフォーカシングに際して、前記第2レンズ群および前記第4レンズ群は、物体側に移動し、前記第2レンズ群または前記第4レンズ群の少なくとも一方は、2枚以上のレンズから構成され、前記第1レンズ群は、2枚以上の負レンズを含むことを特徴とする。
【0008】
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施形態において説明される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、フォーカスレンズ群の軽量化とフォーカシング時の収差変動の抑制を両立させる光学系を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1に係る光学系の無限遠合焦時のレンズ断面図である。
実施例1に係る光学系の無限遠合焦時の縦収差図である。
実施例1に係る光学系の至近距離合焦時の縦収差図である。
実施例2に係る光学系の無限遠合焦時のレンズ断面図である。
実施例2に係る光学系の無限遠合焦時の縦収差図である。
実施例2に係る光学系の至近距離合焦時の縦収差図である。
実施例3に係る光学系の無限遠合焦時のレンズ断面図である。
実施例3に係る光学系の無限遠合焦時の縦収差図である。
実施例3に係る光学系の至近距離合焦時の縦収差図である。
実施例4に係る光学系の無限遠合焦時のレンズ断面図である。
実施例4に係る光学系の無限遠合焦時の縦収差図である。
実施例4に係る光学系の至近距離合焦時の縦収差図である。
撮像装置の概略図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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