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公開番号
2024127619
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-20
出願番号
2023036894
出願日
2023-03-09
発明の名称
屋根構造及び屋根パネルの設置方法
出願人
日本製鉄株式会社
,
株式会社ハウスギア
,
株式会社マツザワ瓦店
代理人
アクシス国際弁理士法人
主分類
E04B
7/20 20060101AFI20240912BHJP(建築物)
要約
【課題】クレーンを用いた屋根パネルの誘導を簡略化でき、屋根パネルの設置時間を短くできる屋根構造及び屋根パネルの設置方法を提供する。
【解決手段】本発明による屋根構造は、軒棟方向ERに延在されるように横架材1に架けられた縦材2と、軒棟方向ERに延在されるように縦材2上に設置されたガイド部材3と、ガイド部材3に側面4aが沿うように縦材2上に設置された屋根パネル4と、を備え、ガイド部材3は、少なくとも1つの切り欠き30を有しており、屋根パネル4は、側面4aから突出可能であるか若しくは突出されている少なくとも1つの被ガイド部40を所定位置に有することができるように構成されているか、又は被ガイド部40を所定位置に有しており、軒棟方向ERに被ガイド部40の位置が切り欠き30に合うように縦材2上に設置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
軒棟方向に延在されるように横架材に架けられた縦材と、
前記軒棟方向に延在されるように前記縦材上に設置されたガイド部材と、
前記ガイド部材に側面が沿うように前記縦材上に設置された屋根パネルと、
を備え、
前記ガイド部材は、少なくとも1つの切り欠きを有しており、
前記屋根パネルは、前記側面から突出可能であるか若しくは突出されている少なくとも1つの被ガイド部を所定位置に有することができるように構成されているか、又は前記被ガイド部を所定位置に有しており、前記軒棟方向に前記被ガイド部の位置が前記切り欠きに合うように前記縦材上に設置されている、
屋根構造。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記切り欠きは、上部から下部に向かうにつれて開口幅が狭まる形状を有している、
請求項1に記載の屋根構造。
【請求項3】
前記切り欠きは、第1側縁と、前記第1側縁の棟側に配置されるとともに前記第1側縁の延在方向に対して傾斜して延在された第2側縁とによって少なくとも部分的に区画されており、前記第1側縁は前記ガイド部材の高さ方向又は鉛直方向に延在されている、
請求項2に記載の屋根構造。
【請求項4】
前記ガイド部材には、複数の前記切り欠きが設けられており、
前記複数の切り欠きはそれぞれ、第1側縁と、前記第1側縁の棟側に配置されるとともに前記第1側縁の延在方向に対して傾斜して延在された第2側縁とによって少なくとも部分的に区画されており、
前記複数の切り欠きには、第1切り欠きと、第1切り欠きよりも棟側に配置された第2切り欠きとが含まれており、
前記第1切り欠きと、前記第2切り欠きとでは、前記ガイド部材の上縁と前記第1側縁との間の角度が異なり、
前記第2切り欠きでは、前記ガイド部材の上縁と前記第1側縁との間の角度が90°超である、
請求項2に記載の屋根構造。
【請求項5】
前記ガイド部材は、前記ガイド部材の幅方向に延在するアーム部と、前記ガイド部材の高さ方向に前記アーム部から突出された突部とを有しており、
前記切り欠きは、前記突部に設けられている、
請求項1から4までのいずれか1項に記載の屋根構造。
【請求項6】
前記アーム部は、内端間が隣接された第1及び第2アームを含んでおり、
前記突部は、前記第1アームから突出された第1側壁と、前記第2アームから突出された第2側壁とを有し、前記第1及び第2側壁の上端間が互いに接続され、
前記第1側壁及び第2側壁は、前記第1アーム及び前記第2アームに対して垂直に延在されている、
請求項5に記載の屋根構造。
【請求項7】
前記アーム部は、内端間が離間された第1及び第2アームを含んでおり、
前記突部は、前記第1アームから突出された第1側壁と、前記第2アームから突出された第2側壁とを有し、前記第1及び第2側壁の上端間が互いに接続され、
前記第1側壁及び第2側壁は、前記第1アーム及び前記第2アームに垂直な方向に対して傾斜して延在されている、
請求項5に記載の屋根構造。
【請求項8】
前記アーム部は、内端間が離間された第1及び第2アームを含んでおり、
前記突部は、前記第1アームから突出された第1側壁と、前記第2アームから突出された第2側壁と、前記第1及び第2側壁の上端間を接続する天板とを有している、
請求項5に記載の屋根構造。
【請求項9】
前記切り欠きは、前記第1及び第2側壁の両方と前記天板とにまたがって形成されているか、又は前記第1及び第2側壁のいずれか一方と前記天板とにまたがって形成されている、
請求項8に記載の屋根構造。
【請求項10】
前記屋根パネルは、幅方向に互いに離間して配置された複数の枠材と、前記枠材の上に配置された野地板と、前記野地板の上に配置された屋根材とを含み、
前記被ガイド部は、前記屋根パネルの幅方向に係る両側端に配置された前記枠材に設けることができるか又は設けられている、
請求項1から4までのいずれか1項に記載の屋根構造。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、屋根パネルを備えた屋根構造及び屋根パネルの設置方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来用いられていたこの種の屋根構造としては、例えば下記の特許文献1,2に示されている構成を挙げることができる。
【0003】
特許文献1には、複数の屋根パネルを建物の上部に設置する構成が示されている。具体的には、建物の上部に支持構造(屋切りパネル、束及びブラケット等)を設置した後に、支持構造の上に第1屋根面の屋根パネルを取り付けることが記載されている。第1屋根面の屋根パネルにはプレート部材が取り付けられており、そのプレート部材を利用して第1屋根面の屋根パネルに第2屋根面の屋根パネルが接合される。
【0004】
特許文献2には、屋根パネル等の建築用パネル間の接合方法が示されている。具体的には、2枚の建築用パネルの各対向端面に接合金物をそれぞれ配設しておき、1つの建築用パネルを所定位置に設置した後に、その建築用パネルに、接合金物を利用して他の建築用パネルを接合することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平7-180253号公報
特開平8-333833号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一般に、屋根パネルを所定の位置に設置する場合、建物の上部にクレーンで吊られてくる屋根パネルを誘導して支持構造に設置する。その際、屋根パネルは、その軒側の端部が軒桁から水平方向に所定量(例えば455~910mm)だけ突出するように設置される。最初の屋根パネルを設置した後、軒側の端部を揃えながら他の屋根パネルを順次設置する。軒側の端部を揃えることを、軒の出を揃えるとも言う。職人が屋根パネルを誘導しながら設置しても、屋根パネルの端部の位置に数mm程度、場合によっては数cm程度の誤差が生じる。この誤差は、外観を損なう等の不備が生じる。この誤差を解消するためには、クレーンで吊った屋根パネルの位置を数mm程度ずつずらす必要があり、屋根パネルの設置時間が長くなる要因となる。
【0007】
特許文献1には上述のような構成が示されているが、軒の出を揃えるためには、やはり職人によるクレーンを用いての屋根パネルの誘導が必要となり、屋根パネルの設置時間が長くなっている。また、特許文献2のような接合金物を用いても、少なくとも最初の屋根パネル(建築用パネル)の位置決めには、やはり職人によるクレーンを用いての屋根パネルの誘導が必要となり、屋根パネルの設置時間を短くする余地がある。
【0008】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的の一つは、クレーンを用いた屋根パネルの誘導を簡略化でき、屋根パネルの設置時間を短くできる屋根構造及び屋根パネルの設置方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、一実施形態において、軒棟方向に延在されるように横架材に架けられた縦材と、軒棟方向に延在されるように縦材上に設置されたガイド部材と、ガイド部材に側面が沿うように縦材上に設置された屋根パネルと、を備え、ガイド部材は、少なくとも1つの切り欠きを有しており、屋根パネルは、側面から突出可能であるか若しくは突出されている少なくとも1つの被ガイド部を所定位置に有することができるように構成されているか、又は被ガイド部を所定位置に有しており、軒棟方向に被ガイド部の位置が切り欠きに合うように縦材上に設置されている、屋根構造に関する。
【0010】
本発明は、一実施形態において、軒棟方向に延在されるように横架材に架けられた縦材上に屋根パネルを設置するための屋根パネルの設置方法であって、軒棟方向に延在されるように縦材上にガイド部材を設置する工程と、ガイド部材に側面が沿うように縦材上に屋根パネルを設置する工程と、を含み、ガイド部材には、少なくとも1つの切り欠きが設けられており、屋根パネルは、側面から突出可能であるか若しくは突出されている少なくとも1つの被ガイド部を所定位置に有することができるように構成されているか、又は被ガイド部を所定位置に有しており、屋根パネルを設置する工程において、軒棟方向に被ガイド部の位置が切り欠きに合うように屋根パネルを設置する、屋根パネルの設置方法に関する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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